こんにちは、歯科技工士の宮林です。
本日は雨からスタートです。しかし、気温は2-3日前から高めで、季節の変わり目を感じています。
外出が自粛された状況下ですが、家でできることを考えて楽しく過ごしたいですね。
というわけで、今回は家でも作ることができる「発酵漬物」について紹介したいと思います。
発酵させた漬物、というのはあまりなじみのない方もいらっしゃるかもしれません。簡単に申しますと「ぬかずけ」です。乳酸菌を用いて発酵させることによって、より良い効果があります。
実は体内は菌にとっては過酷な環境です。これは、胃と腸に強力な消火液があり、生き残ることが困難になってしまうためです。
しかし、漬物からとった乳酸菌は、乳製品からとった乳酸菌より腸で生きる力が強い為、長生きし、かつ悪玉菌を寄せ付けない力も強いそうです。
そもそも乳酸菌は、血中のプリン体の数を減少させる、花粉症やインフルエンザの罹患率を下げる、肌荒れや便秘の改善など、身体にいい効果をたくさん生み出してくれます。
簡単に作り方を紹介します。
・長く日持ちさせるため、炒りぬかを使用します。ぬか床1kgに対して、いりぬか400g(40%)、食塩50g(5%)、水550g(55%)を用意します。
・いりぬかに食塩と水を入れてよくかき混ぜ、容器に入れます。
・まず捨て漬けをします。新鮮野菜をぬかに隠れるように入れ、1日経ったら野菜を取り出します。
・野菜についたぬかは絞り出すように水分と共に取って戻します。
・捨て漬けした翌日は野菜を取り出して新しい野菜を漬けます。
・2日続けたら、その次の3日間はお休みです。これを2週間続けます。
・表面に白い粉がふいた様になったら、それをよく混ぜてください。
これで乳酸菌たっぷりのぬか床ができます。
強い乳酸菌が残れば、体に良いおいしい漬物ができます。
是非チャレンジしてみてください。
たくさんのことが“自粛”で大変な時期ですが、何事も継続は力なりです。今こそ一緒に力を合わせて困難を乗り越えていきましょう。