こんばんは、歯科助手兼受付の鈴木です。
待ちに待った秋の到来かと思ったら、今日はまた三十度を超える暑い日になりましたね。
私の弟は小学生六年生なのですが、弟の通っている小学校では、現在インフルエンザで学級閉鎖になっているクラスもあるようで、修学旅行にみんなで揃っていけるか不安そうでした。季節の変わり目ですので、皆様体調にはお気をつけください。
先述した通り、私の弟は現在小学生六年生なのですが、もっとずっと幼い頃から定期検診で歯医者に行く度に先生から「もうちょっと歯磨き頑張りましょうね」と言われ続けていました。
それを聞いて私は、「歯磨き中に他のことをしないでしっかり磨きなさい」と口で言うだけでした。しかし、歯科医院で働いてみて、仕上げ磨きについて学び、今では可能な日は必ず弟の仕上げ磨きを行うようになりました。
今日のブログでは、そんな仕上げ磨きの重要性についてお伝えします。
・「うちの子、もう自分で磨けるから…」
そう思って、仕上げ磨きを卒業していませんか?
実は、子どもの歯を虫歯から守るために、小学校中学年ごろまでの仕上げ磨きはとても大切です。大人から見れば“もう十分に大きくなった”ように見えるお子さんでも、歯磨きの技術はまだ未熟です。奥歯や歯の裏側に磨き残しがたくさん残っていることが少なくありません。
・どうして仕上げ磨きが必要なの?
子どもは手先の発達が未熟なため、細かい動きが必要な歯磨きがうまくできません。とくに奥歯の噛み合わせの溝や、歯と歯の間には食べかすや歯垢が残りやすく、そこから虫歯ができてしまいます。
また、子ども自身も「なんとなく歯ブラシを動かしているだけ」になりがちで、“磨いたつもり”と“実際に磨けている”ことは大きく違うのです。
そこで、保護者の仕上げ磨きが虫歯予防の決め手になります。子どもが自分で磨いたあと、最後にサッと仕上げるだけでも、虫歯のリスクをぐっと減らすことができます。
・いつまで続ければいいの?
理想は小学校高学年くらいまで。個人差はありますが、自分でしっかり磨けるようになるのは10〜12歳ごろです。私自身、「もう小学校高学年なんだから、一人で磨いてね」と思っていたのですが、まだまだ手助けが必要なので、可能な限り仕上げ磨きを行ってあげてください。
「もう嫌がって仕上げをさせてくれない…」というお悩みも多いですが、スキンシップの一環として声かけや工夫を取り入れることで、嫌がらずに続けられることも多いです。
🌟仕上げ磨きのコツ
•明るい場所で、お子さんを寝かせて行うと見やすくておすすめ
•歯ブラシは小さめでやわらかい毛のものを
•力を入れすぎず、やさしく小刻みに動かしましょう
•「きれいになってるよ」「がんばったね」と声をかけてポジティブな体験に
毎日のことなので、大変に感じるときもあるかもしれません。でも、毎晩2〜3分の仕上げ磨きで、将来のお子さんの健康な歯を守ることができるのです。
私の弟も仕上げ磨きをするようになって虫歯がなくなり、先生にもよく磨けてるねと褒められるようになって、以前より歯医者に行くのを嫌がらなくなりました。
最後に
乳歯は「いずれ生え変わるから大丈夫」と思われがちですが、乳歯の虫歯が永久歯にも悪影響を与えることがわかっています。健康な口内環境は、子どもの一生の財産です。
仕上げ磨きは、親子のコミュニケーションの時間でもあります。ぜひ、今日からまた少しだけ、仕上げ磨きに力を入れてみませんか?
お子さんの健やかな笑顔と未来のために、私たち医療法人社団愛正会 新秋津・秋津駅前まつばら歯科も応援しています。
