こんにちは、歯科技工士の宮林です。
今週は雨の一週間となりそうです。
我家では洗濯物は部屋干しになるんでしょうか。
また、雨の日は、自宅でテレビを見る機会が多くなりますね。
私も、テレビで映画鑑賞が好きです。
ついついやってしまうのが、寝転んで食べながら観てしまう。行儀が悪いですね。
実は、これがあごによくないんです。今回は、顎関節症の話です。
あごが痛い、口が大きく開かなくて、食べられない。それが顎関節症です。推定患者数1900万人、軽い症状を含めると、2人に1人が経験すると言われています
その原因は様々です。原因に合わせて正しく対処しなければ、痛みが長引いたり慢性化したりしてしまうことがあります。
通常、ものを食べる時以外は、口を閉じていても上と下の歯は2-3mmほど浮いています。また、口を開けて指3本縦に(約4cm)に痛みがなければOKです。
よく物事に集中したり、緊張したりするとかみしめてしまう癖のある方がいます。
普通に、上下の歯は合わせているだけでも、あご周りの筋肉や関節には力がかかっています。
無意識のうちに、このかみしめ状態を長時間続けると、あごの筋肉や関節の痛みを引き起こすことがあります。
このような痛み(咀嚼筋痛障害)はマッサージ、ストレッチを続ければ改善します。
1. 朝、晩2回マッサージと大きく口を開ける
あごのえらの近くのかみしめると動く場所を、円を描くように5分間マッサージ
2. こめかみ近くのかみしめると動く場所を、やはり、円を描くように5分程マッサージ。
3. 上を見ながら、大きく口を開けて(手で口の両側をすぼめながらすれば効果的)5~10回
マッサージで改善しない炎症による顎関節症害は痛みを抑えるための消炎鎮痛薬を処方する場合もあります。
また、寝ている間に、あごに大きな力が加わったことが朝の痛みを引き起こす、歯ぎしりによる痛みがあります。
オーラルアプライアンス療法
顎関節症の治療で一般的に用いられるのは(ナイトガード)スタビライゼーション型と呼ばれるプラスチック性のマウスピースです。夜寝ている間に着けることで、歯ぎしりによる関節や筋肉の負担を軽減する装置です
もしあごに異常を感じましたら、ぜひご来院ください。