「電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、結局どちらを使えばいいの?」というご質問は、診療の中でも本当によくいただきます。そこで今回は、それぞれのメリット・デメリットから、当院がすすめる使い分け方、さらに当院が導入している音波式電動歯ブラシ「ハイドロソニック プロ」の特徴まで、まとめてわかりやすくご紹介します。
🦷 手磨きのメリット・デメリット
普通の歯ブラシによる手磨きは、道具代がかからず、どこでも気軽にできるのが1番の魅力です。また、力の入れ具合や角度を自分の感覚で細かく調整できるため、慣れてくると狙った部分にピンポイントで当てやすいという良さもあります。
しかし、正しい磨き方が身についていないと、どうしても磨き残しが出やすいのも事実です。なお、歯ブラシを当てる角度や順番が毎回バラバラになりやすく、忙しい時ほど雑になりがちな点はデメリットといえます。
✓ 道具代がかからず、いつでもどこでも磨ける
✓ 力加減や角度を自分の感覚で調整しやすい
⚠ 慣れが必要で、磨き残しが出やすい
⚡ 電動(音波)歯ブラシのメリット・デメリット
電動歯ブラシ、なかでも音波式は、毎分数万回という高速の振動で歯の表面の汚れを効率よく落とせるのが特長です。そのため、手磨きに比べて短時間でも磨き残しを減らしやすく、力を入れすぎる心配も少なくなります。
また、一定のリズムで振動してくれるため、手磨きのように「今日はしっかり磨けたかな」というムラが出にくいのもうれしいポイントです。ただし、購入時にある程度の費用がかかることや、ブラシヘッドの定期交換が必要になる点は考慮しておきたいところです。
✓ 高速振動で効率よく汚れを落とせる
✓ 磨きムラが出にくく、力の入れすぎも防ぎやすい
⚠ 本体代・ヘッド交換のコストがかかる

⚖️ 手磨きと電動、比較してみると
| 手磨き | 電動(音波) | |
|---|---|---|
| 費用 | ◎ 道具代のみ | 本体代・ヘッド交換代あり |
| 清掃効率 | 磨き方次第でムラが出やすい | ◎ 高速振動で効率的 |
| 力加減の調整 | ◎ 自分の感覚で細かく調整 | 強く当てすぎに注意が必要 |
| 細かい部位への対応 | 角度をつけやすい | ヘッドの種類で対応可能 |
| 向いているケース | すきま時間・外出先 | じっくり丁寧に磨きたい時 |
こうして比べてみると、どちらか一方が完全に優れているわけではなく、それぞれに得意な場面があることがわかります。
💡 当院の答えは「両方使う」
実際に診療の中でこのご質問をいただいたとき、当院がお答えしているのは「どちらか」ではなく「両方」という考え方です。
具体的には、朝と夜のご自宅でゆっくり歯みがきできるタイミングでは、電動(音波)ブラシを使って、奥から手前まで一筆書きするように丁寧に磨いていきます。そのため、朝晩は電動ブラシでしっかりと磨き残しを減らすことができます。
一方、日中はあえて手磨きに切り替えるのもおすすめです。手磨きだと電動とは違った角度で歯ブラシを当てられるため、朝晩とは異なるアプローチで汚れを落とせます。つまり、電動と手磨き、それぞれの得意な角度・力加減を組み合わせることで、より磨き残しの少ないお口の中を目指せるのです。
朝・夜 — 電動(音波)ブラシで、奥から手前まで一筆書きするように丁寧に
昼 — あえて手磨きに切り替えて、電動とは違う角度からアプローチ

✨ 電動の中でも差がある?当院がすすめる「ハイドロソニック プロ」
ひとくちに電動歯ブラシといっても性能はさまざまで、当院では歯科専用の音波式電動歯ブラシ「ハイドロソニック プロ」をおすすめしています。スイス生まれのCURAPROX社が開発した製品で、一般には市販されていない歯科医院専売のモデルです。
毎分22,000〜42,000回という音波振動を7段階の強度で調整でき、独自開発の非常にやわらかい「CUREN®繊維」と、磨きにくい部位にも角度が届きやすい「CURACURVE®」設計により、やさしい磨き心地としっかりした清掃力を両立しています。また、振動による不快感を抑えるラバーコーティングが施されているため、電動歯ブラシに苦手意識がある方にも使いやすいのが特長です。
そのため、歯茎に炎症がある方や、歯並びが重なっている部位、インプラント治療中・矯正治療中の方、被せ物や詰め物が多い方など、幅広いお口の環境でも安定した清掃力を発揮できます。なお、充電は1日4分で2週間ほど持つロングバッテリーを搭載しており、ボタン1つのシンプル操作で日々のお手入れの負担も少なくて済みます。

🙆 こんな方におすすめ
✓ 歯茎に炎症や腫れが気になる方 — 非常にやわらかい「センシティブ」ヘッドで、やさしく磨けます
✓ 矯正装置をつけている方 — 「シングル」ヘッドで、装置と歯の間のすきまもピンポイントに
✓ インプラントや被せ物が多い方 — 修復・補綴領域でも安定した性能で、清潔な状態を保ちやすくなります
⚠ 電動だからといって力を強く入れすぎると、歯や歯茎を傷つける原因になるため注意しましょう
⚠ ブラシヘッドは消耗品のため、毛先が広がってきたら早めの交換がおすすめです
ご自身に合うヘッドの種類やお手入れ方法について迷ったときは、歯周病治療のページや予防歯科のページもあわせてご覧いただくか、診療の際にお気軽にご相談ください。
🎥 動画でもご紹介しています
電動歯ブラシと手磨きの使い分けについて、当院公式YouTubeチャンネルの解説動画でも詳しくお話ししています。歯みがきにまつわるその他のよくある疑問もあわせてご紹介していますので、ぜひご覧ください。
▶ オーラルケアのよくある疑問に一問一答でお答えします!
❓ よくあるご質問
Q. 結局、電動と手磨きどちらを使えばいいですか?
A. 当院では、朝晩は電動(音波)ブラシ、日中はあえて手磨きという併用をおすすめしています。それぞれ得意な角度・力加減が違うため、組み合わせることで磨き残しを減らしやすくなります。
Q. 歯茎が弱い気がするのですが、電動でも大丈夫ですか?
A. ハイドロソニック プロには非常にやわらかい「センシティブ」ヘッドがあり、炎症がある歯茎にもやさしく使えるよう設計されています。ご不安な場合は診療時にご相談ください。
Q. 矯正中でも電動歯ブラシは使えますか?
A. はい、使えます。「シングル」ヘッドは矯正装置と歯の間のすきまや、歯茎ぎわの汚れを狙って磨けるよう作られているため、矯正治療中の方にもおすすめです。
📝 まとめ:電動も手磨きも、それぞれの良さを活かして
今回は、電動歯ブラシと手磨きそれぞれの特徴と、当院がおすすめする使い分け方についてお話ししました。
✓ 手磨きも電動も、それぞれに得意な場面がある
✓ 当院がおすすめするのは朝晩は電動、昼は手磨きの併用
✓ 電動の中でも歯科専用の「ハイドロソニック プロ」は幅広いお口の環境に対応
✓ 歯茎の状態や矯正の有無に合わせてヘッドの種類も選べる
「自分にはどんな磨き方・歯ブラシが合っているんだろう?」と気になった方は、下のボタンからお気軽にどうぞ。WEB予約は24時間いつでも受付中です😊
お口の中のお悩みや、治療について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

