こんにちは歯科技工士の宮林です。
明日23日午後8時オリンピックの開会式です。
昨日は開会前の早めの競技、ソフトボール、サッカーなど静かにスタートです。
BS-NHKで、面白い内容でしたので紹介します。
以前にもブログに「腸内細菌」を載せましたが。
細菌とは、ウイルスとは別物です。栄養があれば自己増殖ができます。
ヒトの細胞は37兆ですが、腸内細菌は100兆です。
46億年前に地球は誕生しました。地表はマグマ、大気中には窒素と二酸化炭素の世界。
それから数億年、細菌が誕生。
27億年前に地球環境が大きく変わり、光合成を行なう植物が誕生。
地球上に酸素が増え始めたそうです。すると細菌は2つのグループに分かれました。
一つは酸素を好む好気性細菌、もう一つは酸素に触れると死んでしまう嫌気性細菌。
好気性細菌は地表に広がり、嫌気性細菌は酸素が届かない海の底や、岩石の中に、また、
海底火山付近など酸素をのがれて子孫を増やしていきました。
たどり着いたのが、酸素を吸う人間の酸素が届かない大腸を見つけたのです。
つまり、嫌気性細菌が腸内細菌になったのです。
私たち動物の腸は自動的にエサもくる、この地球上で最も住みやすい楽園となったので
す。
この腸内細菌。
人が人を好きになる。それを腸内細菌が決めているという話です。
地球上のすべての動物が、お腹の中に腸内細菌を持っています。
なかでも、ショウジョウバエが人間と同じ種類の腸内細菌を持っているので、
よく実験に用いられるそうです。
そのショウジョウバエを食事によって、2つのグループに分けて、一方は糖蜜を与え、
一方にはデンプンで育てます。
そうすると、それぞれ違った腸内細菌を持つようになります。
その後、オスとメスを解き放つと、同じ腸内細菌を持つもの同士が結ばれます。
その確率76%だそうです。
どうしてお腹の中にいる腸内細菌が、同じエサを食べたもの同士を結びつけるのか?
論文ではフェロモンという化学物質が関係していると推測されます。
人間にすると体臭かな❓
同じような食事、同じような環境で育ったもの同士、相性がよく、生存に有利に働く、
私たち人間もショウジョウバエと同じ腸内細菌を持っています。
もしかして、人生において重要な選択を腸内細菌に、操られているのでは。
という話でした。