医療法人社団愛正会新秋津・秋津駅前まつばら歯科 歯科衛生士の阪です。
みなさん、ブラキシズムという言葉を聞いたことはありますか?ブラキシズムとは、簡単にいうと「無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう状態」のことです。専門的には、食事や会話とは関係なく、上下の歯を強くこすり合わせたり噛みしめたりする習慣を指します。
本来、歯と歯が接触する時間は1日20分程度といわれていますが、それ以上に接触している状態が続くとブラキシズムと考えられます。
みなさんは歯ぎしり・食いしばり、していますか?
実は、日本人の7〜8割がくいしばり・歯ぎしりをしていると言われているんです。
誰もがしているかもしれないブラキシズム。
たかが歯ぎしり・食いしばりとも思ってしまいそうですが、むし歯と歯周病に並んで、歯を失う3大原因の1つに入るほど、お口にいろいろな悪影響を及ぼす原因になるんです。
今回はそんなブラキシズムについてご説明いたします。
■主な種類
ブラキシズムには大きく3つのタイプがあります。
① グラインディング(歯ぎしり)😬
ギリギリと歯をこすり合わせるタイプ。歯がすり減りやすいのが特徴です。
② クレンチング(食いしばり)😬
音が出ないため気づきにくく、日中や就寝中に強く噛みしめてしまうタイプです。
③ タッピング😬
カチカチと歯をぶつけるタイプで、比較的まれです。
また、ブラキシズムは
・睡眠中に起こる「睡眠時ブラキシズム」
・起きているときに起こる「覚醒時ブラキシズム」
の2つに分けられます。
■原因(なぜ起こるのか)
ブラキシズムの原因は1つではなく、いくつかの要因が重なって起こると考えられています。
主な原因は次の通りです。
・ストレスや不安
心理的ストレスは大きな要因で、発散の一種として歯ぎしりが起こることがあります。
・睡眠の質の低下
浅い眠りや睡眠障害のときに起こりやすいとされています。
・噛み合わせや歯並びの問題
合わない詰め物や歯並びの乱れも原因になります。
・生活習慣や癖
集中時の食いしばりや姿勢の癖なども関係します。
このように「ストレス+身体的要因+生活習慣」が組み合わさって起こるのが特徴です。
■症状と影響
ブラキシズムを放置すると、歯や体にさまざまな影響が出ます。
●口の中の症状
・歯がすり減る・欠ける
・詰め物や被せ物が取れる
・知覚過敏(しみる)
・歯がぐらつく
●あご・筋肉への影響
・あごの痛みやだるさ
・顎関節症
・口が開きにくい
●全身への影響
・頭痛
・肩こり
・首の痛み
さらに、歯にかかる力は非常に強く、場合によっては70kg以上の負荷がかかることもあり、長期間続くと歯の破折や神経へのダメージにつながり、歯の神経な歯そのものを失ってしまうこともあります。
■対策・治療
ブラキシズムの対策には次のようなものがあります。
・マウスピース(ナイトガード)
睡眠中の歯のダメージを防ぐ代表的な方法です。
・ストレスコントロール
リラックスや生活改善が重要です。
・噛み合わせの調整
歯科での治療が必要な場合もあります。
・日中の意識づけ
「歯を離す」習慣をつけることも効果的です。
ブラキシズムは「ただの歯ぎしり」と軽く見られがちですが、実際には歯やあごだけでなく、全身にも影響を及ぼす可能性のある習慣です。特に無意識で行われるため、気づいたときには症状が進んでいることもあります。
「朝あごがだるい」「歯がしみる」「食いしばっている気がする」といったサインがあれば、早めに歯科で相談することが大切です。
当院では、ナイトガード作成はもちろん、ボトックスによるブラキシズムのコントロールも行なっております🦷
歯ぎしり・食いしばりの自覚がある方にはもちろん、自分では気づかないうちに歯ぎしり・食いしばりをしている方にも、歯を守るためにできることをご提案させていただいております。
あなたの感じている不調は、もしかしたらブラキシズムが原因かもしれません。
何か気になること、聞いてみたいことがございましたら、お気軽にお声がけください😊
みなさまのご来院を心よりお待ちしております🦷😊

