こんにちは。新秋津・秋津駅前まつばら歯科、歯科助手兼受付の加賀谷です。
12月に入り、街はクリスマス一色になってきましたね。
キラキラ光るイルミネーション、赤い帽子をかぶったサンタさんの飾り、あったかい飲み物の甘い香り…。
この季節になると、大人になった今でもなんだか胸の奥がそわそわしてしまいます。
子どものころ、クリスマスイブの夜はなかなか寝つけませんでした。
「サンタさん、ちゃんと来てくれるかな?」
「プレゼント、気づかれないようにそっと置いていってくれるかな?」
そんなふうに、布団の中でワクワクしながら耳をすましていたのを思い出します。
クリスマスって、ただの行事ではなく“誰かがそっと自分の幸せを願ってくれている日”でもあるのかもしれません。
そんなサンタさんの季節になると、歯科に勤めているせいか、私はいつも**もうひとりの「夜にやってくる優しい存在」**を思い出します。
それが トゥースフェアリー(Tooth Fairy)。
欧米ではとても有名なのに、日本ではまだ知らない方も多い“歯の妖精”です。
🧚♀️トゥースフェアリーってどんな存在?
欧米の子どもたちは、乳歯が抜けるとその歯を枕の下に入れて眠ります。
すると翌朝、なんと枕の下には小さなお金やプレゼントが…!
夜の間にトゥースフェアリーが来て、抜けた乳歯を持っていき、代わりにごほうびを置いていくという、とても可愛い習慣です。
国によっては
・コイン
・小さなプレゼント
・フェアリーからの手書きメッセージ
など、内容はさまざま。
日本では「上の歯は縁の下へ」「下の歯は屋根の上へ」なんて風習がありますが、世界どこでも「歯が抜けた=成長した」という喜びの気持ちは同じなんだなぁと感じます。
🎁サンタさんとトゥースフェアリーの共通点
サンタさんとトゥースフェアリーには、どこか共通点があると思いませんか?
どちらも“夜のうちにそっと訪れ、子どもを喜ばせる存在”
そして
どちらも“子どもの成長を見守り、応援してくれている”
サンタさんは、一年がんばった子どもたちへのごほうび。
トゥースフェアリーは、乳歯が抜けるという小さな一歩をそっと認めてくれる妖精です。
乳歯が抜ける瞬間って、うれしいようなちょっとドキドキするような、不思議な体験ですよね。
そんなとき、枕元にごほうびを置いていく存在がいると
「成長って楽しいことだ!」
「歯が抜けても怖くないんだ!」
と、子どもの気持ちがふっと軽くなるのかもしれません。
🦷乳歯が抜ける時期は成長の大事なサイン
ここからは少し歯科的なお話も。
乳歯は一般的に6歳前後から抜け始め、12歳頃までに生え変わります。
ただし、「順番」や「時期」はお子さんによって本当にさまざまです。
たとえば…
・前歯がなかなか抜けない
・抜けたのに数ヶ月永久歯が生えてこない
・永久歯が変な方向から生えてきた気がする
など、不安に思う場面も多いもの。
そんなときは、遠慮なく歯科に相談してくださいね。
痛みがなくても、早めにチェックすることで生え方のクセや噛み合わせの問題に気づくことができます。
まるでトゥースフェアリーが成長を見守るように、私たちもお子さんの歯の成長を一緒に見守りたいと思っています。
🍰クリスマスは甘い誘惑がいっぱい。でも大丈夫!
クリスマスといえば、ケーキやクッキーなど甘いものが増える季節。
でも、甘いものを食べること自体が悪いわけではありません。
大事なのは
①ダラダラ食べを避けること
②食べた後に軽くうがいをすること
③寝る前の歯磨きを丁寧にすること
これだけでも虫歯のリスクがぐっと下がります。
おうちで「サンタさんが来るから歯をピカピカにしておこうね」なんて声をかけると、子どもたちも楽しくケアができますよ。
🧚♂️トゥースフェアリーのように、そっと寄り添える存在でありたい
クリスマスは、誰かが誰かを想う気持ちであふれる季節です。
サンタさんはもちろん、トゥースフェアリーのような優しい存在を思い浮かべると、なんだか心がふんわり温かくなります。
歯科医院もまた、ただ治すだけの場所ではなく、
「成長や変化を一緒に喜び、支え、見守る場所」
でありたいと感じています。
トゥースフェアリーが抜けた乳歯をそっと拾い上げてくれるように、私たちも皆さんの小さな変化に気づき、寄り添える存在でありたい――そんな気持ちを込めて、今年のブログを書かせていただきました。
どうか皆さま、温かいクリスマスをお過ごしください。
そして来年も、健やかな歯でたくさん笑える一年になりますように。

