こんにちは。6月も中旬にさしかかり、虫たちの鳴き合戦が聴こえてくるようになりました。鳴き声はいつまでも聴いていたいですが、姿だけは見せないでくれと心底願っている歯科技工士、佐藤れいあです。
私は虫が大嫌いですが、こんな虫なら大好きです。
エミール•ガレの作品です。
19世紀後半のフランス工芸家で、植物や昆虫をモチーフにしたガラス工芸品が有名です。
何年か前に六本木のエミール•ガレ展にて、本物の作品を観たことがあります。
その植物の描写力と、それをガラスで表現する繊細な技術に一瞬で一目惚れをしてしまいました。
彼の作品には日本の芸術が影響しているらしく、日本人としてちょっと嬉しいですね。
このガレが活躍した美術史における「アール・ヌーヴォー」という時代。
その少し前の「産業革命」では物が大量生産されるようになり、粗悪な質のものが巷に溢れるようになりました。
そこで
大量生産ができない、本当に美しい美術を復興するために職人たちが腕をふるい、高度な工芸品を作ってみせたその運動のことをアール・ヌーヴォー(=新しい美術)と呼んだそうです。
私の歯科技工士という仕事にも少し共通点があるような気がします。
ネットでは「3Dプリンターの普及でものづくりの仕事はなくなる」というような記事もあったりしますが、微妙な色使い、患者様の多様なニーズへの対応など、どうしても機械が勝てない部分もあると思います。
当院では、歯のお色合わせなどの際に、診療室に歯科技工士が直接出向き、じっくりお話をしながら決めていきます。
被せ物、入れ歯をご検討の方は是非当院へお越しくださいませ。