こんにちは歯科技工士の宮林です。
やっと梅雨らしくなりました。紫陽花もやはり雨に似合いますね。
昔、仕事仲間とドライブを兼ねて、釣りによく出かけました。
車も今ほど渋滞もない時代です。目的はクロダイです。
観音崎から三浦半島城ケ島までの磯釣りです。
近くの釣具屋さんで、エサのイソメや撒き餌等を購入し、挑戦です。
結果はいつも五目釣りになります。10㎝前後のカサゴ、アイナメ、ベラ等々、
たまにタコが引っかかってきたり、それはそれでおもしろかった思い出です。
今回は、その撒き餌にもなる話です。
2019年夏に23年ぶりの南極大陸周辺の海の大調査が行なわれました。
世界一冷たい海、南極海、氷山も浮かぶこの海に生き物が大集結。
地球にいるクジラの半分が南極海に集まってくるそうです。その中には、
地球最大30メートル程のシロナガスクジラもやってきます。
夏でも0度を下回る冷たい海に海鳥も大群でやってきます。
そう、エサを求めてやってきます。南極海で最も重要な生き物、体長5㎝、重さ2g、寿命
5~6年の、ナンキョクオキアミ(小エビ)です。
クジラだけでなく、ヒトデ、クラゲ、魚など、様々な生き物に食べられることが、大事な
ことなのだそうです。
どんなに食べられても食べられても、いなくなることはありません。
量がハンパないんです。ナンキョクオキアミを重さにすると4億トン。
野生動物一種としては世界で一番だそうです。
夏になると氷が解けて、閉じ込められていた植物プランクトンがいっきに出てきて、
太陽により大増殖、それがオキアミのエサになります。まさに食物連鎖です。
地球温暖化が加速されて、地球の歴史上にないスピードで、環境変化が起こっている
ことが、今非常に問題になっています。その変化を見るのに南極が一番適している
そうです。