こんにちは。最近某薬品会社から発売されている、部屋にワンプッシュするだけで蚊を殺すスプレーを買いました。部屋でモスキート音が聴こえたので、満を辞して部屋に2プッシュもしたものの、その夜は2箇所も刺されてしまって落胆の歯科技工士、佐藤れいあです。
新しいバッグが欲しい。
どうせ買うならもう5年以上は使える良いものを買いたいと思い、ネットで調べていたところ、大変興味深いバッグメーカーを見つけました。
そして魅力的なバッグに出会うことができたのです。
皆さんは「フェアトレード」という言葉をご存知ですか?
皆さんの中には、手頃に流行をおさえられるファストファッションがお好きな方も多いと思います。私も好きです。
しかしながら、手頃に提供できる理由の一つには発展途上国の製作作業員の賃金を抑えているという現状があります。
もし、同じクオリティのものを日本人が製作したとしたら価格はどうなるのか。
アンフェアなのです。
フェアトレードとは「どこで作られたか」ではなく、品質価値相当の価格設定で売るという取り組みで、ヨーロッパなどではよく見られるものの日本ではまだ馴染みがないようです。
私の購入したバッグは、バングラデシュで作られました。
バングラデシュはいわゆる貧困国ですが、世界のファストファッションの縫製を請け負う工場がいくつかあります。
しかし止まらぬ大量発注に応える中で、あらゆる問題が発生しました。
有名なものでは、老朽化が進んだ工場が改装工事の暇もなく、多くのミシンの振動で崩壊してしまい作業員1000人以上が死亡してしまったという「ラナプラザの悲劇」があります。
また、大きな工場では効率性のために手分け作業になってしまうため、作業員たちのスキルも上がりにくいという問題もあるそうです。
このバッグメーカーのコンセプトは
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」
ここでは、一つのバッグを最初から最後まで作業員1人で製作を担うことで、やりがいとスキルを得られるようにし、さらに価格も品質相当になるよう設定されています。
私も同じものづくりの人間として感じるものがあり、またそのメーカーのコンセプトに惚れてバッグを購入しました。
コンセプト買いですね。
コンセプトで物を選ぶなんて初めてですが、だからこその愛着が湧き、大切に使おうと思いました。