こんにちは、歯科技工士の宮林です。
降ったり、やんだりと、どんよりした空模様、梅雨のようですが関東地方はまだのようです。
今日は午後から晴れ間がのぞきましたね。良かったです。
雨が降るほどキノコが生え、キノコが生えるほど雨が降る。知られざるキノコの秘密の話です。
ご存知かもしれませんが、キノコは植物ではなく菌類です。
大きさ、色も形もさまざまです。日本だけでも5000種とも1万種ともいわれていて、まだまだわからないのがキノコだそうで、その中で名前がついているのはまだ3000種ほどだそうです。
見た目だけでは区別できないことも多いため、わからないキノコがあるのも当然のことのようです。
どのキノコにもある共通の大事な役割を持っています。
傘の裏のひだを拡大してよく見ると、表面に小さな粒の胞子、キノコが子孫を残すためには欠かせません。この胞子を作って飛ばすのがキノコの役割です。大きさは1ミリの100分の1程です。1つのキノコがつくる胞子は数億個にもなります。
空高くを舞う花粉や砂粒などの塵、これを核として周りに水分が集まることで作られる雨粒、最近の研究でキノコの胞子も雨粒の核として重要な役割を果たしていることがわかってきたそうです。
キノコから放たれ、森を漂う。目に見えない無数の胞子、その中には風に乗り、森の外へと運ばれていくものもあります。はるか上空までとばされた胞子は雨粒の核となるんですね。
つまり、キノコ自ら成長に欠かせない雨を降らせているというわけですね。
「雨が降るほどキノコが生え、キノコが生えるほど雨が降る」こんな雨ならいいですね。