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心も整える歯磨き


こんにちは!

医療法人社団愛正会 
新秋津・秋津駅前まつばら歯科
歯科助手兼受付の今村です。

花粉症でまだ手放せない方々も多いながら、マスクを外す生活が戻りつつある昨今、皆さまお口のケアはいかがでしょうか。

毎日の欠かせない歯磨きを始めとする口腔内のケアは現代のみならず、かなり昔より生活における大切なこととしてとらえられていたようです。中には禅宗における修行のひとつとして丁寧で正しい歯磨きが組み込まれていたとのこと。

鎌倉時代初期に禅の教えを説いた高僧道元の説教を集めた『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』の中に「洗面」の巻というものがあります。その中で説いているのが、

『まず、身を清め、心を清めることが、物質的な汚れ、精神的な汚れを取り除く仏の道だ』と。それに続いて、洗面時における作法を細かに述べています。
一部を紹介すると、

* 洗面台で面桶に湯を入れ、棚に置く
* 右手に楊枝を持ち、華厳経を唱える
* 楊枝の片方を細かくよくかむ
* 歯の表面と裏側をみがくようにこする
* 歯ぐきと、歯と歯の間も丹念にみがく
* その間、口を何回もすすぐ
* 楊枝で舌をよくこする
* 血が出たらやめる
* 楊枝は目立たないところに捨てる
* 洗面桶の湯をすくい、額から両方の眉毛、目、鼻の孔、耳たぶの裏などをくまなく洗う

口の中のケアの細かさに驚きます!

洗面は、規律と作法にのっとった生活を送る禅宗の僧にとって、修行の一つでした。そして、現代の修行でも同じように行われ続けているとのこと。実はこのような丁寧な口腔ケアを修行の一環としているのは仏教だけではなくイスラム教においても同様のようです。それだけ共通する重要なこととして捉えられているのでしょうね。

心も身体も整える為の歯磨きを始めとする口腔内ケア、是非丁寧に続けていきましょう!

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

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