こんにちは。
私は季節や気候に合わせた身だしなみが不得意です。先日なんて雨の日にメッシュのスニーカーを履いてしまい、スポンジのように水を吸収してたぷたぷ音を鳴らしながら道を歩いたものです。丁寧で美しい暮らしをしたいと切に願う歯科技工士、佐藤れいあです。
最近、ほうじ茶にはまっています。
私の家には畳がないのですが、ほうじ茶を口に含むと、とたんに私の周囲の半径2メートルがふわっと和の空気に包まれるような不思議な感覚に襲われます。飲む和室です。
ほうじ茶は文字通り、焙じたお茶のことですが、誕生したのはなんと昭和初期だそうです。意外と最近ですよね。
当時は、昭和恐慌という第一次世界大戦後の戦後恐慌、震災恐慌、金融恐慌、農業恐慌などを合わせた一連の経済不況で、戦前日本の最大恐慌の真っ只中でした。
不況のあおりを受けた、とある京都の茶商は売れない茶の在庫をかかえていたそうです。
この苦しい状況を打開するために、在庫のお茶を焙じて売ってみたところ、たちまち人気のお茶となったとのこと。
こうして今日、私の手元においしいほうじ茶があるということですね。
ここ何年かは身動き取りにくい状況が続いており、やりたいことができない日々にうんざりされている方もいるかもしれませんね。
しかし、視点を変えてみると新しい可能性がみえてきて、思わぬところで好転することもあるかもしれません。
ほうじ茶教訓を胸に、私も毎日を頑張ろうと思います。