最近、デジタル技工のことが多かったので材料のことについてお話しようかとおもいます。しかし何についてお話ししようかと思案していたのですがなかなか、思いつかず
熱いコーヒーを啜ったときに決まりました。金属とジルコニアの熱伝導です。
ジルコニアは見た目、耐腐食性、硬さ、透過性などは多く参考資料がありよく解説されていますがあまり金属との熱伝導の違いについて語られたものは多くないとおもいます。(僕が知らないだけかもしれませんが)
しかし説明するにしてもジルコニアは金属に比べて熱伝導率が穏やかで歯がキーンとしづらいです。と一言で終わってしまいます。
逆にグラフや数字で言われても目に見えないことを説明するのは難しいかもしれません。
体感で語るべきだと思います!実はぼくの下顎の左右第一大臼歯には左側がジルコニア、右側は金属が入っています。あくまで体感なのですが明らかに右側金属のほうがキーンというがジーンというか熱いものがきたという感覚があります。
これはジルコニアの熱伝導率が金属より穏やかで天然歯に近似していることを示しています。すべての局面でジルコニアに軍配があがるわけではありませんが
こんな特徴もあるんですね。虫歯にならないことが一番ですが金属かセラミックかでお悩みでしたらこのような特徴もありますよというお話でした。