先日、院長先生と患者さんのインプラントの埋入の位置に関して事前の打ち合わせをしました。この写真は似たような症例のサンプルです。
まれに歯科技工士の立場からと歯科医師の立場から考えるインプラントの埋入位置というのは一致しないことがあります。
最終的には歯科医師の判断となりますがより良い補綴物を製作するために先生がたに助言をさせていただくこともあります。
より良いと補綴物とはインプラント体の埋入位置だけでなく角度と深さの三つがたいせつになってきます。
この3つをお口の中で再現するのはとても難しいことですがそれをアシストしてくれるのがステントです(サージカルガイド、ガイド、サージカルステント、ノーベルガイド)
当院でインプラント治療を受診される患者さんはすべてこのステントを使用してインプラントの位置、角度、深さをコントロールしています。(ステントの試し合わせだけのご予約を取っていただいています)
もちろん、フリーハンドで素晴らしい技術をお持ちの歯科医師もたくさんいらっしゃいますし、CTでの診断がない時代からインプラント治療は存在したのでステントを使用しないとことを否定するものではありません。
ニュアンスとしてはこのあたりに家を建てたいからここに柱を立てさてくださいといっているような感覚でしょうか?表現が難しいですが柱の位置が決まってしまってからお家に形を考えるというのはナンセンスと言えるかもしれませんね。
事前に話し合いステントの設計から歯科技工士が入っていくことで歯科医師の意図と歯科技工士の意図が入ったステントが出来上がります。
気になる方はサンプルがあるのでごらんになってくださいね。