こんにちは歯科技工士の宮林です。
日に日に寒くなりますね。銀杏も鮮やかに黄色の木もあれば、早めの変化(紅葉)で、
すっかり葉が落ちてしまった木もあり、冬にまっしぐらを感じます。
私は歯科技工士です。特別器用だとは思いませんが、長いことこの職についています。
手(指)を使う職業。ピアニスト、漫画家、プログラマー、いやいや人は手(指)を
使って仕事をします。
BS-NHKの番組でおもしろかったので紹介します。内容はその一部です。
人に近いチンパンジー、枝から枝へ移動する時、よく見ると親指を触れないで
4本の指を引っ掛けて、木々を渡ります。
親指の短いサル(チンパンジーなど)は、しっかりとモノを握りしめることが、
苦手なんです。それに比べてヒトの親指は太くて長い。このおかげで強くしっかりと、
つかむことができるのです。しかも、親指の付け根にある筋肉(母指球筋)は、
霊長類の中でもひときわ大きく力を出せるのです。他にも優れた特徴があります。
広げることができる、90度垂直に曲げることができる、他の4本の指と接することが
できる、モノを間に挟むことができる。このように微妙な調整ができる親指、
力強さと器用さを併せ持つ親指。ヒトとサルの分岐点です。
人類の始まりが石器時代であるならば、まさに石を持った手(親指)が人類に
文明をもたらしたのです。 すごいですね『親指』