医療法人社団 愛正会 新秋津秋津駅前 まつばら歯科 歯科衛生士の橘です。
前回のブログで、寒くて歯がガチガチする「シバリング」についてお話ししました。
最近のメンテナンスで、顎が痛いというご相談を患者様から受けました。
顎が痛くなる原因には、顎関節症や、食いしばりや歯ぎしり、顔の神経の障害により起こるものがあります。ドクターによる診断が必要になりますが、ボツリヌストキシン注射という治療を聞いたことありますか?
美容の世界では、シワ取り、小顔効果などで、使用されているのが有名ですが、歯科では、歯ぎしりや食いしばり、筋肉の障害による顎の痛みなどの改善を目的として、行っています。
ボツリヌス注射の成分であるボツリヌスとには筋肉を動かすための神経伝達物質である、アセチルコリンの分泌を阻害する作用があります。アセチルコリンの分泌が阻害されると、筋肉を収縮させるための情報がうまく伝わらなくなり、筋肉の緊張が緩み、筋肉が、リラックスした状態になり、顎関節や、歯にかかる負担を減らすことができます。
歯ぎしりの自覚がある。 夜間、食いしばりで目が覚めたり、眠りが浅い。日中も気づくと食いしばりをしている、 肩こり、首こり、ずつうがある。 顎が痛い。 などの症状があり、マウスピースをしても改善がみられないなどございましたら、一度ご相談下さい。
注射は咬筋と呼ばれる部位に少しずつ注射します。
効果の持続は個人差がありますが、4〜6ヶ月くらいが目安となります。永続的に効果があるわけではないので、定期的に治療を行うことで、効果の持続と、改善になります。
いつでも、歯科医師、歯科衛生士にご相談下さいね!
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