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お知らせ

ターンオーバー

こんにちは

医療法人社団愛正会

新秋津・秋津駅前まつばら歯科

歯科衛生士の五十嵐です。

本日は、歯ぐきピーリングの施術を行いました。レーザーではなく、お薬を使って行うのですが、とても短い時間で歯ぐきがきれいになります。これを考えた人はすごいな、、!と思います。

お口の中は、皮膚に比べて傷の治りが速い、と聞きました。唾液が、その傷の治りをアシストしていることが理由としてあります。

そして、ターンオーバーも短い✨

調べてみると、ターンオーバーは

「若い新しい細胞によって組織が生まれ変わる代謝サイクルのこと」とありました。深層から表層に向けて、新しい皮膚が生まれて古いものが押し出されていきます。

このサイクルは

皮膚はだいたい28日(個人差あり。私はもっと長くなっております?)

口腔上皮は9〜12日

付着上皮4〜6日

お口の中の柔らかい粘膜と硬い粘膜での違いがありますが、1週間前後で生まれ変わる計算になります?

歯ぐきが、きれいになると見た目の印象はかなり明るくなり、患者さまにも喜んでいただけます。また、歯ぐきに現れるさまざまなお口の中の異常に早く気づくこともできます。

歯ぐきピーリングに興味がある方も、「これって、どういう処置なのかしら?」と疑問に思われることがありましたら、ピーリングに限らずお声かけください(^^)

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

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歯の気づきにくいトラブル

こんにちは!

医療法人社団 愛正会

新秋津・秋津駅前まつばら歯科

歯科衛生士の五十嵐です。

家族がぱんだのキャラクターにはまって、ぱんだグッズに囲まれてきています。絵本も買っていたので、パラパラ見ていたらなんだか 可愛らしくなってきました。雪だるまが寒そうで、自分の帽子、コート、マフラー、手袋を全部着せてあげて「ぜんぜんさむくねえよ」と震えて口も曲がっていて痩せがまんしている ぱんだが気に入っています。先月留守をした時、家族はそれを真似して絵を描いて

「ぜんぜん さみしくねえよ」

と書き加えてあり、笑ってしまいました。

さて、、むし歯になったら または ならないように歯医者さんに行くと思うのですが、歯を失う原因No.1は歯周病なのです。

失う原因のうち、30%がむし歯で歯を失うとしたら、40%が歯周病で失うというのに、認知度は低く、歯周病にかかっていても気づきにくい病です。 

それは進行しても痛みを伴わないからなのだと思います。はじめは歯ぐきが少し腫れていたり、歯磨きで血がでたり?するところから始まるのですが、進行しても痛みがなく「疲れると歯が浮いた感じがする」とか「口の臭いを指摘された」あたりを通り過ぎ「グラグラする」末期でようやく異常に気づきます。痛みもなく抜けてしまっても それが歯周病によるものだと気づかない方も。

私たちも患者さんに、お口の状態をしっかり、伝えていかなければいけないですね。歯周病の検査ははぐき色や形を目で見たりレントゲンをみたりしますが、歯周ポケットの深さを測ることがとても大切です。この検査の結果をわかりやすく説明することを心がけていきます✨

昔の歯医者さんの治療台

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

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東村山の歯科技工士が学ぶ金属床の入れ歯|林大悟先生セミナー報告

東村山・秋津の歯医者「まつばら歯科」で歯科技工士をしている本田です。2026年11月1日、林大悟先生のセミナー「いま改めて学ぶ金属床義歯 ― 金属床の優位性とデジタル加工がもたらす新たな可能性 ―」を受けてきました!テーマは、上顎や歯ぐきに触れる部分を金属でつくる「金属床(きんぞくしょう)の入れ歯」。東村山の歯医者で入れ歯をお考えの方に、話しやすさ・使い心地・長持ちのヒントになる内容をまとめました。

こんな方に読んでいただきたい記事です

  • 入れ歯を初めてつくる予定の東村山・秋津周辺の方
  • 今の入れ歯で「しゃべりにくい」「分厚くて違和感がある」と感じている方
  • 入れ歯が割れたり、作り直しをくり返したりしている方
  • 金属床の入れ歯と、保険の入れ歯の違いを知りたい方

東村山の歯医者で働く歯科技工士が、金属床の入れ歯を学びに

講師は、南青山林歯科クリニックの林大悟先生。主催は、入れ歯や被せ物をつくる会社(歯科技工所)の三和デンタルさんです。金属床の入れ歯の良さと、デジタル技術で変わってきた入れ歯づくりについて、実際の患者様の例と研究データをもとにお話しいただきました。

セミナー「デジタルで臨床はどこまで変わるのか」のタイトルスライド|東村山の歯医者まつばら歯科の歯科技工士が入れ歯を学ぶ

「デジタルで臨床はどこまで変わるのか」

入れ歯セミナーの会場|東村山のまつばら歯科の歯科技工士が金属床の入れ歯を学ぶ

一緒に受講した、まつばら歯科の先生

入れ歯は、お口に合わせて一つずつ形を考えてつくる「オーダーメイド」です。私たち歯科技工士は、歯科医師が採ったお口の型や噛み合わせの記録をもとに、形を決めて仕上げていきます。「どこまで覆うか」「どんな形をつくるか」「どの材料を使うか」。林先生のお話は、その一つひとつに理由があることを、実際の例と研究データで分かりやすく教えてくださるものでした。

ここからは、特に心に残った5つのポイントと、林先生のお父様が3種類の入れ歯を使い比べたお話をご紹介します。

ポイント① 金属床の入れ歯は「割れにくく、長持ちしやすい」

入れ歯の「床(しょう)」とは、歯ぐきや上顎に当たる、ピンク色の土台の部分のことです。保険の入れ歯では、この土台をプラスチックでつくります。これを「レジン床(れじんしょう)」と呼びます。金属床の入れ歯では、土台の大部分を薄い金属でつくります。講演では、金属床の良さが次の5つにまとめられていました。

金属床の5つの良さ(講演より)

薄い

薄い

薄くても丈夫なので、お口の中でじゃまになりにくく、話しやすさや違和感の少なさにつながります

しなりにくい(剛性)

しなりにくい(剛性)

噛んだときに入れ歯がしなりにくく、ぐらつきを抑えやすくなります

温かさ・冷たさが伝わる

温かさ・冷たさが伝わる

食べ物や飲み物の温度を感じやすく、食事の楽しみにつながります

形を決めやすい

形を決めやすい

お口の必要なところだけを覆う形にしやすくなります

長持ちしやすい

長持ちしやすい

割れにくく、長く役割を果たしやすい入れ歯です

このうち、患者様がいちばん感じやすいのは「薄さ」だそうです。一方、林先生が入れ歯の形を考えるときの基本として大切にされていたのは「剛性(ごうせい/力がかかってもしなりにくい性質)」でした。

しなりにくさは「入れ歯の動き」を抑える力

やわらかくしなる入れ歯は、噛んだ力が、クラスプ(歯にかけるバネ)のかかった鉤歯(部分入れ歯を固定するための金属や樹脂のバネをかける歯)に伝わりにくくなります。そのぶん、力が歯ぐきに直接かかりやすくなります。すると入れ歯に、ピッチング(前後にお辞儀をするように沈む動き)、ローリング(左右に傾く動き)、ヨーイング(横にねじれる動き)が起きやすくなります。特に、奥歯側に支えとなる歯がない部分入れ歯で、歯のない範囲が長いほど、この動きが大きくなります。

入れたばかりの頃は快適でも、動く入れ歯を長く使ううちに、すき間に食べ物が入りやすくなったり、入れ歯がのっている歯ぐきがやせたりします。講演では、すれ違い咬合(こうごう/残っている上の歯と下の歯が、どこも噛み合っていない状態)の方が、しなるタイプの入れ歯を長年使い、歯ぐきが大きくやせてしまった例も紹介されました。

支えの歯には「メリハリ」をつける

では、とにかくがっちり固定すれば良いのでしょうか。支えの歯が丈夫なら、歯でしっかり支える形が基本です。しかし、弱った歯1本だけにバネを強くかけると、その歯に負担が集中します。かえって歯を失う原因になりかねません。被せ物で歯を補強する、歯同士をつなぐ、あえてバネをかけない歯を決める。こうしてメリハリをつけ、力を分けて受け止めることが大切だそうです。

講演で紹介された研究データ

比べたこと 結果 どんな研究か
床の割れやすさ 金属床と比べ、プラスチックの入れ歯(レジン床)は約4倍割れやすい 1977年に発表された研究。同じ方々を16年間見続けて調べたもの
長く使い続けられるか 作り直し・人工の歯の付け足し・破損などの起こりやすさは、金属床と比べ、レジン床は約3倍 2010〜2021年の研究。1,246人・1,893個の入れ歯を調査

※研究ごとに対象や条件は異なります。結果はすべての方に当てはまるものではありません。

出典(講演スライドより)
・床の割れやすさ:I Nakazawa「A clinical survey of removable partial dentures. –Analysis of follow-up examinations over a sixteen-year period–」
・長く使い続けられるか:Khaled E Ahmed, HuiHua Li, Karen G Peres「Longevity of acrylic and cobalt-chromium removable partial dentures-A ten-year retrospective survival analysis of 1246 denture-wearing patients」

入れ歯の床の割れやすさ

金属床1
プラスチックの入れ歯約4

金属床を1とした場合

作り直しや破損などの起こりやすさ

金属床1
プラスチックの入れ歯約3

金属床を1とした場合

もちろん、どなたにも金属床が合うわけではありません。残っている歯の状態や噛み合わせ、費用のご希望によって、合う入れ歯は変わります。金属床の入れ歯は、一般的に自費診療(保険が使えない治療)です。入れ歯の種類については、東村山の歯医者まつばら歯科の入れ歯のページでもご紹介しています。

ポイント② 入れ歯で「しゃべりにくい」を防ぐ設計

入れ歯のお悩みで多いのが「話しにくい」「発音がこもる」というものです。話すとき、舌は口蓋(こうがい/上顎の内側)のいろいろな場所に触れて音をつくっています。そのため、入れ歯が上顎のどこを覆うかで、話しやすさが変わります。

上顎の場所と、関係する音

上顎の場所 関係する音 形づくりのポイント
前歯のすぐ内側 サ行・ザ行・タ・ナ(チ・シ) できるだけ覆わない方が話しやすい
上顎の真ん中 ― ここに金属の板(プレート)を置いても前側を空けられるので、話しやすさへの影響は少なめ
上顎の奥の縁 カ行・ガ行 縁が長すぎたり厚すぎたりすると出しにくくなる
上顎の発音に関わる場所を色分けしたイラスト|東村山の歯医者まつばら歯科の歯科技工士が金属床の入れ歯を学ぶ

上顎の発音に関わる場所のイメージ(前の緑=サ行・タ行、奥の紫=カ行・ガ行。色のない真ん中は影響が少ない場所)

前歯の内側で、覆うのを避けたい範囲の目安として紹介されたのが「ラグビーボール」のイメージです。糸切り歯から反対側の糸切り歯までの歯並びのカーブを、そのまま内側へ折り返したくらいの範囲。ここが、発音に影響しやすい場所です。部分入れ歯では、左右の入れ歯を、パラタルバー(上顎を横切る細い金属の棒)でつなぐことがあります。このパラタルバーも、この範囲を避けて通すことが多いそうです。なお、奥歯を失うと「キ」「ギ」などの音が抜けて聞こえることもあるそうです。

紹介された研究

東京科学大学の和田先生らの研究では、歯がすべてそろっている方(17名・平均35歳)に、上顎の真ん中に板を置く形と、前と後ろの2本の棒に分けた形を着けていただき、発音を比べました。その結果、真ん中に板を置く形は前側が空くため、音への影響は少なめでした。一方、前後2本の棒に分けた形では、「チ」「キ」などの音にはっきりとした影響が出たと紹介されました。

こうした音の変化は、周りの人にはほとんど分からなくても、ご本人がはっきり気にされることが多いそうです。人前で話したり歌ったりと、声を使う機会が多い方は特に敏感とのこと。そのため林先生は、完成前に入れ歯を試しに入れる段階で、「サ・シ・ス・セ・ソ」「タ」「カ」などを声に出していただき、確かめることをすすめていました。最初は話しにくくても、使ううちに慣れる方も多いそうです。

一方で、上顎のくぼみが深い方は、上顎を覆っても違和感が出にくいとされています。そのため、くぼみが深い方には、金属のプレートで上顎を覆う形が向いていると一般的には考えられています。「覆わない方が良いか」「覆った方が良いか」は、お口の形やご本人の感じ方によって変わります。ここが、入れ歯の形づくりの奥深いところです。また、初めて入れ歯を装着した時は発音が難しくても、徐々に慣れていかれる方も多いので、発音については患者様の「慣れ」についても考慮が必要です。

ポイント③ 入れ歯の縁は「曲線」で舌ざわりが変わる

外形線(がいけいせん/入れ歯の縁の形)や、パラタルバー(上顎の口蓋に来る入れ歯のパーツ)の形を、まっすぐな線にするか、なめらかな曲線にするか。小さな違いに見えますが、講演では「まっすぐより曲線の方が違和感が少なく、舌ざわりが良い」と紹介されていました。

舌はとても敏感です。まっすぐ横切る線や角ばった縁があると、舌が自然とそこへ行き、「じゃまなもの」として気になりやすくなります。歯並びや上顎のふくらみに沿った曲線にすると、覆う範囲が多少広がっても、気になりにくいそうです。これはプラスチックの入れ歯でも同じです。

もう一つのコツが「できるだけ左右同じ形にする」ことです。右と左で出っ張りの位置が違うと、舌はその差を敏感に感じ取ります。また、前歯の裏は、舌がふだん置かれている位置に近い場所です。段差があると、つい舌で触って気になりやすくなります。ここをどう仕上げるかが、入れ歯を気に入って長く使っていただけるかどうかの分かれ目になる、とのことでした。技工士として、日々の入れ歯づくりで大切にしたいと改めて感じたポイントです。

左右対称でなめらかな曲線の金属床の部分入れ歯|東村山の歯医者まつばら歯科の歯科技工士が入れ歯を学ぶ

真ん中の点線を境に左右同じ形にし、舌が触れる縁やパラタルバー(上顎を横切る金属のパーツ)を、角のない曲線にした金属床のイメージ

歯科医師のお父様が「患者」になって入れ歯を比べた

講演で特に面白かったのが、林先生のお父様のお話です。お父様も歯科医師で、ご自身が入れ歯を使う「患者」として協力し、つくりの異なる3種類の部分入れ歯を、約1か月ずつ使い比べたそうです。シャンソンをプロとして歌われているため、発音にはとても敏感です。
入れ歯の設計は上記のイラストのように最後方の歯が左右とも抜けている両側遊離端義歯と言われるものです。

比べた3種類の入れ歯

種類 形とつくり方 工夫したところ
プレートの金属床(チタン製) 上顎の真ん中を金属のプレートで覆い、発音に影響が出そうな部位は避けた設計にした。これまでどおりの粘土のようなもので型を採った 軽さの違いも確かめるため、軽い金属のチタンを使用。コンピューターで設計してつくり、お口によく合う仕上がりに
コンタクトレンズのように薄い金属の義歯(コンティース) 上顎の真ん中を覆わず、前歯の裏側でつなぐ。口腔内スキャナー(お口の中を撮影して型を採る機械)を使い、形もコンピューターで決める しなりやすい前側は少し厚めの設計にした。発音に関わる部位は強さを保てる範囲でできるだけ薄く。前から見た時に金属のパーツが見えないように設計した。
金属を使わない入れ歯(ノンメタルクラスプデンチャー) 上顎の真ん中を覆わず、前歯の裏側でつなぐ。口腔内スキャナーで型取りをした。 樹脂でも必要な強さが出るように工夫。樹脂は形が変わりやすいものの、お口によく合う仕上がりに。金属パーツがないので、見た目が自然。

3種類の入れ歯を使い比べた林先生のお父様の感想(講演より)

項目 プレートの金属床 コンティース ノンメタルクラスプデンチャー
話しやすさ 前側が空いているので「チ」「ス」もこれまでの感覚で話せた 最初は「タ・チ・テ」が少し出しにくかったが、慣れて問題なし。歌っても金属床と差はなかった ―
噛んだ感じ 噛むと「ガン」と来る 金属床と差は感じない ほとんど変わらない。衝撃をやわらかく受け止め、むしろ自分の歯に近いかも
着け外し・着け心地 着け外しが楽で、安定も良い 着け外しのときに少ししなるので、そっと扱う必要がある 軽くて楽。ただ、樹脂で強さを出すために厚くなった部分が舌に引っかかる
食事 上顎を覆わない入れ歯の方が楽 上顎が広く空いていて味が分かりやすく、食事が楽 ―
総合 林先生の予想ではこれが一番 「総合的にこれが一番使いやすい」 ―

実は林先生ご自身は、上顎のくぼみが深いこの方には、プレートで覆う金属床が一番合うと予想されていたそうです。結果は予想と違い、「上顎を覆わないことの良さは大きい」と率直に話されていました。お父様が特に大切にされていたのは「食事の味」。上顎を覆う面積が小さいほど、味や温度を感じやすくなります。それでも「入れ歯が入ると味は変わる。ないのが一番良い」というひと言には、入れ歯をつくる側として考えさせられました。

もう一つ印象的だったのが、「金属にしたから、すぐによく噛めると感じるとは限らない」というお話です。しなりにくさは、長く使ったときの安定には関わります。ただ、入れた直後の噛み心地とは、必ずしも結びつかないそうです。林先生も以前は「金属床だからよく噛めます」とお伝えしたことがあり、今回のことが考えを見直すきっかけになったそうです。

また林先生は、これはお一人の例の報告で、研究としての裏付けがあるわけではない、と前置きされていました。それでも、「話しやすさ」「食事の楽しさ」「着け心地」といった患者様の目線で入れ歯を比べた貴重なお話で、技工士として入れ歯づくりの参考になることがたくさんありました。

コンタクトレンズのように薄い金属の部分入れ歯(コンティース)|東村山の歯医者まつばら歯科の歯科技工士が入れ歯を学ぶ

コンタクトレンズのように薄く着け外しができるコンティース(出典:三和デンタル)

ポイント④ 入れ歯のバネ(クラスプ)と、金属を使わない入れ歯(ノンメタルクラスプデンチャー)の選び方

部分入れ歯は、残っている歯にクラスプ(バネ)をかけて固定します。最近は、ノンメタルクラスプデンチャー(バネの部分も歯ぐきに近い色の樹脂でつくる、金属を使わない入れ歯)も選べるようになりました。見た目が自然なことが大きな魅力です。

ただし講演では、「金属を使わない入れ歯にしたいからといって、すべてを樹脂でつくる必要はない」というお話がありました。林先生は、2つのタイプを分けて考えているそうです。1つは、樹脂と人工の歯だけでつくる「やわらかいタイプ」。もう1つは、見えにくい部分には金属を使い、必要なところだけ樹脂のバネにする「金属と組み合わせたタイプ」です。その中から、お口に合う方を選んでいるとのことでした。

ポイント⑤ デジタル技術で変わる入れ歯づくり

金属床の入れ歯は、これまで、鋳造(ちゅうぞう/溶かした金属を型に流し込む方法)でつくられてきました。いまはコンピューターで形を決めて、ミリング(機械で削り出す方法)や、レーザー積層造形(SLM/レーザーで金属を積み重ねる方法)でつくることもできます。

金属床をつくる3つの方法

流し込む(鋳造)

流し込む(鋳造)

溶かした金属を型に流し込む、昔からの方法
良いところ:腕のある技工士なら、形を自由に決めやすい
苦手なところ:金属がピッタリお口に合わせるのが大変。仕上がりが技工士の経験に左右されやすい

削り出す(ミリング)

削り出す(ミリング)

金属のかたまりを機械で削って形にする方法
良いところ:金属の質が安定し、仕上がりのばらつきが少ない
苦手なところ:削りくずが多く出て、削る刃もすり減る。削れる硬さの金属に限られる

レーザーで積み重ねる(SLM)

レーザーで積み重ねる(SLM)

金属の粉をレーザーで溶かし、薄い層を重ねてつくる方法
良いところ:一度にたくさんつくれて、複雑な形にもしやすい
苦手なところ:機械がとても高価。使える材料がまだ限られる

国内の論文では、削り出すミリングが優れているとされています。一方で、一度にたくさんつくれることや費用を考えると、今後はレーザー積層造形が主流になるのではないか、というのが林先生のお考えでした。バネだけをレーザーでつくる日も近いだろう、とのことです。

引っぱりに対する強さ(つくり方別)

流し込む(鋳造)783
削り出す(ミリング)1,069
レーザーで積み重ねる(SLM)1,158

単位はMPa(メガパスカル。強さを表す単位)。数字が大きいほど、引っぱられても壊れにくい金属です

型採りは「スキャナー」と「これまでの方法」を使い分け

口腔内スキャナーは、でこぼこのはっきりした歯は読み取りやすい機械です。一方、平らでなだらかな歯ぐきは、撮った画像をつなぎ合わせるのが苦手な面があるそうです。型からつくった模型とスキャナーのデータを重ねた1例では、上顎の真ん中で、スキャナーのデータの方が浮いていました。軽く押さえて採った型の方が、沈み込んだ形になっていたのです。そのため、歯の近くだけで済む入れ歯はスキャナーで、上顎を広く覆う金属床はこれまでどおりの型採りで。これが林先生の今の進め方です。

完成前に「設計図」を画面で確認できる

デジタルならではの良さが、完成前に設計図を画面で確認できることです。歯科医師と技工所が「ここをもう少し空けたい」「この線が良い」と、クラスプやレスト(入れ歯が沈まないよう歯にのせる小さな支え)の位置まで、前もって相談できます。昔ながらの鋳造では扱いが難しかった軽いチタンも、デジタルの技術で、ぴったり合う床をつくれるようになってきました。

それでも林先生が強調されていたのは、「最先端の技術を使えば、それだけで良い入れ歯になるわけではない」ということです。根底にあるのは、手作業の時代から受け継がれてきた、入れ歯の形の考え方。デジタルは、それをより正確に、より良くかたちにするための道具だと感じました。

なお、歯を失ったときの選択肢は入れ歯だけではありません。あごの骨に人工の歯の根を埋めるインプラントや、少ない本数のインプラントで歯を支えるオールオン4という方法もあります。それぞれに良さがありますので、ご自身に合う方法を、東村山の歯医者まつばら歯科の歯科医師にご相談ください。

東村山の歯医者で入れ歯を考える方へ、技工士からのひとこと

講演の最後に、林先生は「いきなり入れ歯をつくらない」ことの大切さを話されました。どこにバネをかけ、どこを覆い、どんな材料でつくるか。その設計図を先にしっかり描くことが基本です。また、歯科医師と歯科技工士が、遠慮せずに相談し合うことも大切だと話されていました。

「段取り八分、仕上げ二分」という言葉も紹介されました。入れ歯の出来は、作り始める前の準備でほとんど決まる、という意味です。歯科医師がお口を診て、正確な型と噛み合わせの記録を採り、患者様のご希望とあわせて技工士にしっかり伝える。その連携が、使いやすい入れ歯につながります。

「人と話す機会が多いので、発音を大切にしたい」「とにかく割れにくいものがいい」「見た目を自然にしたい」。そうしたご希望を治療の前に教えていただけると、どんな入れ歯にするかを決めやすくなります。どの入れ歯が合うかはお口の状態によって異なりますので、まずは東村山の歯医者、まつばら歯科の歯科医師にご相談ください。

東村山の歯医者まつばら歯科で、学びを患者様の入れ歯づくりへ

講師の林大悟先生と記念撮影|東村山の歯医者まつばら歯科の歯科技工士

つい最近転んで松葉杖の林先生と、まつばら歯科の技工士

今回の講演を通じて一番感じたのは、「入れ歯の使い心地は、細かな形の工夫の積み重ねで決まる」ということです。どこを覆わないか、縁をどんな線で描くか、どのバネを選ぶか。一つひとつに理由があり、その理由を知っているかどうかで、患者様の毎日の話しやすさや食事の楽しさが変わります。

東村山の歯医者、まつばら歯科には医院の中に技工士がいて、歯科医師と相談しながら入れ歯や被せ物をつくっています。今回学んだ金属床の入れ歯の知識を、東村山・秋津の患者様の治療に活かしていきます。一緒に働く院長・スタッフとも学びを共有し、チームで治療の質を高めていきたいと思います。

そして、部分入れ歯を長く使うためには、バネをかけている歯や歯ぐきの健康が欠かせません。入れ歯の調整とあわせて、予防歯科での定期的なお手入れ(メンテナンス)もぜひ続けてください。

入れ歯の話しにくさ・違和感でお悩みの方へ

東村山・秋津で、入れ歯を新しくつくりたい方や作り直しをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
新秋津駅・秋津駅から徒歩すぐです。

初めての方へ
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医療法人社団愛正会 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

✨チェア数東京No.1✨ 診療ユニット27台・全て「個室」

〒189-0001 東京都東村山市秋津町5-13-14 クリアティブプラザ1F・2F(アクセスはこちら)

診療項目 インプラント|矯正|審美歯科|歯周病|ホワイトニング|小児歯科(料金表)

診療時間 午前 午後
月・水・金 9:00〜13:30 15:00〜19:00
火・木・土・日・祝 9:00〜13:30 15:00〜21:00

※祝日も21時まで診療しております。

📞 042-306-3889

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「まつばら歯科」は、治療するだけでなく「その先にある」患者様の笑顔を大切にしています。

細い麻酔針・表面麻酔の使用など、痛みや不安を和らげる様々な取り組みをしております。当院の診療ユニットは27台全て「個室」です。

皆様が気軽に来院しやすいようになるにはどうしたら良いのかを日々考え、努力しております。歯科の相談はまつばら歯科にお任せください。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

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【東村山】11月8日は「いい歯の日」|5分でできるお口のセルフチェックと、歯を長持ちさせる3つの習慣

「11月8日は『いい歯の日』って知ってた?」
👩
🧑
「知らなかった!そういえば、歯医者さんにはしばらく行ってないかも…」
🦷
それなら、この機会にお口の点検をしてみましょう!

11月8日は「いい歯の日」です。毎日なにげなく使っている歯ですが、ふだんじっくり向き合う機会はなかなかありません。

そこで今回は、いい歯の日にちなんで、ご自宅で5分あればできる「お口のセルフチェック」と、歯を長持ちさせるための3つの習慣をご紹介します。年に一度の「お口の点検デー」として、ぜひ気軽に試してみてください。

📋 この記事でわかること

① いい歯の日って、どんな日?

② 5分でできる!お口のセルフチェック

③ 歯を長持ちさせる3つの習慣

④ 家族で見直したい、年代別のポイント

⑤ 定期健診ではどんなことをするの?

⑥ 定期健診のよくある質問

🎉 「いい歯の日」ってどんな日?

いい(11)歯(8)
11.8
いい歯の日

「いい歯の日」は、「いい(11)歯(8)」の語呂合わせから、日本歯科医師会が1993年(平成5年)に制定した記念日です。

この日は、「8020(ハチマルニイマル)運動」を広めるための日でもあります。8020運動とは、「80歳になっても、自分の歯を20本以上保とう」という取り組みで、1989年(平成元年)に厚生省(当時)と日本歯科医師会が始めました。

💡 なぜ「20本」なの?

自分の歯が20本ほど残っていると、多くの食べ物をおいしく噛んで食べやすいといわれているためです。いつまでも好きなものを食べるための、ひとつの目安になっています。

とはいえ、80歳はまだ先という方も多いですよね。大切なのは、今ある歯を毎日のケアと定期的なチェックで守っていくことです。まずは、いまのお口の状態を知るところから始めてみましょう。

✅ 5分でできる!いい歯の日のセルフチェック

いい歯の日に、鏡の前で歯ぐきをセルフチェックしている女性

明るい場所で鏡を用意して、次の8つの項目に当てはまるものがないか見てみましょう。歯みがきのときに一緒にチェックするのもおすすめです。

□ 1. 歯みがきのとき、歯ぐきから血が出る

□ 2. 冷たいものや甘いものが歯にしみる

□ 3. 口臭や、朝の口のネバつきが気になる

□ 4. 食べ物がよく歯と歯の間にはさまる

□ 5. 詰め物・被せ物のまわりに段差や違和感がある

□ 6. 朝起きたとき、あごが疲れている

□ 7. フロスや歯間ブラシは使っていない

□ 8. 最後に歯科医院へ行ったのは1年以上前

🔍 チェックが付いた項目のヒント

1. 歯ぐきから血が出る
歯ぐきに炎症が起きているサインのことがあります。痛みがなくても進むことがあるので、気になる方は歯周病治療のページもご覧ください。

2. 冷たいもの・甘いものがしみる
知覚過敏のこともあれば、虫歯のこともあります。見分け方は「冷たいものが歯にしみるのは虫歯?知覚過敏?」の記事でくわしくご紹介しています。

3. 口臭・朝のネバつき
歯の汚れや歯ぐきの状態、舌の汚れ、寝ている間の口の乾燥など、原因はさまざまです。毎日のケアを見直すきっかけにしてみてください。

4. 食べ物がよくはさまる
歯と歯の間にすき間ができていたり、詰め物がすり減っていたりすることがあります。また、歯と歯の間に虫歯ができている場合もあるため、続くようなら一度チェックを受けると安心です。

5. 詰め物・被せ物の違和感
段差やすき間があると、そこに汚れがたまりやすくなります。もし取れてしまったときの対処法は「詰め物・被せ物が取れたら?」の記事にまとめています。

6. 朝、あごが疲れている
寝ている間の歯ぎしりや食いしばりが関係していることがあります。くわしくは「歯ぎしり・食いしばりとナイトガード」の記事をご覧ください。

7. フロス・歯間ブラシを使っていない
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは届きにくい場所です。下の「3つの習慣」でくわしくご紹介します。

8. 1年以上、歯科医院に行っていない
自覚症状がないまま進む虫歯や歯周病もあります。いい歯の日をきっかけに、定期健診を予定に入れてみませんか。

📝 チェックの結果は?

🌟 0個…すばらしいです!今の習慣を続けながら、定期健診で状態を確認していきましょう。

🌱 1個以上…早めに相談しておくと安心です。気になることを歯科医院で聞いてみましょう。

※当てはまる項目があっても、必ずしも病気というわけではありません。原因はお口の状態によって異なるため、気になる場合は歯科医院でご相談ください。

🪥 いい歯の日から始めたい、歯を長持ちさせる3つの習慣

セルフチェックが終わったら、次は毎日の習慣です。いい歯の日をきっかけに、特別なことではなく「続けられること」から少しずつ始めてみましょう。

1

歯ブラシ+フロス・歯間ブラシ

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは残りやすいといわれています。そのため、1日1回、寝る前だけでもフロスや歯間ブラシを足してみましょう。電動歯ブラシと手磨きの選び方はこちらの記事でもご紹介しています。

2

定期健診でプロのチェックを受ける

歯石は、毎日の歯みがきでは取りきれません。また、初期の虫歯や歯ぐきの変化は、自分では気づきにくいものです。定期的にチェックを受けることで、小さな変化に早めに気づくことにつながります。

3

「なんか変かも」を放っておかない

しみる・はさまる・あごが疲れるといった小さなサインは、「そのうち治るかも」と後回しにしがちです。しかし、早めに相談するほど、できる対応の選択肢が広がることもあります。

👨‍👩‍👧 いい歯の日に家族で見直したい、年代別のポイント

お口のトラブルは、年代によって気をつけたいところが少しずつ変わります。いい歯の日は、ご自身だけでなく、ご家族のお口のことを話題にするきっかけにもぴったりです。

🧒 お子さま

✔ 仕上げみがきは、奥歯の溝や歯と歯の間を意識して

✔ 生え変わりの時期は、歯並びや磨き残しの変化を見てあげる

✔ 歯をぶつけたときは、痛がらなくても早めに相談を

乳歯や生えたばかりの歯は、大人の歯にくらべてやわらかく、虫歯が進みやすいといわれています。そのため、毎日の仕上げみがきと、定期的なチェックの両方が大切です。歯並びが気になる場合は、小児歯科のページもご覧ください。

🧑‍💼 働く世代

✔ 忙しくても、寝る前の歯みがきだけは丁寧に

✔ 仕事中の食いしばりや、だらだら食べに気をつける

✔ 歯ぐきの出血は「疲れのせい」で片づけない

仕事や家事で忙しい時期は、歯科医院から足が遠のきがちです。しかし、歯周病は自覚症状が少ないまま進むことがあるため、症状がないうちに一度チェックしておくと安心です。

👵 シニア世代

✔ 入れ歯や被せ物も、定期的に合い具合を確認

✔ 口の乾きやむせやすさなど、「お口の働き」の変化にも目を向ける

✔ 噛みにくさを感じたら、食べやすいものばかりに頼らず相談を

年齢を重ねると、歯の本数だけでなく、噛む・飲み込む・話すといった「お口の働き」も大切になってきます。入れ歯が合わないまま使い続けると、痛みや噛みにくさにつながることもあるため、気になることがあれば入れ歯のページもあわせてご覧ください。

🏥 定期健診ではどんなことをするの?

「定期健診って、何をされるのかよくわからない」という方もいらっしゃると思います。いい歯の日の前に、どんなことをするのか知っておくと安心です。定期健診では、お口の状態に合わせて、たとえば次のようなことを行います。くわしくは当院の予防歯科のページもご覧ください。

✔ お口のチェック
虫歯や歯ぐきの状態、詰め物・被せ物の様子などを確認します。

✔ 咬み合わせのチェック
噛み合わせのバランスや、歯ぎしりのあとがないかなども見ていきます。

✔ 歯のクリーニング
歯科衛生士が、歯石や、毎日の歯みがきでは落としきれない汚れを取り除きます。どこまで行うかは、お口の状態によって変わります。

✔ 歯みがきのアドバイス
お一人おひとりの磨き残しのくせに合わせて、歯ブラシの当て方やフロスの使い方をお伝えします。

定期健診で、歯科衛生士が専用の器具を使って歯のクリーニングをしている様子

通う間隔は、虫歯や歯ぐきの状態によって一人ひとり変わります。歯科医師・歯科衛生士がお口の状態に合わせてご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

💬 いい歯の日に聞きたい、定期健診のよくある質問

Q痛いところがなくても、行っていいの?

Aもちろんです。むしろ、痛みがないうちに状態を確認しておくことが、定期健診の目的です。

Q何年も行っていなくて、行きづらい…

A久しぶりの方も、どうぞご安心ください。いまのお口の状態をいっしょに確認するところから始めます。歯科医院が少し苦手な方は、初めての方へのページで受診の流れもご覧いただけます。

Q平日は仕事で時間がとれません

A当院は土曜・日曜・祝日も診療しています。また、火・木・土・日・祝は夜21時まで診療しておりますので、お仕事帰りにもご利用いただけます。

新秋津・秋津駅前まつばら歯科の外観とエントランス

新秋津・秋津駅前まつばら歯科は、東村山市はもちろん、清瀬市・所沢市からも通いやすい、新秋津駅・秋津駅のすぐ近くにあります。診療時間やアクセスはアクセス・診療時間のページでご確認いただけます。

📝 まとめ

✅ いい歯の日のおさらい

✔ 11月8日は「いい(11)歯(8)」の語呂合わせから生まれた、いい歯の日

✔ 目標は「80歳で自分の歯を20本以上」(8020運動)

✔ 鏡があれば、セルフチェックは5分でできる

✔ 毎日のケアは、歯ブラシ+フロス・歯間ブラシで

✔ 痛みがなくても、定期健診でプロのチェックを

いい歯の日は、ふだん後回しにしがちなお口のことを思い出す、年に一度のよいきっかけです。セルフチェックで気になる項目があった方も、なかった方も、この機会に定期健診の予定を立ててみてはいかがでしょうか。

東村山・清瀬・所沢周辺で、歯の点検ができる歯科医院をお探しの方は、どうぞお気軽にご予約ください。

日々の診療の様子や医院からのお知らせは、公式SNSでも発信しています。公式Instagramや公式YouTubeチャンネルもぜひのぞいてみてください。

お口の中のお悩みや、治療について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

🏥 医院情報・アクセス

医療法人社団愛正会 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

診療ユニット27台・全て「個室」

〒189-0001 東京都東村山市秋津町5-13-14 クリアティブプラザ1F・2F(アクセスはこちら)

診療項目 インプラント|矯正|審美歯科|歯周病|ホワイトニング|小児歯科(料金表)

診療時間 午前 午後
月・水・金 9:00〜13:30 15:00〜19:00
火・木・土・日・祝 9:00〜13:30 15:00〜21:00

※祝日も21時まで診療しております。

📞 042-306-3889

WEB新患予約が埋まっていても、当日受診可能な場合がございますので、お電話ください。(初めての方へ)

「まつばら歯科」は、治療するだけでなく「その先にある」患者様の笑顔を大切にしています。

細い麻酔針・表面麻酔の使用など、痛みや不安を和らげる様々な取り組みをしております。当院の診療ユニットは27台全て「個室」です。

皆様が気軽に来院しやすいようになるにはどうしたら良いのかを日々考え、努力しております。歯科の相談はまつばら歯科にお任せください。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:  カテゴリ:スタッフブログ

「こっちの歯がダメになる」入れ歯の噛む力は約10分の1|新秋津のインプラントで反対側の歯を守る【密着第⑪弾】

「こっちの歯がダメになる」入れ歯の噛む力は約10分の1|新秋津のインプラントで反対側の歯を守る【密着第⑪弾】

新秋津でインプラント治療に取り組む歯医者、まつばら歯科の密着ドキュメンタリー「分岐点」第⑪弾。第⑨弾・第⑩弾に続き、大学病院で治療そのものを断られた女性の患者様の物語、その第3章です。前回は、骨の厚みが1〜2ミリしかなく、インプラントの予定部位のそばに大きな嚢胞(のうほう)が見つかったCT診断の場面をお届けしました。

今回は、いよいよ手術の場面とあわせて、松原先生が「入れ歯とインプラントの違い」を語ります。キーワードは「歯はすべてバランスで成り立っている」。新秋津・秋津でインプラントをご検討中の方、入れ歯で片側ばかりで噛んでいる自覚のある方に、ぜひご覧いただきたい回です。

密着スタッフが見た動画11の見どころ

・「少しでもこの嚢胞に損傷を与えると、手術はそこで終わり」——リスクの高い手術に臨む緊張感。

・「入れ歯は噛む力が10分の1ぐらいと言われている」——CT画像を指しながら語られる、入れ歯とインプラントの違い。

・「こっちを守るために、ちゃんと噛める場所を作りましょう」——残っている歯を守るという、インプラントのもう一つの意味。

まずは動画をご覧ください|密着第⑪弾

密着ドキュメンタリー「分岐点」ストイックな情熱歯科医 松原幹朗 第11弾

動画のタイトルは「大学病院で治療を断られた女性の手術に密着」。約1分の映像の中で、手術の難しさ、大学病院で断られた理由、そして入れ歯とインプラントの違いが語られます。※動画内のお話は、この患者様の症例に基づくものです。治療の適応・経過には個人差があります。

「とてもリスキーでセンシティブな手術」新秋津のインプラントで向き合った大きな嚢胞

新秋津のインプラント|土台となる骨を作る箇所の大きな嚢胞をCT画像で示す様子 まつばら歯科

インプラントの土台となる骨を作る箇所に、大きな嚢胞がありました

動画は、ナレーションのこんな言葉から始まります。「実は今回は、とてもリスキーでセンシティブな手術」。インプラントの土台となる骨を作る箇所に、大きな嚢胞があったのです。

嚢胞とは、体の中にできる袋状のもので、内部に液体などが溜まっていることがあります。前回の第⑩弾で松原先生が説明していたのは、この嚢胞を割らないように持ち上げ、そのすき間に骨を作るという治療計画でした。ナレーションは続けます。「少しでもこの嚢胞に損傷を与えると、手術はそこで終わりとなる」。

つまり、手術中のほんのわずかな手元の狂いが、その日の治療の中止につながりかねないということです。新秋津のインプラント治療では、手術の前にCTで骨や嚢胞の位置を立体的に確認し、手順を事前に組み立ててから手術に臨みます。それでも「リスキーでセンシティブ」と表現されるほど、緊張感の高い手術だったのです。

関連動画|歯科用CT(CBCT)で、お口の中を立体的に診る

今回の動画で松原先生が指していたCT画像は、どのように撮影され、何が分かるのでしょうか。まつばら歯科の公式YouTubeチャンネルで、歯科用CTの仕組みをご紹介しています。

口の中を3Dで診る!?歯科用CBCTのすごさとは(まつばら歯科 公式YouTube)

新秋津のインプラント治療で松原先生が語る理由|大学病院で治療そのものを断られた

手術室で治療にあたる松原先生とスタッフ|新秋津・秋津駅前まつばら歯科

手術室での治療風景。松原先生とスタッフがチームで手術にあたります

動画の中で、患者様の言葉が字幕で映し出されます。「大学病院で治療そのものを断られた」。インプラントを望みながら、治療を受けること自体がかなわなかった——。その経緯は第⑨弾の記事でくわしくご紹介しています。

「そういう患者様も多いのですか?」。スタッフの問いかけに、松原先生は「いっぱいいますね」と答えます。そして、断られてしまう理由の一つをこう説明しました。「嚢胞まで炎症が波及している方だとできない」「歯科治療の前の段階で、耳鼻科で手術をしてもらわないといけない」。

インプラントは歯科の治療ですが、お口のまわりの状態によっては、歯科だけでは進められないこともあります。嚢胞に炎症が広がっている場合などは、まず耳鼻科での治療が必要になり、歯科の治療はそのあとになります。だからこそ、インプラントを始める前の検査と診断がとても重要なのです。新秋津のまつばら歯科でも、CTの画像を一緒に見ながら、今どんな状態なのか、どんな順番で治療を進める必要があるのかをご説明しています。

新秋津のインプラント治療で語られた違い|入れ歯の噛む力はインプラントの約10分の1

新秋津のインプラント|入れ歯はインプラントと比べると噛む力が10分の1程度と語られる手術の場面 まつばら歯科

「入れ歯はインプラントと比べると、噛む力が10分の1程度」

では、入れ歯とインプラントでは何が違うのでしょうか。松原先生は、こう説明します。「入れ歯になると、結局くっついていないもの同士が引っかかっているだけなんで」「噛む力は10分の1ぐらいって言われているので、お新香とか噛めないですし」。

インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込み、骨と結合させて歯を支える治療です。一方で入れ歯は、歯ぐきの上に乗せたり、残っている歯にバネを掛けたりして固定します。骨としっかりつながっているかどうか——この違いが、噛む力の差につながると考えられています。お新香のような歯ごたえのある食べ物が噛みにくいというのは、入れ歯をお使いの方からもよく聞かれるお悩みです。

もちろん、入れ歯にも、外科手術をせずに作れる、治療期間が比較的短いといった良さがあります。どちらが合うかは、お口の状態やご希望によって一人ひとり異なります。新秋津のインプラント相談でも、入れ歯とインプラントの両方の特徴をご説明したうえで、一緒に考えていきます。「噛む力」はあくまで判断材料の一つとして、知っておいていただきたいポイントです。

「こっちの歯がダメになる」入れ歯の反対側ばかりで噛むクセ

画面左側に入れ歯を入れている方は画面右側の歯で噛むとCT画像を指して説明する松原幹朗先生|新秋津・秋津駅前まつばら歯科

「画面左側に入れ歯を入れている方は、画面右側の歯で噛む」

松原先生は、壁のモニターに映したCT画像を指しながら続けます。「入れ歯を入れている方って、こっちで食べるんですよ」。画面左側に入れ歯を入れている方は、自然と画面右側の、自分の歯で噛むようになる、ということです。そして、はっきりとこう言いました。「こっちの歯がダメになるんですよ」。

噛みにくい側を避けて、噛みやすい側ばかりで食事をする。これは多くの方が無意識にしていることです。しかし、片側だけで噛み続けると、その側の歯に負担が集中します。負担がかかり続けた歯は、すり減ったり、ひびが入ったり、歯周病が進みやすくなったりすることもあります。1本の歯を失ったことが、反対側の健康な歯にまで影響してしまう——松原先生が伝えたかったのは、この連鎖です。

新秋津のインプラントの考え方|反対側の歯を守るために「噛める場所を作りましょう」

反対側の歯を守るために噛める場所を作りましょうと語る松原幹朗先生|秋津の歯医者 まつばら歯科

「こっちを守るために、ここにちゃんと噛める場所を作りましょう」

そこで松原先生が患者様に伝えたのが、この言葉です。「こっちを守るために、ここにちゃんと噛める場所を作りましょう、っていう」。

インプラントというと、「失った歯を取り戻す治療」というイメージが強いかもしれません。しかし松原先生の言葉からは、もう一つの目的が見えてきます。それは、残っている自分の歯を守ることです。左右の両方でしっかり噛めるようになれば、片側の歯だけに負担が集中することを防ぎやすくなります。新秋津のまつばら歯科がインプラントをご提案する時に大切にしているのも、お口全体のバランスです。

今回の患者様のように骨が少ない場合でも、骨を作る処置(骨造成)などを組み合わせることで、インプラントを検討できる場合があります。骨が少ないと言われた方に向けた治療方法は、「骨が少ないと言われた方へ(インプラント治療を迷われている方へ)」のページでくわしくご紹介しています。

毎日の入れ歯のお手入れから|「人生がだいぶ変わると思いますが」

動画の中で、撮影スタッフはこう問いかけています。「毎日、食後に入れ歯を取り外して洗わないといけないので、インプラントにすると人生がだいぶ変わると思いますが」。松原先生の答えは短く、「だいぶいいと思います」。

取り外し式の入れ歯は、食事のたびに外して洗い、清潔に保つ必要があります。毎日、毎食のことですから、その手間は決して小さくありません。インプラントは骨に固定されているため、取り外す必要はなく、ご自分の歯と同じように歯みがきでお手入れします。

ただし、インプラントも「入れたら終わり」ではありません。長く使っていただくためには、毎日の歯みがきに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。新秋津のインプラント治療では、治療後も予防歯科・クリーニングでインプラントとまわりの歯ぐきの状態を確認し、治療後の健康を一緒に守っていきます。

歯はすべてバランスで成り立っている|密着スタッフが再認識したこと

新秋津のインプラント|ルーペをつけて手術に集中する松原幹朗先生 まつばら歯科

「歯はすべてバランスで成り立っている」

手術室では、ルーペをつけた松原先生が、一つひとつの処置に集中していきます。その映像に重ねて、ナレーションがこう語ります。「入れ歯はインプラントに比べて噛む力が10分の1程度。そして、歯はすべてバランスで成り立っている」。

手術を進める松原先生とアシスタント|東村山の歯医者 まつばら歯科

「密着している我々も知っているつもりだったが、歯は大切だと再認識させられた」

そして動画は、撮影スタッフ自身の言葉で締めくくられます。「密着している我々も、知っているつもりだったが、歯は大切だと再認識させられた」。

歯が1本なくなっても、すぐに大きく困るとは限りません。だからこそ、つい後回しにしてしまいがちです。けれども、お口の中の歯は1本ずつがばらばらに働いているわけではなく、左右・上下で支え合いながら、全体のバランスで噛む力を生み出しています。1本を失うことが、ほかの歯の負担に変わっていく。今回の動画は、そのことをあらためて教えてくれる回でした。

新秋津でインプラントをご検討中の方へ|片側だけで噛んでいませんか

「入れ歯の側ではうまく噛めないので、反対側ばかりで食べている」「歯ごたえのあるものを避けるようになった」。そんな心当たりのある方は、一度お口全体のバランスを確かめてみませんか。新秋津・秋津のまつばら歯科では、CTによる精密な検査で骨や歯の状態を確かめ、画像をお見せしながら、考えられる治療方法を一つずつご説明します。新秋津のインプラントのご相談では、失った歯の場所だけでなく、反対側の歯や噛み合わせ全体の状態もあわせて確認します。

検査の結果、インプラント以外の方法がその方にとって望ましいと判断することもあります。その場合も理由をきちんとお伝えし、入れ歯やブリッジ、骨の条件が厳しい方にはオールオン4など、ほかの選択肢も含めて一緒に考えます。治療を無理にお勧めすることはありません。当院の診療ユニットは27台すべてが個室ですので、周りを気にせず、納得できるまでご質問いただけます。

インプラント治療について大切なこと

・インプラント治療・骨造成は、保険が使えない自由診療です。費用の目安は料金表をご覧ください。

・外科手術のため、出血・腫れ・痛み、まれに神経の損傷や感染などのリスクがあります。

・骨造成を行う場合は、骨が十分に育つまで待つ期間が必要になり、治療期間が長くなることがあります。

・お口やお身体の状態によっては、治療ができない場合や、ほかの診療科での治療が先に必要になる場合があります。

・噛む力や使い心地には個人差があります。治療後も長く使うためには、毎日のお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。

まつばら歯科は、新秋津駅・秋津駅から徒歩1分。平日は夜まで、土日・祝日も診療しているため、お仕事帰りやお休みの日にもご相談いただけます。新秋津のインプラントのご相談が初めての方は、インプラント治療のページと初めての方へのページもあわせてご覧ください。

動画11の見どころ|約1分で分かる新秋津のインプラント手術と入れ歯の違い

今回の動画は、新秋津の歯医者で行うインプラント手術の緊張感と、その手術がなぜ必要なのかを知っていただける回です。次の流れを意識してご覧いただくと、一つひとつの言葉の重みがより伝わります。

1.「とてもリスキーでセンシティブな手術」——大きな嚢胞と向き合う手術

2.「大学病院で治療そのものを断られた」——患者様が歩んできた道のり

3.「噛む力は10分の1ぐらい」——入れ歯とインプラントの違い

4.「こっちの歯がダメになる」——反対側の歯に負担が集中する仕組み

5.「歯はすべてバランスで成り立っている」——密着スタッフが再認識したこと

特に3から4への流れは、CT画像を指す松原先生の手の動きと合わせてご覧ください。「こっち」「ここ」と示される場所を目で追うと、片側で噛み続けることの影響が分かりやすく伝わってきます。

密着ドキュメンタリー「分岐点」シリーズについて

このシリーズは、プロカメラマンが松原幹朗先生の診療に密着するドキュメンタリーです。大学病院で断られた女性の患者様の物語は、松原先生に治療を任せると決めるまで(第⑨弾)、骨の厚み1〜2ミリと大きな嚢胞が見つかったCT診断(第⑩弾)、そして今回の第⑪弾と続いています。

ほかにも、医学部志望だった少年時代(第⑥弾)、ハードな勤務医時代(第⑦弾)、父の背中から学んだこと(第⑧弾)など、多角的に「まつばら歯科の日常」をお届けしています。ぜひ第①弾からご覧ください(第①弾の記事はこちら)。

YouTubeチャンネルの登録と、次回の記事もぜひお楽しみに。新秋津でインプラントをご検討中の方は、YouTubeでこの動画もあわせてご覧ください。

入れ歯で噛みにくい方も、まずはご相談ください

新秋津のまつばら歯科では、CTによる精密な検査とカウンセリングで、一人ひとりに合った治療方法をご提案します。新秋津駅・秋津駅から徒歩1分です。

初めての方へ
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医療法人社団愛正会 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

✨チェア数東京No.1✨ 診療ユニット27台・全て「個室」

〒189-0001 東京都東村山市秋津町5-13-14 クリアティブプラザ1F・2F(アクセスはこちら)

診療項目 インプラント|矯正|審美歯科|歯周病|ホワイトニング|小児歯科(料金表)

診療時間 午前 午後
月・水・金 9:00〜13:30 15:00〜19:00
火・木・土・日・祝 9:00〜13:30 15:00〜21:00

※祝日も21時まで診療しております。

📞 042-306-3889

WEB新患予約が埋まっていても、当日受診可能な場合がございますので、お電話ください。(初めての方へ)

「まつばら歯科」は、治療するだけでなく「その先にある」患者様の笑顔を大切にしています。

細い麻酔針・表面麻酔の使用など、痛みや不安を和らげる様々な取り組みをしております。当院の診療ユニットは27台全て「個室」です。

皆様が気軽に来院しやすいようになるにはどうしたら良いのかを日々考え、努力しております。歯科の相談はまつばら歯科にお任せください。

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最終更新:2026年10月23日

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:  カテゴリ:スタッフブログ

オールオン4とは?入れ歯との違いと後悔しない選び方|もう一度、好きなものを笑顔で食べられる毎日へ  東村山 秋津のまつばら歯科

こんにちは。医療法人社団愛正会 新秋津秋津駅前まつばら歯科です。
朝晩の空気がひんやりとして、秋が深まってきましたね。
新米や秋の味覚がおいしい季節です。
今回は、入れ歯でお悩みの方の選択肢のひとつ「オールオン4」についてご紹介します。

入れ歯をお使いの方の中には、この季節の食事を心から楽しめずにいる方もいらっしゃるかもしれません。
硬いものを避けたり、食事中に入れ歯がずれないか気になったり、人前で食べることが少しおっくうになったり。
「もう一度、何も気にせずに食べたい」という思いは、とても自然なものです。

そんな方に知っていただきたい選択肢のひとつが「オールオン4(オールオンフォー)」です。
この記事では、オールオン4とはどんな治療なのかを、総入れ歯や通常のインプラントと比べながら説明します。
良い面だけでなく、デメリットや向いていない場合についても正直にお伝えします。
ご自身に合う治療を選ぶための材料にしていただけたらうれしいです。

この記事は、こんな方に向けて書いています

  • 総入れ歯や部分入れ歯が合わず、食事や会話に不安がある方
  • 歯周病などで多くの歯がぐらつき、しっかり噛めない方
  • オールオン4という言葉を聞いたけれど、入れ歯やインプラントとの違いがよく分からない方
  • 「オールオン4にして後悔しないか」が心配で、デメリットも知っておきたい方
  • ご家族の歯の治療について調べている方

はじめに結論:3つの治療を比べると

歯を多く失ったときの主な選択肢は、「総入れ歯」「オールオン4」「1本ずつのインプラント」の3つです。
まずは全体像を表で比べてみましょう。

比べるところ 総入れ歯 オールオン4 1本ずつのインプラント
歯の固定 取り外し式 固定式(取り外し不要) 固定式(取り外し不要)
外科手術 不要 必要 必要
支えるインプラントの本数(片顎) なし 最少4本 失った歯に合わせて多数
健康保険 保険診療と自費診療を選べる 自費診療 自費診療
噛みごこち(一般的な目安) ずれやすさを感じることがある 安定して噛みやすい 安定して噛みやすい
毎日のお手入れ 外して洗う 歯ブラシなどで清掃+定期メンテナンス 歯ブラシなどで清掃+定期メンテナンス
顎の骨への影響 骨がやせていきやすい 噛む刺激が伝わり、骨がやせるのを抑える効果が期待できる 噛む刺激が伝わり、骨がやせるのを抑える効果が期待できる
向いている方 手術を避けたい方、費用を抑えたい方 歯を多く失い、固定式の歯を少ない本数で入れたい方 失った歯の本数が少ない方、1本ずつ天然の歯に近い形で治したい方(骨が足りない場合も、骨を増やす処置で対応できることがあります)

※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。

どの治療にも長所と短所があり、「これが一番」と言い切れるものはありません。
大切なのは、お口の状態や全身の健康、生活のしかた、ご希望に合わせて選ぶことです。

オールオン4(オールオンフォー)とは

オールオン4のイメージ図(4本のインプラントで歯全体を支える様子)

オールオン4とは、片方の顎に最少4本のインプラントを埋め込み、その上に歯全体をつなげた人工の歯(ブリッジ)を固定する治療法です。
ポルトガルの歯科医師パウロ・マロ先生が考案した方法として知られています。

特徴は、奥側のインプラントを斜めに傾けて埋め込むことです。
そのため、少ない本数でも噛む力を支えやすくなります。
また、骨が少ない部分を避けて埋め込めるため、骨を増やす処置(骨造成)の時間や手術の回数を減らせる場合があります。

入れ歯のように取り外す必要がないため、「歯が自分のものとして戻ってきたような感覚」を目指せる治療です。

オールオン4と総入れ歯の違い

総入れ歯は、歯ぐきの上に乗せて使う取り外し式の歯です。
外科手術が必要なく、保険診療でも作れるため、多くの方にとって身近な治療です。
お口の変化に合わせて、調整や作り直しがしやすいという良さもあります。

一方で、歯ぐきの上に乗っているだけなので、硬いものや粘りのあるものを噛むと、ずれたり痛みが出たりすることがあります。
また、顎の骨に噛む力が直接伝わらないため、年月とともに骨がやせ、入れ歯が合わなくなっていくことがあります。

オールオン4は、インプラントで顎の骨に固定するため、ずれる心配が少なく、しっかり噛みやすいのが違いです。
しかし、外科手術が必要で、自費診療になります。

入れ歯についてくわしく知りたい方は、当院の入れ歯のページもご覧ください。
→ 当院の入れ歯治療について

オールオン4と1本ずつのインプラントの違い

失った歯の数に合わせてインプラントを1本ずつ入れる方法もあります。
この方法は、見た目や噛みごこちを天然の歯に近づけやすいです。
しかし、、多くの歯を失っている場合は、埋め込む本数が多くなります。
そのぶん手術の負担や費用、治療期間が大きくなりやすく、骨が足りない部分には骨を増やす処置が必要になることもあります。

一方、オールオン4は少ない本数で歯全体を支える設計のため、本数や手術回数をおさえやすいのが違いです。
通常のインプラントについては、当院のインプラントのページでご紹介しています。
→ 当院のインプラント治療について

もう一度、好きなものを笑顔で食べられる毎日へ

オールオン4を検討される方が本当に望んでいるのは、「歯が入ること」そのものよりも、その先の毎日ではないでしょうか。
治療によって期待できる変化を、暮らしの場面からご紹介します。

食事の時間を、また楽しみに

固定式の歯でしっかり噛めるようになると、これまで避けていた食べ物にも挑戦しやすくなります。
秋の味覚や、ご家族と囲む食卓、友人との外食。
「食べられるものを選ぶ」から「食べたいものを選ぶ」へ、食事の時間が変わっていくことが期待できます。

人前で、気がねなく笑って話せる

入れ歯がずれたり外れたりする心配が少なくなると、会話や笑顔にも自信を持ちやすくなります。
お孫さんと思い切り笑ったり、人前で話したりする場面でも、口元を気にする時間が減っていくはずです。

外出や旅行が、もっと身軽に

取り外して洗う手間がなくなるため、旅行や外泊のときも入れ歯の管理を気にせずに過ごしやすくなります。
「今日はどこへ出かけようか」と、行動の幅が広がっていく方も少なくありません。

10年後の自分のお口を守る

噛む刺激が顎の骨に伝わることで、骨がやせていくのを抑える効果が期待できます。
今だけでなく、これから先も「自分の歯で噛む」感覚を大切にしていくための選択肢と言えます。

オールオン4の知っておきたいデメリットとリスク

オールオン4にはデメリットもあります。
「オールオン4で後悔した」という声の多くは、治療前にデメリットを十分に知らなかったことから生まれます。
ここでは、治療を考える前に必ず知っておいていただきたい点をまとめます。

残っている歯の多くを抜く必要がある

オールオン4は顎全体の歯をまとめて支える治療のため、残っている歯の多くを抜歯する必要があります。
まだ使える歯がある場合は、その歯を残す治療と比べて考えることが大切です。

外科手術が必要になる

インプラントを顎の骨に埋め込む手術を行います。
そのため、手術後に腫れや痛みが出ることがあり、全身の状態によっては手術が難しい場合もあります。

自費診療で、費用がかかる

オールオン4は健康保険が適用されない自費診療です。
費用はお口の状態や使う材料によって変わります。

インプラント周囲炎に注意が必要

インプラントのまわりに汚れがたまると、歯周病に似た「インプラント周囲炎」になることがあります。
さらに、放っておくと、インプラントを支える骨が失われることもあります。
だからこそ、毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。

治療を受けられないことがある

次のような場合は、オールオン4が適さなかったり、事前の治療や医科の先生との相談が必要になったりすることがあります。

  • 顎の骨の量や質が大きく不足している(骨を増やす処置を先に行うことで、治療できるようになる場合もあります)
  • 糖尿病などの全身の病気が十分にコントロールされていない
  • 骨の病気の治療薬など、手術に影響するお薬を使っている
  • 喫煙の習慣がある(治りが悪くなったり、インプラント周囲炎のリスクが高まったりするため)

「入れたら終わり」ではありません
オールオン4を長く快適に使えるかどうかは、治療後のお手入れと定期的なメンテナンスに大きく左右されます。
治療を考えるときは、「通い続けられる歯科医院かどうか」もあわせて考えてみてください。

オールオン4で後悔しないために確認したい5つのこと

オールオン4を選ぶかどうかを決める前に、次の5つをぜひ確認してください。

1. 精密な検査を受けているか

骨の量や形、神経や血管の位置は、通常のレントゲンだけでは分からないことがあります。
CTなどで立体的に確認したうえで計画を立てることが、安全な治療の土台になります。
当院では、レントゲンやCTの撮影、噛み合わせや顎の骨の診査をしてから、治療計画を立てています。

2. メリットだけでなくデメリットの説明があるか

治療の良い面だけでなく、リスクや費用、期間について、納得できるまで説明を受けることが大切です。
当院では、治療計画・費用・期間・メリットとデメリットをご説明し、患者様が納得されるまで治療を始めません。

3. ほかの選択肢と比べたか

つまり、入れ歯や通常のインプラントなど、ほかの方法と比べたうえで選ぶと、後悔しにくくなります。
「オールオン4ありき」ではなく、ご自身にとって何が合うかを一緒に考えてくれるかを確認しましょう。

4. 治療後のメンテナンスに通えるか

オールオン4は、治療後の定期的なメンテナンスがとても大切です。
通いやすい場所か、診療時間が生活に合うかも、意外と大事なポイントです。

5. 全身の健康状態を伝えているか

なぜなら、持病や飲んでいるお薬は、治療の安全性に関わるからです。
たとえば、お薬手帳を持って相談に行くと、話がスムーズです。

当院でのオールオン4の治療の流れ

当院でのオールオン4は、おおむね次のような流れで進みます。
お口の状態によって内容や期間は変わりますので、目安としてご覧ください。

  1. 問診・カウンセリング:お悩みやご希望をうかがいます(ご相談は無料です。レントゲン撮影には費用がかかります)。
  2. 精密検査・診査診断:レントゲンやCTの撮影、噛み合わせや顎の骨の状態を確認します。
  3. 治療計画のご説明:治療内容・費用・期間・メリットとデメリットをご説明します。
  4. 手術:インプラントを埋め込みます。必要に応じて抜歯を行います。入院の必要はありません。
  5. 仮歯の装着:通常は手術当日に仮歯を装着します。
  6. 最終的な歯の装着:骨とインプラントがなじむのを待ってから(目安として上顎で約6か月、下顎で約3か月)、型取りを行い、最終的な歯に交換します。

手術の当日まで、今お使いの歯や入れ歯を使っていただけます。
治癒にかかる期間には個人差があります。

当院では、拡大鏡を使い、お口の中の様子をお見せしながら説明する「見える治療」を大切にしています。
また、院内に技工所があり、仮歯や人工の歯について院内で相談しながら進められる体制です。
院内はバリアフリー設計のため、足腰に不安のある方も安心してご来院ください。

オールオン4の手術を行う当院のオペ室

動画で見る、当院のオールオン4

当院のオールオン4について、動画でもご紹介しています。
治療の雰囲気をつかむ参考に、ぜひご覧ください。

当院のオールオン4について、くわしくはこちらのページでご紹介しています。
→ 当院のオールオン4について詳しくはこちら

オールオン4の費用の考え方

オールオン4は自費診療のため、健康保険は使えません。
費用は、埋め込むインプラントの本数や種類、最終的な歯の材料などによって変わります。
一般的に、1本ずつのインプラントを多数入れる場合と比べると、本数をおさえられるぶん、総額や手術の回数をおさえやすいとされています。

また、治療目的の歯科治療は、医療費控除の対象になる場合があります。
くわしくは、国税庁のページ(医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例)もご参照ください。
なお、くわしい費用は、検査をしてお口の状態を確認したうえで、治療を始める前にご説明します。

CHECKセルフチェックしてみましょう

いくつ当てはまるか、チェックしてみてください。
当てはまる項目が多い方は、オールオン4が選択肢になるかもしれません。

  • ✓食事中に入れ歯がずれたり、外れそうになったりする
  • ✓硬いものや噛みごたえのあるものを避けている
  • ✓入れ歯が当たって歯ぐきが痛むことがある
  • ✓人前で話したり笑ったりするとき、口元が気になる
  • ✓歯周病で多くの歯がぐらついている
  • ✓入れ歯を作り直しても、しばらくすると合わなくなる
  • ✓取り外しのない、固定式の歯にしたいと考えている

治療が合うかどうかは、精密検査をしてはじめて分かります。
まずはお気軽にご相談ください。

オールオン4のよくあるご質問

Q.【痛み】手術は痛くありませんか?

A. 手術は麻酔をして行うため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、手術後は腫れや痛みが出ることがありますが、多くはお薬でおさえられる程度です。
治療への不安が強い方は、静脈内鎮静法(うとうとした状態で治療を受けられる方法)についてもご相談ください。
→ 当院の静脈内鎮静法について

Q.【食事】治療後、すぐに普段どおり食べられますか?

A. 仮歯の段階では、やわらかいものから少しずつ慣らしていただきます。
骨とインプラントがしっかりなじみ、最終的な歯が入ったあとは、多くのものをしっかり噛みやすくなります。
食べ方の注意点は、治療の段階に合わせてご説明します。

Q.【年齢】高齢でもオールオン4を受けられますか?

A. 年齢だけで受けられるかどうかが決まるわけではありません。
むしろ大切なのは、顎の骨の状態と全身の健康状態です。
持病やお薬がある方は、医科の先生と相談しながら進めることもあります。

Q.【寿命】オールオン4はどのくらい持ちますか?

A. 長く使えるかどうかは、毎日のお手入れと定期的なメンテナンス、噛み合わせの管理に大きく左右されます。
インプラント周囲炎を防ぎ、上の歯の部分に負担がかかりすぎていないかを定期的に確認することが、長持ちにつながります。

Q.【通院】治療後も通院は必要ですか?

A. はい、定期的なメンテナンスが欠かせません。
歯科医院でのクリーニングや噛み合わせのチェックを続けることで、トラブルを早めに見つけられます。

Q.【費用】保険は使えますか?

A. オールオン4は自費診療のため、健康保険は使えません。
医療費控除の対象になる場合がありますので、領収書は大切に保管しておいてください。
費用の詳細は、検査のあとにご説明します。

まとめ:オールオン4は後悔しない選び方が大切です

オールオン4は、少ない本数のインプラントで歯全体を支え、取り外しのない固定式の歯を目指せる治療法です。
入れ歯の悩みを抱えている方にとって、食事や会話、外出を楽しむ毎日を取り戻すための選択肢のひとつになります。

一方で、抜歯や外科手術が必要なこと、自費診療であること、治療後のメンテナンスが欠かせないことなど、知っておきたい点もあります。
後悔しないためには、精密な検査と十分な説明を受け、ほかの治療とも比べたうえで選ぶことが大切です。

「自分に合うのはどの治療だろう」と迷ったときは、どうぞお気軽にご相談ください。
入れ歯を続ける場合も含めて、一人ひとりに合った方法を一緒に考えていきます。


※この記事は一般的な情報をお伝えするものです。
実際の診断や治療の内容は、お口の状態や全身の健康状態によって異なります。
気になる症状がある方は、歯科医院でご相談ください。

 

まつばら歯科のオールオン4・入れ歯治療について

当院では、オールオン4をはじめ、入れ歯やインプラントなど、歯を失ったときの治療について幅広くご相談いただけます。
「入れ歯が合わない」「オールオン4が自分に合うか知りたい」といったお悩みも、お気軽にお聞かせください。
詳しくは「初めての方へ」のページをご覧ください。
また、治療の進め方や費用面の不安についても、検査の結果をもとにていねいにご説明します。

オールオン4・入れ歯でお悩みの方へ

当院は、CTによる精密検査、拡大鏡を使った「見える治療」、院内技工所、バリアフリー設計など、オールオン4を安心して受けていただくための体制を整えています。
秋津・東村山・清瀬・所沢を中心に、全国の患者様からご相談をいただいています。
「オールオン4にして後悔しないか」が気になる方も、まずはお気軽にご相談ください。

新秋津駅・秋津駅から徒歩すぐです。

初めての方へ
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医院情報・アクセス

医療法人社団愛正会 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

✨チェア数東京No.1✨ 診療ユニット27台・全て「個室」

〒189-0001 東京都東村山市秋津町5-13-14 クリアティブプラザ1F・2F(アクセスはこちら)

診療項目 インプラント|矯正|審美歯科|歯周病|ホワイトニング|小児歯科(料金表)

診療時間午前午後月・水・金9:00〜13:3015:00〜19:00火・木・土・日・祝9:00〜13:3015:00〜21:00

※祝日も21時まで診療しております。

📞 042-306-3889

WEB新患予約が埋まっていても、当日受診可能な場合がございますので、お電話ください。(初めての方へ)

「まつばら歯科」は、治療するだけでなく「その先にある」患者様の笑顔を大切にしています。

細い麻酔針・表面麻酔の使用など、痛みや不安を和らげる様々な取り組みをしております。当院の診療ユニットは27台全て「個室」です。

皆様が気軽に来院しやすいようになるにはどうしたら良いのかを日々考え、努力しております。歯科の相談はまつばら歯科にお任せください。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:  カテゴリ:スタッフブログ

「全然骨がなくて」骨の厚み1〜2ミリと大きな嚢胞|東村山のインプラント難症例に挑む【密着第⑩弾】

「全然骨がなくて」骨の厚み1〜2ミリと大きな嚢胞|東村山のインプラント難症例に挑む【密着第⑩弾】

東村山でインプラント治療に取り組む歯医者、まつばら歯科の密着ドキュメンタリー「分岐点」第⑩弾。前回の第⑨弾では、大学病院でインプラント治療を断られた女性の患者様が、松原先生に治療を任せると決めるまでをお届けしました。今回はその続編、手術の前に行われた「CT診断」の場面です。

モニターに映し出されたのは、厚みわずか1〜2ミリの骨と、インプラントを入れる予定の場所のすぐそばに広がる大きな嚢胞(のうほう)。東村山・秋津でインプラントをご検討中の方、「骨が少ない」と言われて不安を感じている方に、ぜひご覧いただきたい回です。

密着スタッフが見た動画10の見どころ

・「松原先生にお任せして信じていますので、何も怖いことはないです」——手術を前にした患者様の、迷いのない言葉。

・CT画像を指しながら松原先生が語る「骨の厚みが1〜2ミリ」「全然骨がなくて」という厳しい現実。

・大きな嚢胞を割らないように持ち上げ、そのすき間に骨を作る——難易度の高い治療計画が明かされる瞬間です。

まずは動画をご覧ください|密着第⑩弾

密着ドキュメンタリー「分岐点」ストイックな情熱歯科医 松原幹朗 第10弾

動画のタイトルは「大学病院で治療を断られた女性の手術に密着」。約1分の映像の中で、患者様の決意から、CTによる診断、治療計画の説明、そして手術室へ向かう松原先生の後ろ姿までが描かれています。※動画内のお話は、この患者様の症例に基づくものです。治療の適応・経過には個人差があります。

「信じていますので」東村山でインプラントを任せると決めた患者様

松原先生を信じて手術に臨む女性患者様|東村山のインプラント治療 まつばら歯科

「松原先生にお任せして信じていますので」——手術を前にした患者様の言葉

動画は、東村山のまつばら歯科の診療チェアに座った患者様の言葉から始まります。「長年の夢というか、インプラントにしたかったので、松原先生におまかせしようと思って決めました」。

この方は、約12年前に歯が割れて抜歯となり、部分入れ歯で過ごしてきました。7〜8年前に大学病院でインプラントを相談したものの、「難しい症例なので今のままでいいのでは」と言われ、一度は夢をあきらめかけた経験をお持ちです(くわしくは第⑨弾の記事でご紹介しています)。

手術を前にした今の気持ちを聞かれると、患者様は穏やかにこう答えます。「松原先生にお任せして信じていますので、何も怖いことはないです」。何年もの時間をかけてたどり着いたからこそ、その表情に迷いはありません。では、大学病院が「難しい」と判断した理由は、どこにあったのでしょうか。答えは、CT画像の中にありました。

骨の厚みは1〜2ミリ|東村山の歯医者がCTで見た「全然骨がなくて」

CT画像で骨の厚みが1〜2ミリしかないことを示す松原先生の指先|東村山の歯医者 まつばら歯科

指でつまむように示したのが、残っている骨の厚み。わずか1〜2ミリです

「今回の患者様は、どういう方でしょうか?」。スタッフの問いかけに、松原先生はCT画像の一点を指でつまむようにして示しました。「ここの骨の厚みがもう1〜2ミリぐらいとか、全然骨がなくて」。

インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込み、骨と結合させて歯を支える治療です。そのため、インプラントをしっかり支えられるだけの骨の「高さ」と「厚み」が欠かせません。ところが歯を失ったままの期間が長くなると、その部分の骨は少しずつやせていきます(骨吸収)。入れ歯の期間が長かった方や、歯周病で骨が失われた方では、思っている以上に骨が減っていることも珍しくありません。

骨の量は、お口の中を見たり、平面のレントゲンを撮ったりするだけでは正確に分かりません。東村山のまつばら歯科では、CTで骨を立体的に撮影し、厚み・高さ・神経や血管の位置までを確かめてから治療計画を立てます。今回の「1〜2ミリ」という数字も、このCT診断によって初めて明らかになったものです。

骨ではなく「嚢胞状のもの」|インプラントの予定部位に見つかった大きな影

大型モニターに映したCT画像を確認する松原先生|東村山のインプラント治療 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

大きなモニターにCT画像を映し、治療の内容を一つずつ確認していきます

骨の薄さだけではありませんでした。画像の中に、丸く盛り上がった影が映っています。松原先生は続けます。「これは骨ではなくて、嚢胞状のもので、何が溜まっているか、ちょっと分からないんですけど」。

ナレーションが語るように、インプラントを入れる場所のすぐそばに、レントゲンでもはっきりと分かる大きな嚢胞があったのです。嚢胞とは、体の中にできる袋状のもので、内部に液体などが溜まっていることがあります。骨が薄いうえに、その上には嚢胞がある——。「どう治療をするのだろう?」。撮影スタッフも、思わず息をのんだ場面でした。

このように、東村山のまつばら歯科がインプラントの計画で重視しているのは、「骨がどれだけあるか」に加えて、「骨のまわりに何があるか」を見極めることです。嚢胞や神経、血管の位置を事前に把握しておくことが、安全な手術につながります。

嚢胞を割らずに持ち上げ、骨を作る|東村山のインプラント治療を支える土台づくり

嚢胞を割らないように持ち上げる処置をCT画像で説明する様子|新秋津・秋津駅前まつばら歯科

「嚢胞を剥離しながら、割らないように上に上げていって」

松原先生が示した治療計画は、こうです。「この嚢胞を剥離しながら、割らないように上に上げていって、その間に骨を作るという処置をやっていきます」。手のひらで嚢胞を持ち上げるしぐさをしながら、松原先生は手順を一つずつ説明していきます。

土台となる骨を作る骨造成の計画を説明する様子|秋津の歯医者 まつばら歯科

「その間に骨を作る」——インプラントを入れる前に、まず土台となる骨を作ります(骨造成・GBR)

インプラントを入れる前に骨の不足を補う処置は、家を建てる前の「基礎工事」のようなものです。骨不足を補う方法には、ボーングラフト法(骨移植)、骨造成(GBR)、ソケットリフト法、サイナスリフト法の4つがあります。中でも骨造成(GBR)は、骨の厚みや幅が足りない場合に、インプラントを入れる前、または入れると同時に骨を作る方法です。どの方法を選ぶかは、骨の量や形、周囲の状態によって一人ひとり異なります。それぞれの方法は「骨が少ないと言われた方へ(インプラント治療を迷われている方へ)」のページでくわしくご紹介しています。

今回のポイントは、嚢胞を「避けながら」骨を作るという点です。ナレーションも「嚢胞を避けながら、なんと骨を作るのだという」と驚きを込めて伝えています。嚢胞を傷つけないように慎重に扱いながら、限られたすき間に骨を作る。CTで立体的に状態を把握し、手術の手順を事前に組み立てておくからこそ描ける治療計画です。東村山でインプラントをお考えの方にとっても、「骨が少ない=すぐにあきらめる」ではなく、まず正確に調べることの大切さが伝わる場面ではないでしょうか。

「できる先生は約1割」東村山でインプラントの難症例と向き合う

難症例について質問に答える歯科医・松原幹朗先生|東村山の歯医者 まつばら歯科

「こういうケースは多々されているのですか?」——スタッフの問いかけに答える松原先生

「こういうケースは多々されているのですか?」。スタッフの質問に、松原先生は落ち着いた口調で答えます。「何度もやっていますが、やっぱり難易度が上がるので」。

骨造成を伴うインプラントの難易度を語る松原幹朗先生|東村山のインプラント 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

「できる先生が歯科医師の中で、統計的に約1割と言われているので」

そして、こう続けました。「できる先生が歯科医師の中で、統計的に約1割と言われているので」。骨が薄く、さらに嚢胞まである症例は、それだけ高度な診断力と外科の技術、そして経験が求められる治療だということです。何度も経験しているからといって決して油断せず、「難易度が上がる」と冷静に受け止める姿勢に、松原先生のストイックさが表れていました。

松原先生は、インプラント治療の経験を長年積み重ねてきた歯科医師です。その歩みは、シリーズの第⑦弾(ハードな勤務医時代)でもご紹介しています。骨の条件が厳しい方には、骨造成のほかに、少ない本数のインプラントで歯全体を支えるオールオン4や、頬の骨を支えにするザイゴマインプラントを検討できる場合もあります。ただし、どの方法が合うか、そもそも治療ができるかは、精密な検査のうえで一人ひとり判断するものです。

そして、手術室へ|次回、いよいよインプラント手術

動画の最後、手術着に身を包んだ松原先生が、静かに廊下を歩いていきます。ナレーションは短く告げます。「そして松原が手術室に向かった。手術が始まる」。

東村山のまつばら歯科に「長年の夢」を託した患者様と、厳しい条件を正面から受け止めて治療計画を描いた松原先生。大学病院で断られた日から続いてきた物語は、いよいよ手術の日を迎えます。どのような手術になったのか——続きは次回の密着でお届けします。

東村山でインプラントをご検討中の方へ|「骨が少ない」と言われたら

「骨が少ないのでインプラントは難しい」「入れ歯のままでいいのでは」。そう言われて、あきらめかけている方もいらっしゃるかもしれません。東村山・秋津のまつばら歯科では、CTによる精密な検査で骨の状態を確かめ、画像をお見せしながら、考えられる治療方法を一つずつご説明します。

検査の結果、インプラント以外の方法がその方にとって望ましいと判断することもあります。その場合も理由をきちんとお伝えし、入れ歯やブリッジなど、ほかの選択肢も含めて一緒に考えます。治療を無理にお勧めすることはありません。当院の診療ユニットは27台すべてが個室ですので、周りを気にせず、納得できるまでご質問いただけます。

インプラント治療・骨造成について大切なこと

・インプラント治療・骨造成は、保険が使えない自由診療です。費用の目安は料金表をご覧ください。

・外科手術のため、出血・腫れ・痛み、まれに神経の損傷や感染などのリスクがあります。

・骨造成を行う場合は、骨が十分に育つまで待つ期間が必要になり、治療期間が長くなることがあります。

・お口やお身体の状態によっては、治療ができない場合があります。

・治療後も長く使うためには、毎日のお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。

まつばら歯科は、秋津駅・新秋津駅から徒歩1分。平日は夜まで、土日・祝日も診療しているため、お仕事帰りやお休みの日にもご相談いただけます。東村山でインプラントのご相談が初めての方は、インプラント治療のページと初めての方へのページもあわせてご覧ください。

動画10の見どころ|約1分で分かる難症例の診断

今回の動画は、東村山の歯医者で行うインプラント治療の「手術の前」に、どれだけの準備があるのかを知っていただける回です。次の流れを意識してご覧いただくと、一つひとつの言葉の重みがより伝わります。

1.「松原先生にお任せして信じていますので」——患者様の決意

2.「骨の厚みが1〜2ミリ」——CTが映した骨の現実

3.「嚢胞状のもの」——インプラントの予定部位のそばに見つかった大きな影

4.「割らないように上に上げて、その間に骨を作る」——治療計画の説明

5.「そして松原が手術室に向かった」——次回への序章

特に3から4への流れは、CT画像と松原先生の手の動きを合わせてご覧ください。言葉だけでは想像しにくい処置の内容が、指先の動きで分かりやすく伝わってきます。

密着ドキュメンタリー「分岐点」シリーズについて

このシリーズは、プロカメラマンが松原幹朗先生の診療に密着するドキュメンタリーです。手術を決断した患者様のその後(第⑤弾)、医学部志望だった少年時代(第⑥弾)、父の背中から学んだこと(第⑧弾)など、多角的に「まつばら歯科の日常」をお届けしています。ぜひ第①弾からご覧ください(第①弾の記事はこちら)。

YouTubeチャンネルの登録と、次回の記事もぜひお楽しみに。東村山でインプラントをご検討中の方は、YouTubeでこの動画もあわせてご覧ください。

「骨が少ない」と言われた方も、まずはご相談ください

東村山のまつばら歯科では、CTによる精密な検査とカウンセリングで、一人ひとりに合った治療方法をご提案します。秋津駅・新秋津駅から徒歩1分です。

初めての方へ
電話で予約

医療法人社団愛正会 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

✨チェア数東京No.1✨ 診療ユニット27台・全て「個室」

〒189-0001 東京都東村山市秋津町5-13-14 クリアティブプラザ1F・2F(アクセスはこちら)

診療項目 インプラント|矯正|審美歯科|歯周病|ホワイトニング|小児歯科(料金表)

診療時間午前午後月・水・金9:00〜13:3015:00〜19:00火・木・土・日・祝9:00〜13:3015:00〜21:00

※祝日も21時まで診療しております。

📞 042-306-3889

WEB新患予約が埋まっていても、当日受診可能な場合がございますので、お電話ください。(初めての方へ)

「まつばら歯科」は、治療するだけでなく「その先にある」患者様の笑顔を大切にしています。

細い麻酔針・表面麻酔の使用など、痛みや不安を和らげる様々な取り組みをしております。当院の診療ユニットは27台全て「個室」です。

皆様が気軽に来院しやすいようになるにはどうしたら良いのかを日々考え、努力しております。歯科の相談はまつばら歯科にお任せください。

【キーワード】東村山 インプラント / 東村山 歯医者 / 秋津 インプラント / 骨が少ない インプラント / 骨造成 / 嚢胞 / 密着ドキュメンタリー / 松原幹朗 歯科医

最終更新:2026年10月19日

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:  カテゴリ:スタッフブログ

【東村山】インプラントは何歳までできる?何年もつ?費用は?院長がよくある7つの質問にお答えします

「インプラントに興味はあるけど、もう年だから無理かしら…」
👵
😟
「手術は痛くない?何年くらいもつの?保険はきくの?」
🏥
よくいただくご質問に、院長の動画をもとにお答えします!

インプラントは、歯を失ったところを補う治療のひとつです。ただ、手術が必要なことや費用のことなど、気になる点も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、当院の院長が公式YouTubeチャンネルでお答えしている「インプラントのよくある7つの質問」を、文章でも読みやすいようにまとめました。動画もあわせてご覧いただけます。

📋 この記事でお答えする7つの質問

Q1. インプラントって、どんな治療?

Q2. 入れ歯・ブリッジとは何が違う?

Q3. 手術は痛い?腫れる?

Q4. 治療期間はどれくらい?

Q5. 何歳までできる?

Q6. 保険はきく?費用は?

Q7. 何年もつ?

🎥 院長がインプラントのよくある質問にお答えしています

まずは動画でご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。7分ほどの動画です。

🦷 Q1. インプラントって、どんな治療?

インプラント治療は、歯を失ったところのあごの骨に、ネジのような形をした人工の歯の根を埋め込み、その上に人工の歯をつくっていく治療です。

歯を失ったときの治療には、主に「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つがあり、よく比べられます。それぞれに向き・不向きがあるので、次の質問で違いを見ていきましょう。詳しい治療内容はインプラント治療のページでもご案内しています。

💡 ひとことで言うと
あごの骨に人工の根を植えて、その上に歯をつくる治療です。

⚖️ Q2. インプラントと入れ歯・ブリッジは何が違う?

いちばん大きな違いは、「何で支えるか」と「誰が取り外すか」です。

入れ歯:ご自身で取り外してお手入れする

インプラントとよく比べられる、バネの付いた部分入れ歯と総入れ歯

部分入れ歯は、残っている両隣の歯にバネをかけて支えます。ご自身で取り外せるので、食後に外して洗い、またお口に戻していただきます。

ネギやほうれん草のような食べ物が絡まりやすく、外して取り除くひと手間がかかります。また、バネをかけた歯には負担がかかります。入れ歯について詳しくは入れ歯のページをご覧ください。

ブリッジ:両隣の歯を削ってつなぐ

インプラントとよく比べられる、3本の歯がつながったブリッジ(歯の模型)

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、橋をかけるように3本分をつないだ被せ物を付ける治療です。ご自身でも歯科医院でも、基本的に取り外しはしません。

ご自身の歯と同じように磨けますが、つないだ部分の下はすき間になっているため汚れがたまりやすく、お手入れに工夫が必要です。また、3本分の噛む力を2本の歯で支えることになるため、両隣の歯に大きな負担がかかります。

インプラント:あごの骨が直接支える

インプラントの構造模型(あごの骨に埋める人工の歯の根・土台・被せ物)

インプラントは両隣の歯に頼らず、1本で独立して骨に支えられています。噛む力を骨が受け止めてくれるため、ご自身の歯に近い感覚で噛めることが期待できます。

取り外しはご自身ではできず、必要なときは歯科医院で行います。そのため、お手入れはふだんの歯みがきとフロスが基本です。

入れ歯
VS
ブリッジ
VS
インプラント
項目 入れ歯 ブリッジ インプラント
支え方 両隣の歯にバネをかける 両隣の歯を削ってつなぐ あごの骨が直接支える
取り外し ご自身で外せる 基本的に外さない ご自身では外せない(必要なときは歯科医院で)
お手入れ 外して洗う 歯みがき+つないだ部分の下の清掃 ◎ 歯みがき・フロス
まわりの歯 △ バネをかけた歯に負担がかかる △ 両隣の歯に大きな負担がかかる ◎ まわりの歯に頼らない
手術 ◎ 不要 ◎ 不要 △ 必要
保険 保険のもの・自由診療のものがある 条件により保険のもの・自由診療のものがある 自由診療(保険適用外)

どの治療が合っているかは、お口の状態やご希望によって変わります。インプラントが必ずしもいちばん良い、というわけではありません。

💡 ひとことで言うと
入れ歯はバネ、ブリッジは両隣の歯、インプラントは骨で支えます。

😌 Q3. インプラントの手術は痛い?腫れる?

手術ですので、まったく腫れないわけではありません。ただ、現在のインプラント治療は、事前の検査で骨の状態をくわしく調べたうえで、計画的に進めていきます。

🏥
「むしろ抜歯よりも楽だと思っていただいたほうがいいです」(院長・動画より)

腫れや痛みの程度には個人差がありますが、院長は動画の中でこのように話しています。

単純なケースであれば、手術時間はそれほど長くかかりません。痛みについても、多くの場合は通常の局所麻酔で対応できます。なお、骨を増やす処置が必要な場合や、埋め込む本数が多い場合などは、手術の内容も変わってきます。

💡 ひとことで言うと
多少の腫れはありますが、多くの場合は通常の麻酔で手術を受けられます。

📅 Q4. インプラントの治療期間はどれくらい?

インプラントを埋め込んでから最終的な被せ物が入るまでは、おおよそ4か月〜半年ほどが目安です。

最近は、骨の状態などの条件がそろえば、歯を抜いたその日にインプラントを入れ、当日に仮歯まで入れられるケースもあります。ただし、できるかどうかは骨の状態によって一人ひとり異なります。

また、骨が足りずに骨を増やす処置が必要な場合は、治療期間が3〜4か月ほど延びることがあります。骨の量や形はCTで確認できるので、検査を受けて説明に納得してから治療を始めることが大切です。骨が足りないと言われた方は、グラフト・インプラントのページもご覧ください。

インプラント治療の一般的な流れ

治療期間のイメージがつかみやすいよう、相談からメンテナンスまでの一般的な流れをご紹介します。実際の流れは、お口の状態や治療内容によって変わります。

1
ご相談
お悩みやご希望、気になっていることをうかがいます。
2
精密検査
レントゲンやCTで、骨の量や形、神経や血管の位置などを確認します。
3
治療計画と費用のご説明
検査の結果をもとに、治療の内容・期間・費用をご説明します。納得していただいてから次に進みます。
4
インプラントを埋め込む手術
局所麻酔をして、あごの骨にインプラントを埋め込みます。
5
骨となじむのを待つ期間
インプラントと骨がしっかり結びつくまで待ちます。必要に応じて仮歯で過ごしていただきます。
6
人工の歯の装着
型を取ってつくった人工の歯を、インプラントの上に取り付けます。
7
定期メンテナンス
治療が終わったあとも、長く使っていただくために定期的に状態をチェックします。

💡 ひとことで言うと
埋め込んでから被せ物まで4か月〜半年ほど。骨を増やす場合は延びます。

👵 Q5. インプラントは何歳までできる?

実は、インプラント治療に年齢の上限は決まっていません。「もう年だから」とおっしゃる方も多いのですが、ご高齢でもお体がお元気であれば、年齢だけを理由にあきらめる必要はありません。

それよりも大切なのは、全身の健康状態です。たとえば、次のような場合は注意が必要です。

⚠️
心筋梗塞・脳梗塞などで、血液をサラサラにするお薬を飲んでいる
⚠️
血圧が高く、麻酔や手術の負担が心配な状態
⚠️
糖尿病で、血糖値が基準より高い状態が続いている

こうした状態によっては、手術ができない場合や、体調を整えてからのほうがよい場合もあります。そのため、持病のある方やお薬を飲んでいる方は、相談の際にお薬手帳をお持ちいただくと安心です。

💡 ひとことで言うと
年齢よりも、持病やお体の状態のほうが大切です。

💰 Q6. インプラントは保険がきく?費用は?

インプラント治療は、保険が適用されない自由診療です。そのため、保険の治療と比べると費用は高額になります。

費用はお一人おひとり異なります。主に、次のような点で変わってくるためです。

🔍 費用が変わる主なポイント

✔ 使う材料(上に付ける人工の歯の種類など)

✔ 骨が足りず、骨を増やす処置が必要かどうか

✔ インプラントのまわりの歯ぐきの状態(歯ぐきを整える処置が必要かどうか)

歯ぐきの状態が大切なのは、インプラントそのものは虫歯にならないものの、まわりの歯ぐきや骨に炎症が起きる「インプラント周囲炎」という、歯周病に似た病気にはなるためです。インプラントを守ってくれる丈夫な歯ぐきがあるかどうかも、治療計画に関わってきます。

当院では、検査の結果をもとに、必要な処置と費用を治療前にご説明します。「なぜこの費用になるのか」も、遠慮なくご質問ください。

なお、当院のインプラントには、埋め込みの手術日から10年間の保証制度があります(保証の限度額などの条件があります)。詳しくはインプラント治療のページをご覧ください。

💡 ひとことで言うと
保険はききません。費用は検査後に、理由とあわせてご説明します。

⏳ Q7. インプラントは何年もつ?

「何年もちます」と言い切ることはできません。お口の状態やお手入れ、噛み合わせなどによって変わるためです。

ひとつの目安として、歯科の世界ではインプラントの経過を「10年後にどれくらいのインプラントが残っているか」で表すことがよくあります。院長は動画の中で、この割合を「97〜98%ほど」と紹介しています。

この数字がそのままお一人おひとりの寿命にあてはまるわけではありません。しかし、インプラントがすぐにだめになってしまう治療ではない、ということを知るための参考にはなります。

長く使っていくために欠かせないのが、毎日のお手入れと定期的なメンテナンスです。インプラントのまわりの歯ぐきの状態や噛み合わせを定期的にチェックすることで、トラブルの早期発見につながります。定期メンテナンスについては予防歯科のページでご案内しています。

💡 ひとことで言うと
年数は言い切れませんが、お手入れとメンテナンスが長もちのカギです。

✨ インプラントのメリット・注意点

メリット

◎
まわりの歯を削らずにすむ
ブリッジのように両隣の歯を削ったり、入れ歯のようにバネをかけたりする必要がありません
◎
ご自身の歯に近い感覚で噛める
骨で支えるため、しっかり噛めることが期待できます
◎
取り外しの手間がない
ふだんの歯みがきとフロスでお手入れできます

注意点

⚠️
自由診療のため、保険は適用されません。費用は症例により異なるため、検査後のカウンセリングで詳しくご説明します
⚠️
外科手術をともなうため、術後に腫れ・痛み・内出血が出ることがあります
⚠️
持病やお薬、骨の状態によっては、手術ができない場合や、骨を増やす処置が必要になる場合があります
⚠️
骨を増やす処置が入ると、治療期間が長くなります
⚠️
お手入れが不十分だと、インプラント周囲炎になることがあります。治療後も定期的なメンテナンスが必要です

CT画像を映したモニターの前で、歯科医師が患者さんに説明している様子

治療計画について別の歯科医師の意見も聞いてみたい方は、インプラントのセカンドオピニオンもご利用いただけます。

新秋津・秋津駅前まつばら歯科の外観とエントランス

新秋津・秋津駅前まつばら歯科は、東村山市はもちろん、清瀬市・所沢市からも通いやすい、新秋津駅・秋津駅のすぐ近くにあります。土曜・日曜・祝日も診療しています。また、火・木・土・日・祝は夜21時まで診療しております。インプラントのご相談も、ご都合のよい日にお越しください。

📝 まとめ

✅ インプラントのよくある質問・おさらい

✔ インプラントは、あごの骨に人工の歯の根を埋め込み、その上に歯をつくる治療

✔ 入れ歯・ブリッジと違い、まわりの歯に頼らず骨で支える

✔ 手術は多くの場合、通常の局所麻酔で対応できる(腫れや痛みには個人差あり)

✔ 治療期間は4か月〜半年ほどが目安(骨を増やす場合は延びる)

✔ 年齢の上限はなく、大切なのは全身の健康状態

✔ 自由診療で、費用は材料や骨・歯ぐきの状態によって異なる

✔ 長もちのカギは、毎日のお手入れと定期メンテナンス

インプラントは、「年齢」や「なんとなく怖い」という理由だけであきらめる必要のない治療です。一方で、お体や骨の状態によって向き・不向きもあります。まずは検査を受けて、ご自身に合った方法を一緒に考えていきましょう。

東村山・清瀬・所沢周辺でインプラントをご検討中で、当院がはじめての方は初めての方へのページもご覧ください。

日々の診療の様子や医院からのお知らせは、公式SNSでも発信しています。公式Instagramや公式YouTubeチャンネルもぜひのぞいてみてください。

お口の中のお悩みや、治療について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:  カテゴリ:スタッフブログ

【年末年始のご案内】

年末年始の診療時間・休診日は以下の通りです。

【12月29日(火)~1月4日(月)】
休診

患者様にはご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:  カテゴリ:お知らせ

院内研修のための休診日

下記の日程は、
院内研修のため臨時休診とさせていただきます。

10月26日(月)

11月30日(月)

12月21日(月)

当院では、より良い診療をご提供するため、月に一度、外部講師を招いた勉強会や研修を行っております。

患者様にはご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、安心で質の高い歯科医療の提供のための取り組みとして、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:  カテゴリ:お知らせ

歯科技工士が学んだインプラントの「見えない工夫」6つ|東村山・秋津のまつばら歯科

こんにちは。東村山・秋津の歯医者、新秋津・秋津駅前まつばら歯科で、インプラントの被せ物などをつくる歯科技工士の本田です。先日、インプラントの部品を開発している株式会社E-Joint様(所沢)から橋本様をお招きし、院内で勉強会を開きました。ふだん私が毎日さわっている部品を「つくった側」から直接お話を聞ける、とても貴重な時間でした。後日、橋本様から製品の資料もいただきましたので、その内容もあわせて、技工士の目線で学んだ6つの工夫をお伝えします。東村山・秋津でインプラントをご検討中の方にも、治療の裏側を知っていただけたらうれしいです。

インプラント部品の院内勉強会|秋津の歯医者 まつばら歯科

講師の橋本様(中央奥)のお話を、技工士・スタッフで聞きました

私の仕事は、お口の中の「見えない部分」をつくること

歯科技工士は、歯科医師の指示のもとで、被せ物や入れ歯、インプラントの上にのせる歯などをつくる仕事です。患者様と直接お話しする機会は多くありませんが、お口に入るものの形や色、かみ合わせを、裏側から支えています。

まつばら歯科には院内に技工士がいるので、歯科医師とすぐに相談しながら仕事を進められます。院長・スタッフと「この方にはどんな形が合うか」を話し合えるのは、院内技工ならではの良さだと感じています。

中でもインプラントの被せ物づくりは、目に見えない小さな部品の精度が仕上がりを大きく左右します。だからこそ、その部品がどんな考えでつくられているのかを、一度きちんと知りたいと思っていました。

東村山の歯医者が解説|インプラントは「3つの部品」でできています

はじめに、東村山のまつばら歯科で行っているインプラントのしくみを、簡単にご説明します。インプラント治療は、歯を失った部分の骨に人工の歯根を入れ、その上に歯の形をした被せ物をつける治療です。

インプラントの3つの部品(被せ物・アバットメント・人工歯根)の図|東村山 インプラント

インプラントは「被せ物」「アバットメント」「人工歯根」の3つでできています

患者様の目に触れるのは、いちばん上の被せ物だけです。しかし、かむ力を受け止めて長く安定して使えるかどうかは、歯ぐきの中や骨の中にある、見えない部品の精度に大きく左右されます。今回の勉強会のテーマは、まさにこの「見えない部分」でした。

東村山・秋津エリアでも、インプラントを選ぶ方が増えています。見えない部品の工夫を知っていただくことは、治療を安心して受けていただくことにもつながると考えています。

講師は「技工士の困りごと」から製品をつくる会社

E-Joint様は、所沢にある歯科技工所です。インプラントの技工を主力とし、手術の計画に使うガイドから最後の被せ物まで、一貫して手がけています。

驚いたのは、技工所でありながら医療機器を製造販売する許可を持ち、「HARKINDO(ハーキンド)」というブランドで自社製品を開発していることです。きっかけは、歯科技工士である社長の「自分の作業を、もっと正確に、もっと楽にできないか」という思いだったそうです。いただいたカタログを見ると、特許や実用新案を取った工夫がいくつも並んでいて、現場の悩みを一つずつ形にしてきたことが伝わってきました。

橋本様ご自身も製品の図面を描かれていて、歯科医師や技工士から「ここを少し短くしてほしい」「こんな形がほしい」という声を受けて、試作を重ねているとのこと。同じ技工士として、とても励まされるお話でした。当日は、先日の日本口腔インプラント学会で発表された内容を中心に説明していただきました。

スライドでインプラント部品を説明する講師|東村山の歯医者 まつばら歯科

学会で発表された内容を、スライドで一つずつ説明していただきました

学び① インプラントは「被せ物」から逆算して計画する

最初に印象に残ったのは、手術の前の「計画」のお話です。インプラントは、骨に人工歯根を入れてから、その上に被せ物をつくります。順番だけを見ると、被せ物は最後の工程です。

ところが、人工歯根の位置や角度が少しずれるだけで、被せ物の形に無理が出たり、歯ぐきとの境目が掃除しにくくなったりすることがあります。そこで、最終的な被せ物の形と位置を先に考え、そこから逆算して人工歯根の位置・角度・深さを決める、という考え方があります。カタログでは「トップダウントリートメント」という言葉で紹介されていました。

被せ物から逆算してインプラントの位置を決める計画の流れ|東村山 歯医者 インプラント

被せ物のゴールを先に決めてから、人工歯根の位置を計画します

計画には、歯科医師の指示書、お口の中の型取りのデータ、骨の形を立体で確認できるCTのデータの3つを使います。パソコン上で計画した位置どおりにドリルを進めるための、マウスピースのような器具が「サージカルガイド」です。E-Joint様では、計画の最終確認を歯科医師と画面を共有しながら行っているそうです。

サージカルガイドを使ってインプラントの穴をあけるイラスト|東村山 インプラント

サージカルガイドの金属の筒が、計画した位置と向きにドリルを案内します

技工士の仕事は「手術のあと」から始まるものだと思われがちですが、実は手術の前から、被せ物をつくる側の視点が役に立つ場面があります。ゴールの形を知っている技工士が計画の段階から関わることの大切さを、あらためて感じました。

サージカルガイドについて
・パソコン上の計画を、実際の手術に正確に移すための器具です
・すべての治療で使うわけではなく、骨の状態や治療計画によって歯科医師が判断します

学び② 骨にやさしい「熱を抑えるドリル」の工夫

人工歯根を入れるときは、専用のドリルで骨に小さな穴をあけます。このとき、ドリルと骨がこすれて熱が生まれます。骨は温度が上がりすぎると傷みやすいとされ、目安として47℃という数字がよく挙げられます。体温からわずか10℃ほど上がっただけの温度です。

ハーキンドの「月光ドリル」は、先端が三日月のような独自の形をしていて(特許)、骨を「削る」というより「切る」ように穴をあける設計です。カタログでは、日本口腔インプラント学会で発表された実験として、模擬骨で温度の上がり方が小さく抑えられたこと、斜めの面でも先端が滑りにくかったこと、くり返し使っても切れ味が落ちにくかったことが紹介されていました。

先端が三日月形のインプラント用ドリル(カタログ)

先端が三日月形のドリル。段付きのタイプもあります(カタログより)

段付きの形のドリルを、さきほどのサージカルガイドと組み合わせると、ドリルを交換する回数を減らせる設計にもなっているそうです。ドリルは技工士が直接使う道具ではありませんが、手術の負担を少しでも小さくするために、道具の側でもこれだけの工夫が重ねられていることに驚きました。東村山でインプラントの手術に不安を感じている方にも、こうした工夫があることを知っていただけたらと思います。

学び③ インプラントの型取りは「12面のスキャンボディ」で位置がずれにくくなる

最近のインプラント治療では、口腔内スキャナーという小さなカメラでお口の中を撮影し、立体のデータにして型取りをする方法が広がっています。型取りの材料が苦手な方にとっては、負担が少ない方法です。

このとき、人工歯根の位置と向きを読み取るために「スキャンボディ」という目印の部品を取りつけて撮影します。私たち技工士は、撮影したデータと部品の形のデータをパソコン上で重ね合わせて、人工歯根の位置を割り出します。正直なところ、この重ね合わせがうまくいかず、時間をかけて調整することもあります。

ハーキンドのスキャンボディは、頭の部分が12の面でできていて、同じ面積の面が一つもない形になっています。カタログでは、スキャナーが形や角を読み取りやすく、正確にスキャンできる独自の形状(特許)として紹介されています。一部がうまく写らなくても、残りの面で重ね合わせやすいというお話に、思わず「それは助かる」と声が出ました。

多面形状のスキャンボディ(カタログ)

面の大きさがすべて違うスキャンボディ。軸の色はインプラントのメーカーごとに分かれています(カタログより)

デジタルの型取りの精度を画面で確認する様子|東村山 歯医者 インプラント

重ね合わせの精度を色で示した画面。技工士どうしで質問が止まりませんでした

学び④ インプラントの土台の「細かい溝」が、接着を支える

白い被せ物と金属の土台(チタンベース)は、専用の接着剤(セメント)でつなぎます。ここには、技工士が毎日のように悩んでいるジレンマがあります。

技工士が悩む「接着のジレンマ」
・接着剤が入るすき間を広くとると、しっかりくっつく
・でも、すき間が広いほど、位置がわずかにずれる余地が生まれる
・すき間を狭くすると位置は正確になるが、接着剤が入りにくくなる

新しい「チタンベースⅢ」は、土台の表面に細かい溝がたくさん刻まれています。溝に接着剤が入りこむことで、すき間を小さくしながら接着の力を保つ、という考え方です。

細かい溝のあるチタンベース(カタログ)

新しいチタンベース。表面の細かい溝に接着剤が入りこみます(カタログより)

カタログには、日本口腔インプラント学会で発表された実験の結果も載っていました。被せ物を引きはがすのに必要な力を比べたもので、新しい溝の形は、以前の溝の形より大きな力が必要で、以前の形に表面をざらざらにする処理(サンドブラスト)を加えたものと同じくらいの強さだったそうです。

チタンベースの溝の形と接着の強さのグラフ|東村山 インプラント 被せ物

新しい溝は、表面処理をしなくても、処理をした以前の形と同じくらいの強さでした(カタログの数値より作図)

「サンドブラストは、やり方によって結果がばらつく」というお話にも深くうなずきました。人の手による処理は、どうしても差が出ます。部品の形そのもので安定させるという発想は、技工士にとって心強いものです。患者様にとっては、「被せ物が外れにくい」「かみ合わせがずれにくい」ことにつながる大切な部分です。東村山でインプラントをご検討中の方にも、ぜひ知っていただきたいポイントです。

ほかにも、歯ぐきになじみやすいピンクゴールド色に仕上げられていること、一部のタイプでは、インプラントとのつなぎ目のすぐ上の形が、まわりの骨や歯ぐきへの影響を考えた論文の考え方に沿ってつくられていることも教えていただきました。歯ぐきが薄い方では、土台の色が透けて見えることがあるので、色への配慮もうれしいポイントです。

学び⑤ インプラントは「外せる」ことも大切な設計

インプラントの被せ物は、一度つけたら終わりではありません。長く使っていただく中で、点検や修理のために取り外すことがあります。そのため、「必要なときに外せる」設計がとても大切です。

新しいチタンベースは、ネジを通す穴の内側にもネジ山が切ってあります。ここに専用の器具をねじこむと、インプラントの中心にまっすぐ力をかけて、土台を取り外せるしくみです。被せ物を接着したあとの土台でも使えるそうです。

ネジ穴の内側のネジ山を使って土台を外す器具(カタログ)

穴の内側のネジ山に専用の器具をねじこんで、土台をまっすぐ外します(カタログより)

また、接着の作業中にネジの穴へ接着剤や砂が入らないように守る、樹脂製の「セーフティプラグ」も紹介していただきました。細かなことですが、ネジの穴がきれいに保たれていることは、将来の点検や修理のしやすさにつながります。

ネジ穴を守るセーフティプラグの使い方(カタログ)

セーフティプラグで、接着のときにネジの穴を守ります(カタログより)

こうした考え方は、何本ものインプラントで歯をまとめて支えるオールオン4や、骨の量が少ない方のためのザイゴマインプラントのように、設計が複雑になる治療ほど大切になります。東村山でインプラントを長く使っていただくためにも、点検や修理のしやすさは欠かせない考え方です。

学び⑥ 角度を付けても締められるドライバーと、道具の寿命

インプラントの土台は、小さなネジで人工歯根に固定されています。奥歯や歯の向きによっては、ネジの穴に対してまっすぐドライバーを入れられないことがあります。

ハーキンドのドライバーは、対応するメーカーの純正のネジのまま、最大20度まで角度を付けて締められる設計です。ネジの穴を斜めに逃がせると、前歯の表側や奥歯のかむ面に穴が出るのを避けやすくなり、見た目や強さに配慮した被せ物の設計がしやすくなります。持ち手に近い部分が短くつくられていて、お口を大きく開けるのがつらい方でも使いやすいように工夫されています。また、ドライバーにはわざと弱い部分が設けてあり、強い力がかかりすぎたときには、ネジやインプラントより先にドライバーの側に力が逃げるよう考えられています。

角度を付けてネジを締められるドライバー(カタログ)

最大20度まで角度を付けて、ネジを締められます(カタログより)

一方で、角度を付けて力をかけるぶん、ドライバーの先はすり減りやすくなります。カタログにも、角度を付けて使うときは締める力の上限を守ること、強い力でくり返し使うと変形するおそれがあることがはっきり書かれていました。使用回数の目安を決めて交換することが大切だ、というお話もありました。すり減った道具では、決められた力でネジが締まらないおそれがあります。患者様からは見えない道具の管理も、インプラントを長持ちさせる大切な仕事だと、あらためて感じました。

東村山のインプラント治療にもつながる、6つの工夫のまとめ

インプラントの「見えない工夫」と、患者様にとっての意味

学んだこと 何をする工夫か 患者様にとっての意味
①被せ物から逆算する計画 被せ物のゴールを先に決め、人工歯根の位置を計画する かみやすく、お手入れしやすい被せ物につながる
②熱を抑えるドリル 骨を「切る」ように穴をあけ、摩擦熱を抑える 骨への負担に配慮した手術につながる
③12面のスキャンボディ デジタルの型取りで、人工歯根の位置を正確に読み取る 型取りの負担が少なく、合いの良い被せ物につながる
④細かい溝のある土台 溝に接着剤が入りこみ、被せ物をしっかり固定する 被せ物が外れにくく、かみ合わせがずれにくい
⑤外せる設計 土台を傷つけずに外せる。ネジの穴を接着剤から守る 将来の点検や修理がしやすい
⑥角度を付けられるドライバー 斜めからでもネジを締められる。道具は回数を決めて交換 見た目や強さに配慮した被せ物の設計ができる

いちばん心に残ったこと ―「現場の声が、製品になる」

勉強会の後半は、ほとんどが意見交換の時間になりました。私やスタッフの質問にも一つずつ答えてくださり、「その声が次の製品につながります」と言っていただきました。

スタッフの質問に答える講師|新秋津 歯医者 インプラント

一つひとつの質問に、丁寧に答えていただきました

技工士の仕事は、完成したものが患者様のお口に入ると、ほとんど目に触れなくなります。それでも、「こうすればもっと良くなる」という現場の小さな気づきが、部品の形を変え、やがて多くの患者様の治療を支えていく。いただいたカタログを読み返すと、その一つひとつの工夫の裏に、誰かの「困った」があったことがよくわかります。その流れを目の前で見せていただき、自分の仕事への向き合い方が変わるような時間でした。

東村山のまつばら歯科でも、インプラント治療は、歯科医師だけでなく、歯科衛生士、歯科助手、そして歯科技工士がチームで進める治療です。歯科医師の診断と手術、技工士の設計と製作、その間をつなぐ情報のやりとりが正確であるほど、患者様のお口に合ったインプラントに近づきます。

東村山でインプラントをご検討中の方へ|よくあるご質問

Q.インプラントの被せ物は、外れたり欠けたりすることはありますか?
A.かむ力が強い方や、歯ぎしり・食いしばりのある方では、長く使う中で被せ物が欠けたり、ネジがゆるんだりすることがあります。だからこそ、今回学んだような「外しやすく、直しやすい」設計が大切になります。気になることがあれば、早めにご相談ください。

Q.サージカルガイドは、どんな時に使うのですか?
A.パソコン上で計画した人工歯根の位置・角度・深さを、実際の手術に移すための器具です。使うかどうかは、骨の状態や本数、治療計画によって歯科医師が判断します。気になる方は、カウンセリングの際にお気軽にお尋ねください。

Q.インプラントは、入れたら通院しなくてよいのですか?
A.いいえ。インプラントは虫歯にはなりませんが、まわりの歯ぐきや骨が炎症を起こすことがあります。天然の歯と同じように、毎日の歯みがきと、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。定期検診では、被せ物やネジの状態も確認します。

Q.歯科技工士は、どんな仕事をしているのですか?
A.歯科医師の指示のもとで、被せ物や入れ歯、インプラントの土台などを設計・製作する専門職です。患者様と直接お話しする機会は多くありませんが、お口に入るものの形や色、かみ合わせを、陰で支えています。

東村山・秋津のインプラント治療を支える歯科技工士として

今回学んだことは、さっそく東村山のまつばら歯科でのインプラントの設計や、歯科医師との打ち合わせに活かしていきます。学んだ内容は私だけのものにせず、院内の歯科医師やスタッフにも共有します。型取りのときに気をつけたいこと、被せ物を仕上げるときの確認の順番、道具の交換の目安など、チーム全員で同じ知識を持つことで、患者様の治療がよりスムーズになると考えています。

患者様の目には見えない部分ですが、「見えないところこそ丁寧に」。これからも学び続け、長く安心して使っていただける被せ物づくりに取り組んでまいります。橋本様、貴重なお時間と資料をありがとうございました。

まつばら歯科 インプラント部品の院内勉強会|秋津の歯医者

橋本様、ありがとうございました

インプラントについてのご相談
「歯を失ってしまった」「入れ歯が合わない」など、お困りのことがあれば、東村山・秋津の歯医者、新秋津・秋津駅前まつばら歯科までお気軽にご相談ください。東村山でインプラントをご検討中の方のご相談も承っています。当院の治療例は症例集でご覧いただけます。
※インプラントは自由診療です。費用は料金表をご覧ください。治療期間・費用・リスク(手術後の腫れや痛みなど)は症例により異なりますので、カウンセリングで詳しくご説明いたします。

参考資料

  • 株式会社E-Joint HARKINDO 総合カタログ、ハーキンドチタンベースⅢ、月光ドリルブラック、ハーキンドスクリュードライバー、ハーキンドサージカルガイドの各資料(2026年)
  • 本文中の実験結果は、上記カタログで紹介されている日本口腔インプラント学会学術大会(第52回・第53回・第56回)での発表によります
  • ※ご紹介した部品・器具は、勉強会で学んだ内容としてご紹介しています。実際の治療で使う材料や方法は、患者様ごとに歯科医師が判断します

見えない部分まで、ていねいに

新秋津・秋津駅から徒歩1分。インプラントのご相談もお気軽にどうぞ。

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医療法人社団愛正会 新秋津・秋津駅前まつばら歯科

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〒189-0001 東京都東村山市秋津町5-13-14 クリアティブプラザ1F・2F(アクセスはこちら)

診療項目 インプラント|矯正|審美歯科|歯周病|ホワイトニング|小児歯科(料金表)

診療時間 午前 午後
月・水・金 9:00〜13:30 15:00〜19:00
火・木・土・日・祝 9:00〜13:30 15:00〜21:00

※祝日も21時まで診療しております。

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「まつばら歯科」は、治療するだけでなく「その先にある」患者様の笑顔を大切にしています。

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皆様が気軽に来院しやすいようになるにはどうしたら良いのかを日々考え、努力しております。歯科の相談はまつばら歯科にお任せください。

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最終更新:2026年10月15日

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

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【東村山】仮歯(テック)は何のため?歯科技工士が伝える3つの役割と、過ごし方・外れたときの対処法

こんにちは。
医療法人社団 愛正会
新秋津•秋津駅前まつばら歯科
歯科技工士の根本です🙂‍↕️
今回は「仮歯」のお話です。

「今日は仮歯を入れておきますね。本番の歯ができるまで、これで過ごしてください」
被せ物の治療を受けたことがある方なら、一度は聞いたことのある言葉かもしれません。

仮歯は、本番の被せ物ができあがるまでの「つなぎ」です。そのため、「見た目をととのえるだけのもの」「どうせすぐ外すもの」と思われがちです。しかし実際には、仮歯には治療をうまく進めるための大切な役割があります。

今回は、仮歯(テック)が何のためにあるのか、そして仮歯で過ごす期間に気をつけていただきたいことを、被せ物をつくる側の目線も交えてご紹介します。

🦷 仮歯(テック)とは、どんなもの?

仮歯とは、歯を削ってから本番の被せ物が完成するまでのあいだ、一時的にかぶせておく歯のことです。歯科の現場では「テック」と呼ばれることもあります。

被せ物は、歯を削って型を取ったあと、その型をもとに一本ずつつくります。完成までにはある程度の日数がかかるため、そのあいだ削った歯をむき出しのままにしておかないために入れるのが仮歯です。詳しい治療の流れは虫歯治療のページでもご案内しています。

材料には、主にプラスチック(樹脂)系のものが使われます。当院では、診療室で歯科医師がその場でつくる場合と、型を取って技工室で歯科技工士がつくる場合があり、治療の内容に合わせて使い分けています。

練習用の歯の模型に付けた奥歯の仮歯

見た目については、形は自然な歯に近く仕上げますが、色や透明感は本番の被せ物ほど細かくは再現できません。近くで見ると「少し単調な色だな」と感じられるかもしれませんが、これは短い期間だけ使うことを前提にしたものだからです。

🔍 仮歯には3つの役割があります

仮歯の役割は、見た目を整えることだけではありません。大きく分けると、次の3つがあります。

1. 削った歯を守る

被せ物のために削った歯は、表面をおおう硬いエナメル質の多くが失われ、内側のやわらかい部分が出ている状態です。冷たいものや熱いものがしみやすく、汚れもつきやすくなっています。

仮歯でふたをすることで、こうした刺激や汚れから歯を守ります。また、削った歯は薄くなっている部分もあるため、噛む力が直接かかって欠けてしまうのを防ぐ役目もあります。

2. 歯の位置を保つ

意外と知られていないのが、この役割です。歯は、隣の歯や噛み合う相手の歯と押し合いながら、いまの位置にとどまっています。

削って小さくなった歯をそのままにしておくと、隣の歯が少しずつ寄ってきたり、噛み合う歯が伸びてきたりすることがあります。仮歯が入っていれば、もとの大きさと高さが保たれるので、こうした歯の動きを防ぎやすくなります。

つくり手の目線から
本番の被せ物は、型を取ったときの歯の並びや噛み合わせをもとにつくっています。言いかえると、型を取った日から完成までのあいだに歯の位置が変わってしまうと、できあがった被せ物がそのままでは収まらなくなることがあるのです。ほんのわずかな動きでも、「きつくて入らない」「噛むと高い」といったずれにつながります。仮歯が歯の位置を保ってくれていることで、つくったものを無理なくお口に収めやすくなります。つくる側から見ると、仮歯は本番の被せ物を支えてくれる、縁の下の力持ちのような存在です。

3. 見た目と、噛む・話すを支える

前歯を削ったままでは、人前に出るのも気が引けてしまいます。仮歯があれば、治療中でも見た目を大きく損なわずに過ごせます。

また、奥歯であれば食べ物を噛む働きを、前歯であれば発音を、ある程度補ってくれます。当院では奥歯にも仮歯を入れることが多く、治療中の食事のしにくさをできるだけ減らせるようにしています。なお、治療の内容によっては、仮歯ではなく仮のふたで次回まで過ごしていただく場合もあります。

📋 仮歯と本番の被せ物は、ここが違います

同じ「歯のかたちをしたもの」でも、仮歯と本番の被せ物では、つくられる目的がまったく違います。

項目 仮歯 本番の被せ物
目的 完成までのあいだ、歯を守り位置を保つ 長く使うことを前提に、噛む働きと見た目を取り戻す
使う期間 本番の被せ物が入るまで 長期間
材料 主にプラスチック(樹脂)系 治療の内容に応じて選んだ材料
付け方 あとで外せるよう、仮の接着材で付ける 外れにくいよう、専用の接着材でしっかり付ける
見た目 形は自然。色や透明感は控えめ 治療の内容に応じて、まわりの歯となじむよう仕上げる

このように、仮歯は「あとで外すこと」を前提につくられています。そのため、本番の被せ物と同じつもりで使うと、外れたり欠けたりしやすいのです。

⚠️ 仮歯で過ごすあいだに気をつけたいこと

仮歯で過ごすあいだに避けたい、ガム・キャラメル・お餅・グミなど粘りのある食べ物のイラスト

仮歯の期間を気持ちよく過ごしていただくために、次の5つを意識してみてください。

  1. 粘りのある食べ物は避ける/ガム、キャラメル、お餅、グミなどは、仮歯にくっついて引っぱり、外してしまうことがあります。仮歯は外せるように付けているため、こうした力にはあまり強くありません。
  2. 硬いものは反対側で噛む/おせんべいやナッツ、氷などを仮歯で噛むと、欠けたり割れたりすることがあります。
  3. フロスは横に引き抜く/仮歯のまわりでフロスを使うときは、上に引き上げると仮歯ごと外れてしまうことがあります。歯と歯のあいだに通したら、そのまま横にそっと引き抜いてください。
  4. 歯みがきは、やさしく、でもしっかり/仮歯と歯ぐきの境目は汚れがたまりやすい場所です。ここで歯ぐきが腫れてしまうと、本番の被せ物の型取りや装着に影響することもあります。
  5. 色の濃い飲食物に少しだけ注意/コーヒーや紅茶、カレーなどで、仮歯に色がつきやすいことがあります。気にしすぎる必要はありませんが、飲食のあとに軽くうがいをすると安心です。

🦷 仮歯が外れた・欠けたときは

仮歯は外せる接着材で付けているので、外れてしまうこと自体はめずらしくありません。慌てなくて大丈夫です。ただし、外れたまま長く放っておくのは避けてください。

・外れた仮歯は捨てずに、ケースや袋に入れて持参する(そのまま付け直せることがあります)
・市販の接着剤で付けない(お口の中で使うことを想定して作られていません)
・外れた側では噛まないようにする
・できるだけ早めにご連絡いただく

外れたままにしておくと、先ほどご紹介した「役割」がそのまま失われてしまいます。削った歯がしみるようになったり、歯が動いて本番の被せ物が合わなくなったりすることがあるためです。

新秋津・秋津駅前まつばら歯科の外観とエントランス

新秋津・秋津駅前まつばら歯科は、土曜・日曜・祝日も診療しています。また、火・木・土・日・祝は夜21時まで診療しております。仮歯が外れてしまったときは、WEB予約が埋まっている場合でも、まずはお電話でご相談ください。

❓ 仮歯についてよくあるご質問

Q. 仮歯の期間は、どのくらいですか?
A. 治療の内容によって変わります。型を取ってから本番の被せ物ができあがるまでの期間に加え、根の治療を続けている場合や、歯ぐきの状態を整えてから型を取る場合は、仮歯の期間が長くなることもあります。おおよその見通しは、治療の際にお伝えします。

Q. 仮歯で特に困っていないので、このままでもいいですか?
A. 仮歯は、長く使うことを前提にした材料や付け方ではありません。すり減ったり、色が変わったり、すき間から虫歯になったりすることがあります。困っていないときこそ、本番の被せ物まで治療を終えていただくことをおすすめします。

Q. 仮歯の色が、まわりの歯と少し違うのが気になります。
A. 仮歯は短い期間だけ使うものなので、色の再現には限りがあります。本番の被せ物は、治療の内容に応じて、できるだけまわりの歯となじむように仕上げていきます。

Q. 仮歯で噛むと当たる感じがします。
A. 我慢せずにお知らせください。仮歯の高さや形を調整することで、楽になることがあります。

本番の被せ物が入ったあとは、できるだけ長く使っていただくことが大切です。予防歯科の定期メンテナンスでは、被せ物のふちのすき間や、歯ぐきの状態もチェックしています。

📝 まとめ

✓ 仮歯は、本番の被せ物ができるまで歯を守り、歯の位置を保つためのもの

✓ 歯の位置が保たれることで、本番の被せ物を無理なく収められる

✓ 見た目や、噛む・話すことも支えてくれる

✓ 粘りのあるもの・硬いものは避け、フロスは横に引き抜く

✓ 外れたら捨てずに持参し、接着剤で付けずに早めに連絡する

✓ 仮歯のまま治療を中断しない

仮歯は、ほんの短いあいだだけお口の中で働く、目立たない存在です。それでも、つくる側から見ると、本番の被せ物へバトンをつなぐ大切な役目を担っています。仮歯の期間を上手に過ごして、一緒に治療のゴールまで進みましょう。当院がはじめての方は初めての方へのページもご覧ください。

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新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

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