オールオン4
当院の
オールオン4(All on 4)とは
オールオン4とはポルトガルの歯科医師パウロ・マロ先生によって考案された画期的なインプラント治療法です。
インプラント治療は本来時間のかかる治療で、骨とインプラントが結合するのを3〜6ヶ月ほど待たなければならなかったり、骨が不足している場合はまず骨を増やす治療を行なって、それからインプラントを埋め込むため、さらに1年以上の期間が必要になったりしていました。
オールオン4では、インプラントを埋め込んだその日に人工歯(仮歯)を固定することが可能で、1日で劇的に生活が改善されます。見た目だけではなく、オールオン4治療の当日から固定性の歯を使って美味しく食事をすることができます。
骨が少ない場合でも、比較的骨が減りにくい部分の骨を使ってオールオン4を入れていくため、骨増生をするための時間と費用、手術の回数を減らすことができます。
また奥歯のインプラントをあえて傾けて入れることにより、噛む力を支えるために使用するインプラントの本数を最小限にしていることも大きな特徴です。
世界中でこれまで25万人以上の患者様がオールオン4の治療を受けて、残存率98%との優れた実績のある素晴らしい治療法であると言えます。
オールオン4がおすすめの方
- 多くの歯を失って、残っている歯が少ない方
- 歯周病でほとんどの歯がグラグラしていてうまく噛めない方
- 総入れ歯を使っているけどしっかりと噛めない方
- あごの骨がやせてしまっている方
- 早く歯を入れたい方
- 通常のインプラントでは本数が多く費用や治療期間が心配な方
オールオン4治療の
メリット・デメリット
オールオン4治療のメリット
- しっかりとよく噛めるオールオン4(オールオンフォー)は、インプラント(人工歯根)を顎の骨にしっかりと固定しますので、入れ歯やブリッジと比べて非常に安定性の高い治療法です。
入れ歯ではよく噛めなかった食べ物も、オールオン4であれば天然の歯に近い感覚で、おいしく食事を楽しむことができるようになります。 - 自然で美しい見た目にオールオン4(オールオンフォー)は、人工歯の種類にもよりますが、セラミックの歯を使った場合は天然歯ともほとんど見分けがつかないほど審美性に優れた歯を手に入れることができます。
歯の色や形、歯並びや噛み合わせも一人一人の患者様に合わせて作成するので、違和感のない自然で美しい口元に仕上げることができます。人前で口元を気にせず思いっきり笑い、発音もはっきりと会話ができるようになります。 - 着脱管理の必要がないオールオン4(オールオンフォー)は、入れ歯とは異なり固定式のため取り外す必要がありません。外出や旅行なども気軽に楽しむことができます。
また、オールオン4は歯茎の隙間がない設計になっているので、食べ物が間にはさまって痛むといったトラブルもなく、違和感の少ない快適なつけ心地が期待できます。 - 顎の骨の吸収を制御できる歯を支える骨(歯槽骨)は上下の歯が噛み合うことで刺激を受け、健康な状態を保っています。しかし歯を失った状態が続くと、その刺激が無くなることで骨が吸収されてしまい、骨量が減ることがあります。
一般的な入れ歯では骨の吸収を防ぐことは難しいとされていますが、オールオン4は刺激が伝わりやすいため、骨吸収を抑える効果が期待できます。顎の骨の変形も少なく若々しいイメージを保ちやすくなります。
オールオン4治療のデメリット
- 少数の残っている歯の抜歯が必要オールオン4は、全部の歯を失っている総入れ歯の方や歯周病などで全ての歯を抜かなければならない方の治療方法です。
少数のしっかりした歯が残っている場合でも、オールオン4をするためにはほとんどの歯を抜かなければならないことになります。 - 治療できる医療機関が限られるオールオン4は、通常のインプラント治療よりも高度な技術を求められます。オールオン4の治療経験が豊富であること、設備がしっかりと整っていることなどの条件が必要となります。
治療にあたる歯科医師のみならず、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手がオールオン4の治療をよく理解し、経験を積んできていることが重要です。 - 健康保険適応外であるオールオン4を含めインプラント治療は、健康保険適応外の自由診療です。保険適応の総入れ歯による治療に比べて費用がかかります。
オールオン4は基本的にはすべて医療費控除の対象となります。 - 定期的なメンテナンスとセルフケアが必要自分の天然の歯やインプラントと同様に、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスに通う必要があります。
インプラントの歯は、虫歯にはなりませんが、歯周病と似た病気(インプラント周囲炎)にはなる可能性があります。
オールオン4も同様に、治療が終わった後のメンテナンスが非常に重要になることをご理解ください。
骨が足りない?
もう心配無用!
ザイゴマインプラント
とは?
ザイゴマインプラントとは
ザイゴマインプラントとは、極端に上顎の骨が不足している方や通常のインプラント手術が困難な場合に使用される特別なインプラント治療法です。
この治療法では、ザイゴマ(頬骨)にインプラントを埋め込むことで、通常のインプラント治療と比べて治療期間が短く、手術当日に仮歯を装着することができるというメリットがあります。
従来のインプラントとの違い
従来のインプラント治療では、上顎の骨が十分にない患者に対しては骨造成やサイナスリフトが必要となることが多く、これには数ヶ月から1年以上の治療期間が必要です。しかし、ザイゴマインプラントの場合、骨造成やサイナスリフトを必要とせず、頬骨(ザイゴマ)に直接インプラントを埋め込むため、治療期間が大幅に短縮されます。
また、ザイゴマインプラント手術は高度な技術を要し、実施できる歯科医院が限られている点も大きな違いです。
ザイゴマインプラントの
適応症例
上顎の骨が薄くなっている場合
上顎の骨が薄くなっている場合、通常のインプラント手術では骨の厚みが不足しているために安定した固定が難しくなります。このようなケースでは、骨造成やサイナスリフトといった追加の手術が必要とされることが多いです。
しかし、ザイゴマインプラントを選択することで、頬骨(ザイゴマ)を利用するため、骨の厚みが不足している場合でも安定したインプラントが可能となります。 ザイゴマインプラント手術はこのような難易度の高い症例においても効果的です。
骨造成が必要なケース
従来のインプラント手術では、骨の厚みが不足している場合に骨造成やサイナスリフトが必要とされることが一般的です。これに対し、ザイゴマインプラントは頬骨にインプラントを固定するため、骨造成が必要ありません。そのため、治療期間が大幅に短縮され、手術当日に仮歯を装着することが可能です。
この短期間での治療が可能な点は、大きなメリットと言えます。ただし、高度な技術を要するため、ザイゴマインプラント手術を行っている歯科医院は限られています。
手術の流れと治療期間について
- ザイゴマインプラントの手術は、一般的なインプラント手術とは異なり、頬骨(ザイゴマ)にインプラントを埋め込むという特殊な方法を用います。
まず、詳細な検査や診断を経て、患者さんの上顎の骨がザイゴマインプラントに適しているかどうかを確認します。 - 次に、手術の当日には以下のステップが行われます。まず、適応部位を局所麻酔または全身麻酔で麻痺させた後、歯科医師が慎重にインプラントを頬骨に埋め込みます。
- 最後に、インプラントが完了したら仮歯を装着します。これにより、患者さんは手術当日から食事が可能です。
治療期間について
従来のインプラント治療では、骨造成やサイナスリフトが必要な場合が多く、そのため数ヶ月から1年以上の治療期間が必要となります。しかし、ザイゴマインプラントでは、これらの手術を回避できるため、治療期間が大幅に短縮されます。
手術後の回復期間も速く、手術当日から仮歯を使用できることが大きなメリットです。通常、術後数週間から数ヶ月以内には、美しい仕上がりのブリッジを装着することができます。
ただし、ザイゴマインプラントは高度な技術を必要とするため、行っている歯科医院が限られています。治療を受ける際は、精度の高い技術と豊富な経験を持つ歯科医師を選ぶことが重要です。
ザイゴマインプラントの
メリットとデメリット
メリット
ザイゴマインプラントの最大のメリットは、上顎の骨が薄くなっている場合でも治療が可能なことです。頬骨(ザイゴマ)にインプラントを固定するため、骨造成やサイナスリフトのような複雑な手術が不要です。
従来のインプラント手術よりも治療期間が大幅に短くなり、通常は手術当日に仮歯を装着できることが特長です。
また、治療後の安定性も高く、長期間にわたって快適に使い続けることができます。
デメリット
一方、ザイゴマインプラントにはいくつかのデメリットもあります。まず、手術には高度な技術が必要であるため、この手術を行っている歯科医院が限られています。さらに、手術が高度であるため、コストも高いことが一般的です。
また、手術後の一時的な腫れや痛みが出ることがあります。これらのデメリットを理解した上で、専門医と詳細な相談を行うことが重要です。
治療後のケアと注意点について
術後のケアについて
ザイゴマインプラント手術後のケアは治療の成功に重要な役割を果たします。まず、手術後最初の数日はできるだけ安静に過ごし、無理をせずに体を休めることが大切です。
食事に関しては、手術後しばらくは柔らかい食品を中心に摂取し、刺激物や固い食品は避けるようにしましょう。冷温物を避けることも大切です。
注意事項
ザイゴマインプラント手術後にはいくつかの注意が必要な点があります。
まず、手術部位を極力触らないようにしてください。また、頬骨周辺に軽い腫れや痛みが感じられることがありますが、異常が見られる場合はすぐに医師に相談してください。
さらに、過度な運動や重たい物を持ち上げることは避け、まずは丁寧なケアを心がけてください。インプラントが安定するまでの間、定期的な歯科医院でのチェックとメンテナンスも忘れずに行いましょう。
ザイゴマインプラントに
ついてよくある質問
Q. ザイゴマインプラントとは
何ですか?
A. ザイゴマインプラントは、上顎の骨が足りない場合に頬骨(ザイゴマ)にインプラントを埋める治療法です。
骨造成やサイナスリフトといった従来の方法が不要で、手術当日に仮歯を装着することができます。
Q. ザイゴマインプラントの
メリットは何ですか?
A. ザイゴマインプラントの大きなメリットは、骨造成が不要であることと治療期間が短いことです。また、手術当日に仮歯を装着するため、早期に機能回復を期待できます。
Q. ザイゴマインプラントの
デメリットはありますか?
A. デメリットとしては、手術に高度な技術が必要であり、実施している歯科医院が限られている点です。また、費用が高額になることもあります。
Q. ザイゴマインプラントの
治療期間はどのくらいですか?
A. 通常のインプラント手術では数ヶ月〜1年以上かかるところ、ザイゴマインプラントでは手術当日に仮歯を装着できるため、治療期間が大幅に短縮されます。
Q. ザイゴマインプラントは
どのような状況に
適していますか?
A. 上顎の骨が薄くなっている場合や骨造成が難しいケースに適しています。特に「オールオン」などのインプラント治療が必要な場合に有効です。
ザイゴマインプラントを選ぶべき理由
ザイゴマインプラントは、上顎の骨が薄くなっており、従来のインプラントが不適応である方にとって、最適な治療法です。
通常のインプラント手術では数ヶ月から1年以上かかる骨造成やサイナスリフトが必要とされますが、ザイゴマインプラントではこれらの手術が不要です。治療期間が大幅に短縮され、手術当日に仮歯を装着することが可能となります。
オールオン4の
料金について
患者様の口腔内の状態によって埋入本数や使用するインプラントが変わったり(ザイゴマインプラント等)、上部の補綴装置(被せ物)によって変わります。
詳しくは担当医よりご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
料金 | 2,750,000円〜 |
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※料金は税込の表記となります。
オールオン4の無料相談
当院では、オールオン4の無料相談を行なっております。
少し費用はかかりますがレントゲン撮影を行えばより明確な状態の説明が可能です。
オールオン4の
治療の流れ
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問診・カウンセリング(相談無料)
無料にて初診相談・カウンセリングを承っております。
オールオン4治療が初めての方にも安心して頂けるよう、患者様のお悩みやご要望を丁寧にお伺いし、詳しく説明をさせていただきます。むりに治療を勧めることや、カウンセリングを受けたから治療をしなくてはならないということは一切ございませんので、どうぞ気軽にお問い合わせください
- 精密検査・診査診断お口の中を拝見し、各種必要な検査を行います。レントゲンやCT撮影、噛み合わせや顎の骨などの診査診断を行い、お口の中の現状を正確に把握した上で詳細なプランニング(治療計画の立案)へと進みます。
-
プランニング(治療計画の説明)
上記を踏まえて、患者様に最適な治療をプランニングします。
患者様にとって本当にオールオン4治療が最善の治療法であるかを検討し、患者様それぞれのご希望やご要望を充分に踏まえた解決策をご提案いたします。治療計画のご説明の際には、治療にかかる費用や期間、メリット・デメリット等についても詳細にお伝えします。気になることがありましたら、どんな些細なことでも構いませんので遠慮なくお尋ねください。
また、患者様にご理解とご納得をいただけるまで治療を開始することはありませんので、どうぞご安心ください。
-
治療スタート
オールオン4治療は、インプラント埋入から仮歯のセットまで、通常1日で終えることが可能です。インプラント埋入の施術に際して入院などは必要なく、その日のうちにお帰りいただけます。
患部に歯が残留している場合は必要に応じて抜歯するなど、お口の中の状態に合わせて前処置を行い口腔環境を整えてから施術を行います。
また、施術は麻酔をして行いますので、術中にはほとんど痛みを感じることはありません。
- 仮歯の装着オールオン4の上に仮歯をセットします。当院では通常その日のうちに仮歯を装着することができます。今まで使用していた歯や入れ歯が手術当日まで使え、その夜もしくは翌日には仮歯で食事をとることができるようになります。
- 最終ブリッジの装着オールオン4と顎の骨が結合するための治癒期間(埋入手術から通常、上の歯は約6か月、下の歯は約3ヶ月)をとり、その後最終のブリッジの製作に入ります。型取りから約2ヶ月後に仮歯を最終ブリッジ(強度が高く美しい仕上がりの被せ物)に交換・調整して治療は完了です。ご自身の歯のように自然な見た目に、しっかり噛めるように仕上がります。
オールオン4治療を行う
ための医療機器や設備
歯科用CT撮影装置
当院では全ての医院に最新の3Dのデジタルレントゲン装置を備えているため、とても低被曝で正確な診断が可能です。CTの上でどの位置にオールオン4を入れるのが最適であるかを診断し、その位置通りにオールオン4を埋め込むためにの計画を立案します。オールオン4治療には絶対に欠かせない機器です。
オールオン4オペ室
当院ではオールオン4治療に適したオペ室を完備しています。
衛生的で効率的な手術を行うためにオペ室も重要なポイントです。