こんばんは(*^^*)新秋津・秋津駅前まつばら歯科、歯科助手兼受付のうえはらです。
当院では新患の方、しばらく来院期間が空いてしまった方には予診表を記入していただいています。
その予診表の最後に金属アレルギーに関しての質問があります。
金属を装着できるか、できないかをお聞きしていますが、これはとても大切な質問です。
金属アレルギーかどうか…、
皮膚に関して金属アレルギーかどうかはわかりやすく発見しやすいのですが、歯の金属アレルギーは口の中だけではなく金属の触れていない全身にも症状が出ることがあるのです。
そのため症状の原因が歯科金属アレルギーと分からずに苦しんでいる人も少なくありません。
保険で使われている金属は、高温多湿の口の中では錆びて唾液に溶け出してしまいやすいという欠点があります。その溶け出した金属イオンが体のタンパク質と結びついてアレルギー源となってしまいます。
口の中に入っている金属は何年、何十年と入りっぱなしになるため、溶け出した金属は体に蓄積され、それが過剰になることでアレルギー反応が起こるとされています。
重度の歯周病や口内炎などの炎症状態が続いているお口の中では特に金属がイオン化しやすく、金属アレルギーを起こしやすいと言われています。
口の中・周囲に出る場合は、唾液に溶け出した金属イオンが口の中や周囲にアレルギー反応を起こします。次のような病気があります。
▽口内炎・舌炎
▽口唇炎・口角炎
▽味覚障害
▽アトピー性皮膚炎
▽脱毛症
▽口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)
…など。
上記の症状にに心当たりのある人は歯科金属アレルギーの可能性があります。
どのようにしたらわかるのか、、
「パッチテスト」と呼ばれる検査を行います。これは、皮膚の表面に金属を含んだ試薬を貼り付けて、アレルギーの反応が起こるかどうかを調べるものです。
もともとアレルギー体質の人、例えば花粉症や喘息、食物アレルギーなどがある人、またはアレルギー体質の人が家系にいる場合には金属アレルギーになりやすい傾向があります。ずっと治らない原因不明の皮膚のただれや湿疹などで悩んでいる人はもしかしたら歯科金属アレルギーが原因かもしれません。放置してしまうと全身へも症状が広がってしまいます。
心当たりのある人は一度相談してみることをおすすめします。