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曹操の虫歯

こんにちは歯科技工士の宮林です。

暑さ、続きますね。台風が近づいています。
やさしい台風の雨なら、涼しさだけをもらえますが・・・・・
そうあってほしいものです。
今週末、近所で花火大会があります。是非とも
その日は晴れますようにお願いします。(神頼み)

私は時代劇が好きです。信長、秀吉、家康などは、よく話題に
なります。また、日本でも中国の時代劇「三国志」は有名です。
曹操、劉備、孫権達のお話です。
NHKBSの番組で見たお話です。その曹操は66才で亡くなったそうですが、
はっきりとした死因は、分かっていないそうです。
少し想像を働かしてのお話しですが、遺骨から大きな虫歯が、
見つかったそうです。中には残った根に穴が空いた状態のものまで、有ったそうです。
ミュータンス菌、歯のエナメル質(つるつる硬い物質)にくっついて増殖。歯の根の血管を通して入って来ても、柔らかな物質ばかりなので、くっつくことは出来ず増殖も出来ず、排せつされます。
しかし、まったく別のミュータンス菌が、21世紀なって発見され、
炎症をおこした血管のコラーゲンにくっつき増殖する。
このタイプのミュータンス菌は臓器にくっつき増殖することで、脳で増殖すれば脳梗塞、心臓で増殖すれば心筋梗塞、腎臓では腎盂腎炎を引き起こします。重症化すると命が危険にさらされます。

免疫力が正常であれば、ミュータンス菌は腎臓や肝臓で処理されるので、病気にはなりません。しかし、ストレスや加齢により、免疫力が低下すると、病気を引き起こすことがあります。

曹操は60歳を過ぎても、毎年遠征を繰り返していました。
加齢とストレスによって免疫力が低下し、ミュータンス菌が増殖し
腎臓の炎症などを起こし、死に至った可能性も考えられるのです。
「三国志」の英雄は、虫歯に命を奪われたのかも知れないそうです。

虫歯、あなどってはいけません。このブログお読みいただいた方、
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