こんにちは歯科技工士の宮林です。
桜前線が東北地方に北上しています。
やっと暖かく新緑が目にやさしくうつり、花々
も咲き誇ります。春はとても気分が向上する季節です。
今回は歯科医療の今後について少し考えてみました。
これからの日本の歯科医療にとって、何を大切にしていけばよいのでしょうか。その答えのひとつは、「予防」を中心に考えることです。これまでの歯科医療は、虫歯や歯周病になってから治すことが主でした。しかし、これからは病気になる前に防ぐこと、つまり予防歯科の考え方がもっと大事になってきます。お口の健康は、食べる楽しみや話す喜び、ひいては全身の健康にもつながっています。だからこそ、定期的な歯科健診や日々のセルフケアが何よりも大切です。私たち一人ひとりが、自分の歯やお口の状態に関心を持ち、健康を守っていく意識を育てていきたいものです。
では、地域の医療ではどんなことが求められているのでしょうか。それは、高齢の方や障がいのある方など、通院がむずかしい人たちへの支えを強めることです。在宅での歯科診療や、医師・看護師・介護職の方々との連携がますます重要になっています。地域の中で支え合いながら、お一人おひとりの生活や身体の状態に合わせたケアを届けることが大切です。歯科もその輪の中で、しっかりと役割を果たしていく必要があります。
これからの時代、歯科医療は「治す」だけでなく、「支える」ことや「寄り添う」ことがますます求められます。誰もが安心して暮らせる地域づくりの中で、歯科の力をどう活かしていけるか、一緒に考えていきたいですね。
