医療法人社団 愛正会 新秋津秋津駅前 まつばら歯科 歯科衛生士の橘です。
先日は、院のお休みを頂き、各部署、ドクター、衛生士、助手、技工士、保育士に別れ、勉強をさせて頂いたり、院をより良くするために、改善策などを話し合う場を頂きました。
昨日のブログで、助手さんの勉強会のお話しがありましたので、今日は衛生士の勉強をした内容についてお話ししたいと思います。
皆さんもご存知と思いますが、歯周病や虫歯は全身疾患にも大きく関係しています。
「口腔機能低下症」という疾患があります。「口腔機能低下症」は加齢により口腔内の「感覚」「咀嚼」「嚥下」「唾液分泌」という機能が少しずつ低下していく症状です。口腔機能が低下すると、食欲も低下し、栄養が偏り不足になります。その結果、筋量や、筋肉が減少し、免疫、代謝といった機能が低下します。筋力が落ちると運動機能が低下し不活発な生活となり、代謝も低下するため食欲も低下し、さらに栄養が不足して悪循環が生じます。口腔機能が低下すると
○口の中が汚れる
○口の中が乾く
○食べ物が口に残るようになった。
○滑舌が悪くなった。
○食べこぼしをするようになった。
○薬が飲みにくくなった。
○固いものが食べにくくなった。
○食事のときむせるようになった。
3項目以上当てはまると「口腔機能低下症」と診断されます。歯周病も悪化し、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎、関節炎などの症状を悪化させることもあります。当院では、患者様の症状にあわせてトレーニング法なども指導しております。当てはまるな…とか、心配…と感じたら一度ご相談ください。
いつまでも患者様が自分の歯で、人生100年時代を楽しく、美味しく食べていけるためにお手伝いをさせて頂けたらと思っております。