こんにちは歯科技工士の宮林です。
めっきり寒くなりましたが、都心の街の街路樹には、色とりどりのイルミネーションが輝いています。
ところが今、各地で相次いで倒木の被害、老朽化などで、根や幹が腐った木が家屋や人を襲っているのです。
国が去年行った調査では街路樹だけでも、5215本の木が倒れているそうです。
街に樹木が盛んに植えられたのは、道路整備が進められた高度経済成長期、街の景観や公害対策の目的の為にでした。街路樹だけでもその数、630万本(2022年)。すごい数です。
温暖化対策などで、その役割が増す一方、老朽化による倒木のリスクが高まっていると指摘されています。
景観の向上や環境対策などの役割を担う街の樹木、しかし今、管理が追いつかず、街の緑を守りながら、どう安全を確保するか試行錯誤している模様です。
杜の都仙台では、2009年突然の倒木から景観と安全の両立を考えて、1本1本に木のカルテを作り、データをきちんと取っているそうで、剪定や伐採が行われるそうです。
歯科医療も個人個人のカルテを作り、患者様の口の中の様子をしっかり診察して、健康を保つ為と必要な処置を施す為。まさに同じですね。