こんにちは。歯科助手の小山です。
夏休みに入り元気なお子さまの来院が増え賑やかなまつばら歯科です。真っ黒に日焼けしたお子さまの笑顔に癒されています。
さて、関連痛と言う言葉をご存知ですか?痛みの原因とは別の場所に痛みを感じる事を関連痛と言います。
痛みは神経が電気信号を脳に伝えて感じていますが、神経は複雑に枝分かれしたものが、あるところで束にまとまるため、まれに脳が勘違いして「関連痛」が起こることがあり
例えば、誰しも経験したことがあるのは、冷たいかき氷を食べたとき、のどの咽頭神経が刺激されて後頭部やこめかみに痛みを感じることです。
「キーン!」とした痛みは、本当は後頭部やこめかみが痛んでいるのではないのです。
お口の領域では、アゴの関節が痛んでいるのに歯まで痛い、頭痛とともに歯が痛いということがあります。もちろんその逆も。
まれには内臓や心臓に異常があって歯が痛むことも。
そして、歯科医院にいらした患者さんでよくあることは、上顎の歯に原因があるのに、下顎の歯が痛いという訴えです。
左右で間違うことはありませんが、上下ではよく間違いが起こります。これは、上下の歯の神経が耳付近でひとつにまとまって、脳へと続いているからです。
実は私もこの関連痛を経験したことがありまして。。
初めは上顎の歯茎に違和感を少しだけ感じたのですが、数日後、下顎が激しく痛みだしました。下顎が虫歯になっているのかと思いきや、結果原因は上顎でした。上顎の痛みはほとんどなかったのに。。
治療を終えたと同時に下顎の痛みもすっきり収まりました。
不思議な感覚を感じたのを覚えてます。
歯の痛みは何か他の場所の不調の信号かもしれません。
皆さまも、どこかに痛みを感じた時は、本当にそこが原因なの?と疑ってきちんと検査する事をおすすめします!