こんにちは!
医療法人社団愛正会
新秋津・秋津駅前まつばら歯科
歯科助手兼受付の今村です。
今年も残すところあと3日となり、新年を迎える準備で皆さま慌ただしくお過ごしでしょうか。
かく言う私も片付け、掃除がままならず少々焦り気味です💦
さて、日本のお正月🎍といえば、羽根つきや凧揚げといった伝統的な遊びなどが思い浮かびますが、平安時代、宮中で行われた正月行事の一つに「歯固めの儀」というものがありました。
この儀式は元々長寿を願って、天皇に固いものを謙譲するものだったそうです。
平安時代中期以降は、箸をつけ食べたことに見立て、実際には食べることはなかったそうですが、その頃から歯の健康が長寿につながると認識されていたんですね。
「齢(よわい)」という漢字を見ても分かるように、歯が丈夫で物をよく噛めることは年齢を重ねる(=長生きする)ことと深く関わっていると考えられていました。このようなことから、歯固めの石には「石のように丈夫な歯が生えて、長生きできますように」という願いが込められているとのことです。
今でも赤ちゃんが生まれて100日目に行われる「お食い初め」は、実は地域によっては「歯固め」とも呼ばれるもので、お祝い膳を用意して、一生食べることに困らないようにと行われるものです。
もちろん、赤ちゃんの歯はまだ生えそろっていないので、あくまで食べているふりをするものですが、昔からの伝統が今にも受け継がれていることに如何に歯を重要視してきたかを窺い知ることができますよね。
歯の健康は長寿にも繋がります。
定期的に検診していただき、元気に過ごせるようにしましょう!
お正月の伝統
日付: 2022年12月28日 カテゴリ:スタッフブログ