こんにちは歯科技工士の宮林です。
歯医者さんに行こうと思っても、「痛い治療は嫌だな」「何をされるのか怖いな」「もう年だから、今さら治療しても……」と、なかなか足が向かないことはありませんか。
歯が痛いけれど、我慢できるからもう少し様子を見よう。歯が抜けてしまったけれど、食事は何とかできているから、このままでいいかな。入れ歯を作りたいと思っているけれど、治療が怖くて行けない。そんなお気持ちになるのは、決して珍しいことではありません。
でも、歯科医院は「悪くなった歯を治すためだけの場所」ではありません。
「最近ちょっと噛みにくい」「入れ歯が合わなくなってきた」「口の中に違和感がある」「以前より食事に時間がかかる」……そんな小さな変化を相談するだけでも大丈夫です。
特に年齢を重ねると、歯や歯ぐきだけでなく、噛む力や飲み込む力、お口の乾燥など、少しずつ変化していきます。だからこそ、「痛くなってから」ではなく、「ちょっと気になる」という段階で相談していただくことが大切です。
そして、治療は一気に全部やらなければいけないものでもありません。
今のお口の状態を一緒に確認して、「ここは急いだほうがいい」「これは少し様子を見てもいい」「入れ歯について相談してみよう」など、その方に合った方法を考えていけばいいのです。
「歯医者が怖い」と感じている方には、その気持ちも遠慮なく話してください。治療への不安や、これまでの経験、体調のことなどを聞きながら、できるだけ無理のないペースで進めることも大切な治療の一つです。
入れ歯についても、「入れたほうがいいのかな?」と迷っている段階で相談していただいて構いません。入れ歯を作るかどうかも含めて、今の生活で困っていることをお聞きしながら、一緒に考えていけばいいのです。
歯科医院は、少し勇気を出して扉を開けたら、あとは私たちに任せていただける場所でありたいと思っています。
「痛くなったから行く」のではなく、「ちょっと気になるから聞いてみよう」。
そのくらいの気持ちで大丈夫です。
お口のことだけでなく、「こんなことを聞いてもいいのかな?」と思うようなことでも、どうぞ気軽にお話しください。
皆さんがこれからも自分の歯で食事を楽しみ、できるだけ気持ちよく毎日を過ごせるように。一緒に無理のない方法を探していきましょう。
まずは治療を始めることではなく、「ちょっと相談してみる」ことから始めてみませんか。
まつばら歯科ではいつでも皆様方の口の中のちょっと気になる違和感、お待ちしております。

