先日、歯科ディーラーさん主催で各メーカーの口腔内デジタル印象システムの展示、説明会に参加してきました
口腔内デジタル印象とは何かと簡単に説明するとお口の中に扇子くらいの大きさのカメラをいれて動画を撮影して
お口のなかの状況をデジタルデータとしてコンピュータに記録します。
削った歯とその周りと咬みあわせを同様に撮影し補綴したい歯をデジタルで形作り、削り器に転送してブロックを削ります。その削り出した歯が患者さまのお口に入ります。
院内で製作可能な範囲を少し出てしまいますがメリットとしてはいわゆる歯型を採らないのでオエッとなりません
普及率はまだ歯科医院全体でいうと1~3%くらいでしょうか。
画質も向上していて撮影した画像を患者さんと一緒に確認することもできるのでいろいろな使い方ができるのも特徴のひとつといえます
大変すばらしい機材ですがデジタル=高精度というわけではありません。
多くのステップで人の手が加わって精度をキープしているのも事実であり私たちは研鑽を怠ってはいけないと改めて感じました。
すぐに導入とはいきませんが優位性がより高まってきたときに乗り遅れないよう常に注目していきたいと思います。