こんにちは歯科技工士の宮林です。
私は様々な補綴物を製作しています。この補綴物をセットされた患者様に、入れて終わりではなく、今まで以上に衛生に気をつけて頂きたくお話しします。
新しい歯が入ることで噛む機能や見た目が改善され、日常生活がより快適になることを願っております。ただし、補綴物は入れたら終わりではなく、これからの毎日のケアがとても重要です。天然歯と同じように、補綴物も汚れが付着したり、周囲の歯ぐきが炎症を起こしたりすることがあります。清掃が不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まり、せっかくの補綴物も長持ちしにくくなってしまいます。
まず、毎日のブラッシングを丁寧に行い、補綴物の周りに汚れを残さないよう心がけてください。特にクラウンやブリッジ、インプラントなどは、歯と補綴物の境目に汚れがたまりやすいため、細かい部分まで優しく磨くことが大切です。フロスや歯間ブラシを併用することで、歯ブラシだけでは届きにくい部分もしっかり清掃できます。また、入れ歯をご使用の方は毎日外して洗浄し、清潔な状態を保ちましょう。
さらに、定期的な歯科医院でのメンテナンスも欠かせません。専門的なクリーニングや噛み合わせのチェックを受けることで、補綴物をより長く快適に使っていただけます。もし痛みや違和感、がたつきを感じた場合は、そのままにせず早めに相談してください。
これからも補綴物を良い状態で保ち、安心してお使いいただけるよう、日々のケアと定期的なチェックをぜひ続けてください。歯の健康を一緒に守っていきましょう。

