こんにちは。ただただ暑い毎日ですね。欧州諸国での山火事といい、先日の桜島の噴火といい。なんだか地球が怒ってるように感じてしまった感受性が強めな歯科技工士、佐藤れいあです。
先日、ドイツパンのお店に行って参りました。
ソーセージを挟んだパンと、右のヌスエッケン(Nuss Ecken)を頂きました。
ヌスエッケンとはドイツの伝統菓子で「Nuss=ナッツ、Ecken=かど」という名前の通り、三角形が特徴の、ナッツがふんだんに使われた香り高いお菓子です。ドイツ菓子は甘すぎず、素材の味を活かしていてとても美味です。
冒頭でも言いましたが、今年の夏は世界的にみても異常に暑いので、どうしても環境について考えずにはいられませんでした。
ドイツのフライブルクという街をご存知ですか?
フライブルクは「世界の環境首都」と呼ばれるほど、環境保全政策に力を入れた都市です。
なぜ環境保全に力を入れているのか。
その歴史は70年代にまで遡ります。
当時のドイツは工業国として経済発展する一方で、深刻な大気汚染と酸性雨の問題を引き起こしました。
これにより、グリム童話のゆかりの地としても知られるシュヴァルツヴァルト(黒い森)の樹木たちが枯れてしまい、ドイツ人に大きなショックを与えました。
桜が日本人の心であるのと同じように、森はドイツ人にとっての大事な心の一部だからです。
黒い森の近くの街であるフライブルクの市民は、このままではいけないと立ち上がったことで、今では環境先進都市として知られるまでに至ったのです。
フライブルクの中心地では、車の通行が規制されています。
人々は自転車や路面電車を利用して、排気ガスをなるべく出さない取り組みをしているのです。
また、いたるところにソーラーパネルを設置し自然エネルギーを活用しています。
使い捨てのゴミが増えないように、瓶やカップをデポジット制にしたり、街中水路をめぐらせることによって自然のクーラーとして活用し、節電にも力を入れています。
ものづくりを仕事とする身、工業国の国民として生きる身として、フライブルクから沢山ヒントをもらえそうです。
このブログを打っている時、私は無駄に冷えた部屋の中にいることに気付きました。
無意識って怖いですね。
これからはもう少し強めに環境を意識して暮らしてみたいと思います。