こんにちは。
最近職場の近くでバタバタと大きな虫が暴れており、とてもびっくりして物を落としそうになりました。後で調べてみるとオニヤンマだそうでした。オニヤンマってあんなに大きいんですね。2022年夏、世の中にはまだまだ恐ろしいものが沢山あると知った歯科技工士、佐藤れいあです。
先日、某所で母と姉と一緒に茶道をして参りました。
母と姉は茶道経験者ですが、私はおそらく2回目くらいの初心者なので少し緊張しました。
たしか初めての時はまだ小学生で、ただただ正座した足が痺れるのが辛かった思い出しかありませんでしたが、今回は大人になったこともあり日本文化の美を身をもって感じることができました。
亭主側の無駄のない洗練された手付きは、日本文化の侘びそのものでした。
ずっと凝視しても、何も引っかかるものがない。
いつもはせかせかしている私ですが、そこの空間の調和に溶け込むように、まずは所作からゆったりさせることで、心が落ち着いていくのでした。
亭主側が最後「一期一会」についてお話ししてくれました。
この日の天気、茶会に参加した人同士、生花、お菓子、心…
一瞬たりとも同じ時は存在しない。
だからこそこの風情を楽しむ。
とても腑に落ちました。
「寂び」が一つのものから時の流れを感じることなのであれば、その中の一瞬を切り取って大切にすることを「一期一会」と私は感じ取りました。
全てのものは連続しており、ストーリーがある。最初から全てが計画されているわけではないから均一性がないことが自然なのです。
私が未だにデジタルよりもアナログのものに魅せられる理由をここで知ったように思います。
とはいえ歯科に関してはデジタルはもはや切っては切り離せないものなので上手に付き合いつつ、アナログとのバランスを自分なりに探っていこうと思いました。