こんにちは😃
新秋津・秋津駅前まつばら歯科
歯科衛生士の澤田です🦷
歯科の麻酔は安全?よくある麻酔後の症状と注意点を解説します!
「歯の治療で麻酔を使うのが怖い…」
「麻酔って体に影響はないの?」
そんな不安を抱える患者さんは多いです。
今回は、歯科で最もよく使われている**局所麻酔(部分的に感覚をなくす麻酔)**の安全性と、麻酔後に起こりやすい症状・注意点をわかりやすく解説します。
1. 歯科の麻酔はとても安全です
歯科では主に リドカイン(キシロカイン) という局所麻酔薬を使います。
この麻酔は 100年以上の歴史と豊富なデータがあり、非常に安全性が高い 薬です。
✔ 安全性が高い理由
- ごく少量しか使用しない
→ 全身に影響しにくい。 - 血管収縮剤(エピネフリン)で出血や吸収を抑える
→ 長持ちし、必要最小限の量ですむ。 - 厚生労働省により使用量が厳しく管理
- 医院では体調や血圧を確認してから使用
通常の健康状態の方が歯科麻酔で重い副作用が出ることは、ほとんどありません。
2. 麻酔後によくある “軽い症状” とその理由
◆
① しびれ感が長引く(個人差はあるが1~3時間ほど)
歯ぐきの周りに効く麻酔は、神経の近くに薬がとどまるため、
数時間はしびれが残るのが普通 です。
→ 自然に回復しますので心配いりません。
◆
② 口の内側を噛んでしまう
しびれていると、頬・唇・舌の感覚が鈍くなり、
お子様や高齢の方は特に 誤って噛んでしまう ことがあります。
対策: しびれが完全に取れるまでは、ガムや固い食べ物は控えましょう。
◆
③ 心臓がドキドキする
麻酔に含まれる エピネフリン の影響で、一時的に脈が速く感じることがあります。
- 数十秒〜数分で治まる
- 危険なものではない
※高血圧や心臓病がある方には、量を調整したり、エピネフリンなしの麻酔を使うことがあります。
◆
④ 注射した部分が少し痛い・腫れる
注射による刺激で、半日ほど 軽い痛み や 違和感 が出ることがあります。
→ 通常は自然に治ります。
3. めったにないけれど知っておきたい “まれな反応”
◆
アレルギー(非常にまれ)
現在使われている歯科麻酔薬のアレルギーは
100万回に数回レベル と超まれです。
症状が出る場合は、蕁麻疹・息苦しさなど。
→ 体調確認や既往歴を事前に伺うのは、このためです。
4. 麻酔後に気を付けてほしいこと
✔
① 食事はしびれが取れてから
誤噛みや火傷を防ぐため、食事・熱い飲み物は2~3時間控える のがおすすめ。
✔
② お子様は特に注意!唇いじりに気をつけて
麻酔中は感覚がないため、
- 唇をかむ
- 触りすぎる
- 指を入れる
などで 大きく腫れる ことがあります。
✔
③ お風呂・運動はいつも通りでOK
麻酔が切れたあと、痛みが強いときは処方された痛み止めを使いましょう。
✔
④ しびれが “半日以上” 取れないとき
稀に麻酔が神経に近かった場合、しびれが長引くことがあります。
通常は数日で改善しますが、
👉 12時間以上しびれが続く
👉 感覚が極端に鈍い
この場合は一度ご連絡ください。
5. まとめ:歯科麻酔は安全で、恐がる必要はありません
歯科の局所麻酔は長年使われている とても安全な処置 です。
ほとんどの症状は一時的で自然に治ります。
不安なことがあれば、遠慮なくスタッフにお声がけください。
安心して治療を受けていただけるよう、しっかりサポートいたします。


