こんにちは、歯科技工士の宮林です。
桜の花びらが散って道路脇に集合。次は若葉の新緑、これまた私の好きな薄茶黄緑。
そして菜の花に色とりどりの花畑。いいですね、春。
さて、今回は入れ歯の話です。よくテレビをご覧になる方はご存知かと思いますが、入れ歯にも洗浄剤というものがあります。
昔の精進料理と違い、昨今の食事後の食器の汚れは結構大変なものです。当然、口の中は色々な質の食物の嵐です。
食後のお皿などの食器は毎回洗うと思います。部分入れ歯や総入れ歯を使用されている方も、入れ歯を食器と考えれば、やはりしっかり洗浄しなくては、と思うことでしょう。
しかし、いきなり洗浄液を使うのではなく、やはり専用の歯ブラシ、又は少し固めの歯ブラシを用いて磨かなければなりません。まずは初めに洗ってください。
義歯専用の歯磨き剤がありますが、何も付けなくても構いません。しっかり磨くことが大切です。その後、洗浄液につけましょう。
洗浄剤にもたくさんの種類があります。代表的な3つを紹介します。
発泡タイプ
・泡と過酸化水素で汚れを落とす
※入れ歯の金具が変色する可能性があるので注意が必要です。
得意 汚れや着色落とし
苦手 微生物を取り除く
酸素タイプ
・酸素の力でたんぱく質を分解する
得意 微生物を取り除く、脱臭効果
苦手 着色落とし(ヤニ、しぶ)
次亜塩素酸タイプ
得意 殺菌、漂白作用
長時間使用すると、色抜けや床用レジンにダメージ有
つけおき洗いが終わったらしっかりと流水で水洗いし、溶液を落としましょう。
入れ歯洗浄剤はそれぞれの特徴を把握して上手に使い分けてください。
入れ歯、洗浄剤のご相談がございましたら、新秋津・秋津駅前まつばら歯科まで、
ご来院ください。