こんにちは歯科技工士の宮林です。
天気が不安定な日が続き、明日から梅雨の走りだそうです。
週末に向けて雨模様です。
今、縄文時代が注目されているか分かりませんが、私は少し関心があります。
弥生時代から現代まで、2000年程しか経っていません。しかし、縄文時代は10000年以上続いていたわけですから。歴史の教科書の中身が変わるかもしれないそうですよ。
13000年前の縄文草創期、世界最古クラスの定住遺跡が種子島で発見されました。
また、7300年前、種子島の西の海底火山が噴火して、火山灰で当時の姿のまま埋もれ残っていた遺跡もあり、縄文人の食生活の跡が綺麗に残っていたそうです。
圧痕(土器をつくる時についたモノの跡)、この穴の形を詳しく調べることで、土器に着いたものが何だったのか分かります。CTスキャンで調べた圧痕はコクゾウムシ(体長3㎜)
で、米にわく害虫として知られています。弥生時代に稲作とともに大陸からやってきたと考えられていたからです。しかし、縄文時代には日本にいたことがわかったのです。
コクゾウムシは飛ぶのが苦手で、人の食料と共に移動します。
日本の各地でこの虫が発見され、定住生活が九州から広がっていったと考えられるそうです。他にも圧痕から、大豆の原種ツル豆(3㎜)が見つかり、自然界ではそのままでは大きくならず、大きな豆を選び育てていったと考えられるそうです。
縄文人たちは、従来言われている狩猟採集民ではなく、「狩猟栽培民」であったわけです。