医療法人社団 愛正会 新秋津秋津駅前まつばら歯科 歯科衛生士の橘です。
先日、夏休みを頂き伊豆の海へ行ってきました。温泉でゆっくりのんびりしてきました!温泉はとてもしょっぱかったのですが、とても温まりました!昔は歯磨きも塩で行っていたことがあるそうです。
「歯ぐきの塩マッサージも歯ぐきが引き締まって良さそう」と思っていませんか?
患者さんとお話ししていると、たまにそういった声を聞くことがあります。昔から歯ぐきに塩を塗ってマッサージすると良い、と言われることがありますよね。
でも実は、歯ぐきの塩マッサージはおすすめできません。
今回は、なぜ塩マッサージが歯ぐきに良くないのか、そして、健康な歯ぐきを保つための正しいケア方法についてお話しします。
なぜ塩マッサージはNGなの?
塩で歯ぐきをマッサージすると、歯ぐきが引き締まったように感じることがあるかもしれません。これは、塩の浸透圧によって一時的に歯ぐきの水分が抜けるためです。しかし、この効果は一時的なものに過ぎません。
それどころか、塩の粒は結晶です。この結晶で歯ぐきをゴシゴシとマッサージすると、歯ぐきのやわらかい粘膜を傷つけてしまう可能性があります。
傷ついた歯ぐきには細菌が入り込みやすくなり、炎症が悪化したり、出血しやすくなったりと、逆効果になってしまうのです。
また、塩分を過剰に摂取することにもつながるため、健康面からもおすすめできません。
歯ぐきを健康に保つための正しいケア方法
歯ぐきの健康を保つためには、血行を良くすることが大切です。塩マッサージではなく、次の2つの方法をぜひ試してみてください。
1. 歯ブラシの毛先を使ったやさしいマッサージ
歯ぐきは、ゴシゴシ強くこする必要はありません。普段の歯みがきのときに、歯ブラシの毛先を使ってやさしくマッサージしてあげましょう。
歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先を45度の角度で当て、小刻みに動かします。このとき、歯ぐきが少し白くなるくらいの弱い力でみがくのがポイントです。こうすることで、歯ぐきの血行が良くなり、歯ぐき本来の健康な状態に戻っていくのを助けます。
2. 指の腹を使ったマッサージ
指の腹を使って、歯ぐきをマッサージするのも効果的です。
清潔な指の腹で、歯ぐきをやさしくなぞるようにマッサージしてみましょう。歯ぐき全体を包み込むように、円を描くようにマッサージするのもおすすめです。強く押しすぎないように注意してくださいね。
歯ぐきの塩マッサージは、大切な歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。
健康で引き締まった歯ぐきを保つためには、
* 歯ブラシの毛先を使ったやさしいマッサージ
* 指の腹を使ったマッサージ
まつばら歯科ではデンタルエステをオススメしています。歯肉のマッサージジェルを使ってのマッサージ、リップエステも一緒に行います。是非一度お試し下さい。
毎日の正しいケアで、いつまでも健康な歯ぐきを保ちましょう!
