こんにちは、新秋津・秋津駅前まつばら歯科の歯科衛生士の室田です。
12月23日に当医院でクリスマスイベントを行いました。
たくさんの親子さんに参加してもらい大変盛り上がりました。
子供達はサンタクロースのバックの製作をしたり 衛生士は親御さんには歯磨き指導や口呼吸のお話しをさせて頂きました。
その中で親御さんの関心が高かった「指しゃぶり」の事を今回は書かせて頂きます。
「指しゃぶり」はお子さんがお母さんのお腹の中にいる時から行っています。
生まれてから すぐに母乳やミルクを吸う練習にもなっています。そして生後2ヶ月頃から手や指をしゃぶり、5~6ヶ月頃から物を握れるようになると 身の回りの服やおもちゃを なめたりしゃぶったりして 形を確かめるようになります。これらの行動は 発達する上で必要な事です。
1歳くらいになると 行動範囲も広がり 指しゃぶり以外にも楽しい事が増え 指しゃぶりをしている時間が減ってくると思いますが、卒乳した後も不安や緊張がある時 眠たい時など気持ちをコントロールする時に「指しゃぶり」をします。乳幼児の「指しゃぶり」は 機能発達面では意義があるので無理にやめさせる必要は無いと思います。
しかし、3歳過ぎても「指しゃぶり」を続けていると口腔機能や歯並びに悪影響を及ぼすので止めるように 促してあげましょう。
特に、親指腹部を上に向けて吸うと、上の前歯が前に押されて唇側に傾斜して いわゆる「出っ歯」と言われる状態になったり 指の腹面と背面が支点となり上下の前歯を押してしまい 「開咬」と呼ばれる状態になります。
「指しゃぶり」をやめさせる方法としては、子供に止めなければならない理由を絵本等を使い理解してもらうのが一番だと思いますが、難しい場合は 気持ちが落ち着く代替案として 寝付くまでお母さんの手を握るようにする事や「指しゃぶり」防止グッズを使い物理的にブロックする方法を使い、遅くても4歳までには止めさせましょう。
お子さんに説明する時に役立ってくれる絵本を紹介します。どちらも「指しゃぶり」を題材にした絵本なのでわかりやすいと思います。
また、しゃぶってしまう指に付ける マニュキュアもあります。体には害はありませんが舐めると苦い味がして 指しゃぶりをさせないようにします。
これらを使い お子さんの歯並びを守る為に「指しゃぶり」の習慣を無くしましょう。
また困った事が有りましたらご相談して下さい。
当医院の診療は12月27日までです。
2019年も皆様に大変お世話になりました。
2020年は1月5日から診療を始めます。
来年も よろしくお願いします。