こんにちは
医療法人社団 愛正会
新秋津・秋津駅前まつばら歯科
歯科衛生士 松田です
散歩道で見た桜🌸がとても綺麗でした。
前回は、おとなの歯:青年期〜中年期の虫歯や歯周病についてお話しさせて頂きました。今回は、おとなの歯:高齢期のお話をしたいと思います。
★高齢期になると、歯が少なくなる人が増え
るだけでなく、口の機能の衰えから全身が
衰弱することもあり、総合的な口腔ケアが
必要です。★
◉歯が少なくなり、かむ力が低下する◉
歯と口の健康を保っていれば、高齢になっても老化で歯が抜けることはありません。しかし、歯周病などの影響で、歯が少なくなっている人が多いのが現状です。80歳の人が持つ歯の数は平均で10本以下であり、ほとんどの人が義歯を利用しています。
最近の調査では、食べ物を十分にかめる人とかめない人では、栄養摂取や筋力、骨密度などに大きな差があることがわかってきました。歯の少ない人は全身の老化もスピードアップしてしまうのです。
◉口の機能の低下が、寝たきりにつながるこ
とも◉
高齢になると、老化により歯が少なくなるだけでなく、唾液が出にくくなったり、飲み込む力が低下しやすくなります。その結果、肺炎、さらに寝たきりなどを招くこともあります。予防には口の中を清潔にするだけだなく、食べる、話すといった口の機能を維持するための『口腔ケア』が重要です。
🔴高齢期の歯と口の状態が招くリスク🔴
認知症…歯が抜けている本数が多い方ほど認
知症を発症しやすい。
低栄養状態…食べ物をかみくだいて飲み込む
機能の衰えなどから、十分な栄
養がとれなくなる。
誤嚥性肺炎…口の中の細菌が唾液や飲食物と
一緒に気道に入ってしまう事か
ら起こる肺炎。
閉じこもり…口臭が気になったり、うまく話
せなくなって人と会うのがいや
になり、閉じこもるようにな
る。
転倒骨折…低栄養状態などで足腰が弱くなる
ことから、歩行が不安定に。
◉80歳で20本の歯を残すことを目標に◉
歯周病は、ひどくなってから元の状態に戻すことはできません。しかし、治療によって、進行を食い止めることは可能です。1本でも多く、自分の歯を残す努力を怠らないようにしましょう。
目標は、80歳を超えても、自分の歯を
20本以上残すこと。20本の歯があれば、
たいていのものをかんで食べられることがわ
かっています。
🦷定期検診の御予約お待ちしております🦷
🦷オーラルフレイル(歯や口の機能が衰えた
状態)のサポートも行っておりますの
で、気軽にお声掛け下さい🦷
おとなの歯:高齢期Part1
日付: 2023年3月27日 カテゴリ:スタッフブログ